本日はちょっとだけ国内の話題も。
「深刻な数字」公明出身の中道・中川氏、中国からの訪日客減に 政府「全体として好調」
2026/3/6 14:04
6日の衆院予算委員会で、中道改革連合の中川宏昌氏は、中国から日本を訪れる観光客の減少について「深刻な数字だ」と危機感を示し、政府に改善を求めた。
産経新聞より
中革連ニュース!だと思ったら、公明党ニュースなのか?
どうやら、観光客数を問題にして質問した議員がいたようなのだ。
インバウンドに纏わる収益
12月までの動向
予算委員会でするべき質問なのかは疑問だが、切り口が面白かった。
まず、記事にツッコミを入れる前に実情を把握しておこう。最新のデータは、2025年12月までのデータを見つけたので紹介。

伸びは鈍化しているものの、順調に伸びているという評価だ。
日本政府観光局(JNTO)が2025年12月の訪日外客数データを公表しました。 2025年12月の訪日外客数は361万8千人となり、前年同月比3.7%増加し、12月としての過去最高を記録しました。 前年比でみてみると、+16.9%(8月)→+13.7%(9月)→+17.6%(10月)→+10.4%(11月)と4カ月連続で10%を超えていたものの、12月は+3.7%と伸びは鈍化する結果となりました。
アイ・エヌ情報センターのサイトより
つまり、全体としては伸びていると。

ただし、支那からの観光客は大幅に減ったとのこと。
質問では1月までのデータも
ところが、この質問では支那人観光客の数を質問したのだとか。
中川氏は、2025年の年間の訪日外国人客(インバウンド)が史上初めて4000万人を突破したことを歓迎しつつ、「勢いに水を差す事態が発生している」として、中国人観光客の減少について問題提起した。昨年10月から今年1月までの、前年の同時期と比べた数字を尋ねた。
観光庁の木村典央次長は「昨年10月は約23%増の72万人、昨年11月は約3%増の約56万人、昨年12月は約45%減の約33万人、今年1月は約61%減の約39万人だ」と答えた。
産経新聞「「深刻な数字」公明出身の中道・中川氏~」より
減ったらしい。良かったじゃないか!
中川氏は、「昨年12月が45%減、今年1月が61%減ということで深刻な数字が示された」と感想を語った。
産経新聞「「深刻な数字」公明出身の中道・中川氏~」より
ちょっと意味がよくわからないのだが、全体的に見ると増えているのだから、何の問題があるのか?という疑問が沸き起こる。
支那からの観光客が減って、他の地域の外国人が増えたのだと、そういうデータが出ているのに、質問者の中川氏は「このままでは2030年の訪日客6000万人達成は不可能!」なんだそうな。
良いことじゃないか。
金子氏は「民間交流の基盤である観光の役割は極めて大きい。インバウンドの多様化を進め、世界各国との交流を進めていくことが重要だ。中国からの訪日客は割合的に減ったが、欧米やオーストラリア、アジアの各国からも訪日客が増え、(中国客の減少を)補うところまできている」と述べた。
産経新聞「「深刻な数字」公明出身の中道・中川氏~」より
国交大臣の金子氏は、「全体としたは増えている!」(キリッ)という感じであった。もはやこれに尽きる。
前年同月比で減少
ちなみに、1月のデータについては、前年度月比で4.9%減少したようだ。
ただし、インバウンドで稼いだ額が減ったかどうかについては、こちらのニュースを見ながら考えていきたい。
在日の中国系観光ビジネス「一条龍」が苦境 日中対立のあおりで
2025年12月25日 5:00
中国政府による日本への渡航自粛要請を巡り、日本で中国人旅行客を対象として「一条龍(一匹の龍)」と呼ばれるビジネスを展開してきた同国系企業が苦境に立たされている。
日本経済新聞より
実は、支那人観光客の相当の割合は「一条龍ビジネス」と呼ばれる支那系サービスを利用して、日本のサービスを使わない傾向にある。

だから、支那人観光客が多数来ても、実のところインバウンド収入が大きく増えるわけではない。ちなみに、インバウンドの収入計算って、「日本国内でどれくらい使いました?」と聞いて、集計するそうな。

つまり、一条龍に支払って実際に国内消費に繋がっていなくとも、インバウンドにカウントされる構造になっていたりする。
まとめ
公明党議員が国交省行政に詳しいことは、長年にわたり国土交通大臣を輩出してきたことから指摘するまでもない。
このようなからくりになっていることは知っていて当然だ。
その上で、こんな質問をしているのだ。一体、何処の国の議員なんだろうか?




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