未だ騒いでるな。
【社説】経済同盟の現場で起きた韓国人の大規模拘禁事件
2025.09.08 15:33
米国ジョージア州の現代自動車・LGエナジーソリューション合弁バッテリー工場で、不法滞在者摘発と大規模拘禁という衝撃的な事件が発生した。ジョージア州は現代自動車グループをはじめ、SKイノベーション、ハンファソリューション、斗山ボブキャット、ハンコックタイヤなどの国内企業がバッテリーや自動車、物流、太陽光発電工場を運営したり投資を計画したりする韓米経済同盟の象徴的な現場だ。
中央日報より
どうもコトの重大性を理解していないらしい。中央日報の社説がこれだもんなぁ。
遵法精神が未熟な国家
それは犯罪です
この件は、数日前にこんな記事で触れている。
アメリカの工事現場で不法就労者が拘束されたという事件で、日本では入管法70条に抵触して3年以下の懲役または300万円以下の罰金に処される。それとは別に入管法24条に抵触して、強制退去に処される。
アメリカがどのような量刑を設定しているかは知らないが、それなりに思い刑罰が課される事案である。
そのような場所で、韓国の労働者300人余りが鎖やケーブルタイで拘禁され、まるで重大犯罪者のように連行される映像に、国民は大きな衝撃を受けた。幸い、政府が迅速に動き米国側と交渉を妥結し、チャーター機を手配して抑留されていた労働者を帰国させることにした点は評価に値する。大統領が総力対応を指示した後、政府と企業、経済団体が迅速に動いた結果だ。
中央日報「経済同盟の現場で起きた韓国人の大規模拘禁事件」より
中央日報は、何か「犯罪者ではない」みたいな書き方をしているが、十分に犯罪要件を構成する。調べたら、最長5年間の再入国禁止措置となるらしい。
序でに、雇用側であるHL-GAバッテリー会社か、その工事を請け負う業者も、入管法第73条の2「不法就労助長罪」と雇用対策法第28条「雇用管理上の義務違反」が課され、それなりに重い刑罰の対象になる。
同盟国といえど例外はない
そして、同盟国なんだから……、というような不満を漏らしているが、バカじゃないのかな?
実際に、ESTA(電子渡航認証)や短期商用(B1)ビザで工場勤務をすることは現行法違反の余地がある。その点では韓国企業も過去の慣行を省みる必要がある。しかし米当局が自国ビザ制度の硬直性を考慮せず、摘発だけを強化するのは道理に合わない対応だ。韓国企業が現地工場を稼働するのに必要なエンジニアや熟練人材向け就労ビザは極めて取得が難しく、駐在員や投資家ビザも発給が厳しく手続きに長い時間を要するため、短期派遣には事実上使えない。その結果、韓国企業はESTAや短期商用ビザに頼らざるを得ない構造に追い込まれている。
中央日報「経済同盟の現場で起きた韓国人の大規模拘禁事件」より
それどころかアメリカの制度批判を始めちゃった。
本件は、アメリカの現地工場建設にあたって、単純労働の手が足りずに韓国からB1ビザ(短期商用)でアメリカに入国して不法就労させちゃった事案。
300人規模で就労させていたのだから、計画的に行われていただろうし、専門就労(H-1Bビザ)や企業内転勤(L-1ビザ)、或いは短期作業用(H-2Bビザ)を発行が難しいからというのは言い訳にならない。必要なら現地の労働者を雇う、それが常道だろう。
ただコストや手間を惜しんでESTAで不法就労させるのは“慣行”ではなく、単なる法令違反だ。
韓国側、ごねる
何故、そういうことが分からないのかが理解できないんだが。
韓国企業は造船、半導体、太陽光、バッテリーなど戦略産業において大規模な対米投資を進めている。ビザ問題が解決されないまま強硬な摘発が続けば、この分野の投資意欲は揺らがざるを得ない。結果として、米国の製造業復興にも逆効果となるだろう。
韓国政府も今回の事件を教訓とすべきだ。迅速な帰国が実現したのは幸いだが、再発防止のための制度改善や外交的な安全装置の整備が急務だ。
中央日報「経済同盟の現場で起きた韓国人の大規模拘禁事件」より
寧ろ、迅速は帰国を実現したのだから、アメリカ側の温情ではないか。
この件ではどうやら韓国側はE-1/E-2/E-3 ( 商用・投資・専門職ビザ:非移民)のカテゴリーに新たにE-4というカテゴリーを新設して、労働者派遣をし易くして欲しいという要請を行っているようだ。
米国のビザ発給制限が韓国の数十億ドル規模の投資に障害
公開日時: 2025年9月8日 19:23
ジョージア州における韓国人労働者に対する米国の移民規制強化は、数十億ドル規模の投資プロジェクトを実行しようとする韓国の大手財閥が直面する深刻な人材不足と不利なビザ制度を浮き彫りにした。
