いきなり、ギア上げてきたな。
自民党の古屋選対委員長が議連で訪台へ、頼清徳総統と会談予定 中国反発も
2025/10/7 12:23
台湾との友好関係を重視する超党派の議員連盟「日華議員懇談会」は7日、台湾の双十節(建国記念日)に合わせて9、10両日に台湾を訪問すると発表した。
産経新聞より
この他に、竹島の日に閣僚を派遣するとか色々動いてくれると、嬉しいんだけれども。意図せずに、韓国ネタが4つも続いてしまったので、ちょっとお口直しに。
- 台湾の建国記念日に合わせて選対委員長に内定した古屋氏が訪台することに。
- 古屋氏は「日華議員懇談会」の関係で台湾との外交に積極的に参加している。
- シーレーン防衛には日台関係を進める必要があり、日本版の台湾旅行法も必要に。
外交的な導線になる
歴史戦は引くべきところではない
殊更外国と揉める必要はないというスタンスは分かるんだけど、歴史戦では引き下がっても良いことはない。
今まで散々失敗してきたから。
会長は自民党四役の選対委員長に就いた古屋圭司氏で、古屋氏ら約30人が参加する見込みだ。頼清徳総統との面会を予定している。台湾を自国の領土とみなす中国が反発する可能性がある。
産経新聞「自民党の古屋選対委員長が議連で訪台へ~」より
ここでは、アメリカの「台湾旅行法(Taiwan Travel Act)」のような法律を作って、正式に安全保障や経済関係の交渉を「外交」として行えるようにすべきだと思う。
台湾旅行法は、アメリカ政府・議会・軍の高官が台湾を訪問できる法的根拠を作ったもので、3条しかない極めて簡素なものだ。
しかし、積極的外交を行うことで日本としても外交と防衛についての関係を深めておくべきなのである。
そういう意味でも、支那側の要求を受け入れるだけでなく、一部は撥ね除けるくらいの強さを示すべきだ。反発は織り込み済みで、動くべき事案である。
安全保障の為に
こうした動きは、高市氏が総裁に選出される前からの動きなので、今回の訪問そのものは文句を言われる筋合いのない話。
李逸洋・ 駐日代表が「日華議員懇談会」と台湾立法院国民党議員団の傅崐萁団長ら一行との交流会に参加
2025-09-09
李逸洋・ 駐日代表が「日華議員懇談会」と台湾立法院国民党議員団の傅崐萁団長ら一行との交流会に参加
9月4日、国民党の傅崐萁・立法委員(国会議員)を団長とする立法院国民党議員団一行26名は、「日華議員懇談会」(以下、日華懇)の古屋圭司・会長/衆議院議員ら14名の超党派の衆参両院議員を表敬訪問した。双方は台日関係について意見交換を行い、台北駐日経済文化代表処の李逸洋代表も出席した。
TAIWANの公式サイトより
9月にもやっていたしね。

古屋氏を選んだ時点で、冒頭のような動きは織り込み済みといって良い。
シーレーン防衛を考えると、台湾との関係は避けて通れない。寧ろ、これから積極的にやっていくべきである。
そうすると、今後、高市首相が誕生した際に、非常に重要になるのは、この動きに対応出来る防衛大臣を選ばねばならないことだ。
防衛大臣は誰に?!
さて、では誰が?となると、これがまた難しい。
幹事長・鈴木氏、政調・小林鷹氏 麻生副総裁再登板、萩生田氏も起用―官房長官に木原稔氏・自民人事
2025年10月06日20時32分
自民党の高市早苗総裁は7日、新執行部を発足させる。幹事長に麻生派の鈴木俊一総務会長(72)、政調会長に小林鷹之元経済安全保障担当相(50)を起用。麻生太郎元首相(85)が副総裁に再登板し、幹事長代行に旧安倍派の萩生田光一元政調会長(62)が就く。高市氏が首相に就任した場合の官房長官として木原稔前防衛相(56)が内定した。
時事通信より
第一候補だと目していた木原稔氏があろうことか官房長官に内定しているので、他にお願いしなければならない。中谷氏は石破政権の重鎮で、極めて重要な防衛外交をした立役者ではあるが、ここで続投は考えにくい。
刷新する為には、台湾関連の重要な仕事をした岸信夫氏は健康面の不安によって議員を辞められてしまったので、もうここは民間登用しかないかもしれない。
浜田靖一氏や小野寺五典氏も防衛大臣経験者として悪くなかったのだけれど、台湾関係の整備はなかなか荷が重い感じだし、高市氏推しではなかったんだよね。
案外、元陸上幕僚長の岩田清文氏辺りを目玉人事と位置づけて、大抜擢しても良いかもしれない。
この辺りは、高市氏が無事に首相になれたら、の話なんだけどね。
コメント
こんにちは。
>歴史戦は引くべきところではない
「押さば押せ、引かば押せ」
相撲の極意だそうで。ここは国技に習って、押しの一手で行って欲しい。
※で、たまにうっちゃる。これで勝つる。
防衛大臣は、中谷氏留任で良いと思います。
自分で「レンジャー!」って言って降下訓練飛び降りる大臣なら、みんな就いていくし。
こんにちは。
この手の駆け引きは大切だと思います。
勝負所は見極めたいですね。
中谷氏は悪くないと思っているんですが、石破色がつきすぎて、今回はスキップかなーと。