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九州各地で大雨特別警報発令

環境技術
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纏めて降るのは止めて欲しいが、皆様におかれましては十分に注意して欲しい。

大雨特別警報、熊本の7市町に拡大 土砂災害や浸水相次ぐ

2025年8月11日 0時38分(2025年8月11日 9時27分更新)

気象庁は11日午前9時15分、熊本県天草市に大雨特別警報を新たに発表した。命の危険が迫っており、ただちに身の安全を確保しなければならない状況だとしている。

朝日新聞より

この頃は、この手の水害のニュースも驚かなくなってきたが、水害対策はなんとかならないのかな。「温暖化」と結びつけたがる方も多いとは思うけど、そっちよりも水害への備えを充実させて欲しい。

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先ずは自身の安全を確保

線上降水帯

さて、今回の話、線上降水帯の発生により、集中的に雨が降った結果が熊本の災害だ。だから、対策と言っても簡単ではないと思う。

前線や低気圧に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、10日以降、九州各地や山口県では線状降水帯が相次いで発生。11日午前8時47分には熊本県の熊本地方と天草・芦北地方で発生した。

気象庁によると、11日午前1時40分までの6時間で玉名市では344.0ミリ、熊本市中央区では249.0ミリの雨が降り、それぞれ観測史上1位の値を更新した。

朝日新聞「大雨特別警報、熊本の7市町に拡大~」より

一応、警戒するように呼び掛けくらいはできるようだけれど、今のところその程度。

そして、台風さんも来ていらっしゃる。今回は11号らしいね。

台風のことはさておき、線上降水帯の話である。

線上降水帯とは、次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなした、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50~300km程度、幅20~50km程度の強い降水をともなう雨域と定義されている。

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注目されるようになってきたのは2014年以降のようだが、気象庁の調査では過去にも発生していた可能性が高く、単に知られていなかっただけらしい。そういえば、日本語には「土砂降り」「篠突く雨しのつくあめ」「飛雨ひう」「鬼雨きう」とか激しい雨を表現する言葉があって、古来から結構纏まった雨が降ることはあったらしい。

ただ、近年は被害の大きさが注目されるようになっている。

九州地方で水害に

今回の雨も線上降水帯の発生が確認され、大きな被害を生じている。

11日にかけ九州山口でさらに線状降水帯のおそれ 厳重に警戒を

2025年8月10日 22時34分

前線の影響で福岡県と山口県、それに大分県で線状降水帯の発生が相次いだほか、夜になって発達した雨雲は南下し、熊本県でも猛烈な雨が降って線状降水帯が発生し、災害の危険度が非常に高まっています。11日にかけて九州北部と南部、山口県ではさらに線状降水帯が発生し、雨量が増えるおそれがあるため10日夜は安全な場所で過ごし、土砂災害や川の氾濫などに厳重に警戒してください。また、東日本や北日本でも大雨のおそれがあり、土砂災害などに警戒が必要です。

NHKニュースより

随分と河川の水量が増えているので、未だ未だ警戒が必要な状況が続いている。

県によると、玉名市は土砂災害や洪水、浸水に警戒する必要があるとして、警戒レベルが最も高い5にあたる「緊急安全確保」を市全域の2万8284世帯、6万3921人に出した。

記録的な大雨を受け、熊本県内では、浸水や土砂災害が相次ぎ、人が川に流されたなどの通報が寄せられている。

朝日新聞「大雨特別警報、熊本の7市町に拡大~」より

流石にここ近年で水害が多すぎるので、個々に避難できるような指導をしているようだ。

内水氾濫が多く、雨水の貯留浸透施設などを作るようなというようなことをやってリスク軽減を図り、ハザードマップの見直しなどもかけている様だが……。

まあ、直ぐには完成しないわけで。

行政の努力はもちろん必要なのだが、それぞれ自身で判断して避難できるような心構え、或いはそのような避難訓練はしておくべきだと思うんだよね。

追記

雨の勢いが強くなっているみたいだね。

早速災害救助法の適用が。

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