~~略~~
韓国貿易協会(KITA)と韓国企業は、他国向けに既に設定されている枠と同様に、年間1万5000件のE-4ビザ創設を提案した。オーストラリアは1万500件、シンガポールは5400件、チリは1400件の枠を確保している。これらの国々はFTAの早期締結により枠を確保することに成功した。
korea JoongAng Dailyより
なお、この手の申請は過去にも何度か行っていて、否決されている。
特別枠を作ってくれという申請は分かるのだが、アメリカ側の意向としては、建設にはアメリカ人を使ってくれと言う話なので、平行線になるだろう。
韓国側の要請としては真っ当だけど、それだったらアメリカの現行法制下で対応出来る方法を模索すべきであって、韓国内でしか通用しないOINKロジックを持ち出してはならない。
追記
シンシアリーさんのところでも言及があったんだけど、確かに「コレ一件とは限らない」よねぇ。
米国土安保部長官、拘禁韓国人「追放されるだろう」…韓国政府の説明とは異なり
2025年9月9日 9時01分
クリスティノーム米国国土安保部長官が拘禁された韓国人労働者を「追放する」と表現した。 「自国出国で不利益がない」という韓国政府の説明とは違いがある。
daumより
追放(Removal Order)処分になると、アメリカに5年間渡航が出来ないというペナルティーを受ける。それを破ると20年渡航禁止である。
それは「不利益だろう」と騒いでいるのだが、そりゃ、法律を破ったのだから当然である。
対米投資、米国がビザを払わない場合、私たちも止めよう
2025年9月9日 03:01
国民感情に言及しなくてはならない。事件が発生したのはジョージア州現代自動車・LG合作バッテリー工場だ。装甲車が押して入ってきた。ライフルなどで脅かして統制した。何百人もの職員を外壁に追いやって手をつないで立てた。鎖で腕と足を結んで連行した。このように大韓民国労働者300人余りが収容施設に監禁された。カビ、虫が沸騰する最悪の施設だ。米国女性極右政治家は「私が申告した」と自慢までした。大韓民国国民がみんな見守った。
~~略~~
LGエネルギーソリューションはチェ・ジョンイェ部隊まで派遣した。完工すれば米国に役立つ工場だった。そんな韓国労働者を世界的な犯罪集団として逮捕した。
ビザ問題もそうだ。合法のために我々は努力を続けた。最大の米国投資国に合ったビザクォーターを要求した。カナダ、メキシコ、オーストラリア、シンガポール、チリに出したビザクォーターだ。
Daumより
ビザクォーターというのはE-2ビザ(投資家ビザ)やB-1ビザ(商用ビザ)のことのようだ。
韓国に対してアメリカ当局はこの手のビザの発行を制限しているようで、供給量が少ないらしい。カナダ、メキシコ、オーストラリア、シンガポール、チリには、特別枠を設けて、韓国には設定しないとはナニゴトだ!とお怒りのようだが、これは問題を履き違えている。
そもそも、FTAを結んだ序でに作った特別枠(オーストラリア:E-3ビザ、シンガポール&チリ:H-1B1)を設けて労働派遣可能という風にした時期と、「ちょっとやり過ぎたな」と議会が反省した時期に韓国とFTAを結んだという経緯があって、韓国には特別枠を作らなかった。
NAFTA加盟国のカナダやメキシコは、TNビザに発行数制限がないのであって特別枠とはまた違うらしいけれど。
まあ、要は韓国様にも特別扱いを!と言うことらしいんだけど、それは大いに主張して頂くのは構わないが、現状で枠がないのだから法令に従うのが筋だよね。そこが分からないのが韓国「らしい」ね。
コメント
世界最高民族である大韓民国国民様が米帝への投資と雇用創出の為にわざわざ出向いて工場を作ってやるんだからビザなんて関係無いって韓国ネット界隈でキレ散らかしてますねえ。
投資したのに後頭部殴られたって言ってるけど、何十兆と投資したとしてもまずはルールを守れとしか…
じゃあ韓国国内では完全オープンに不法就労ウエルカムだったらまあわからないでもないけど、韓国国内で滅茶苦茶厳しく取り締まってますからねぇ。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-09-09/T2B72FGOYMTJ00
今回の一斉摘発はおそらくこれの為にトランプ政権が韓国に圧力をかけるためだと考えられる
韓国人の不法就労は以前からずっとあったはずなのにこの時期の突然の摘発ですからね