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『日本船だけ通す』という都合のイイ話、イランの詐術外交

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中東
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これを歓迎する人々の気がしれない。

日本船のホルムズ海峡通過「認める用意」イラン外相 封鎖の一時解除向け日本側と協議入り

2026/3/21 08:46

米イスラエルと交戦中のイランのアラグチ外相が20日、共同通信の電話インタビューに応じ、事実上封鎖されたエネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡について、日本側との協議を経て日本関連船舶の通過を認める用意があると明らかにした。

産経新聞より

噂によると有能な外務大臣らしいが、しかし、日本の船を足止めしているのは革命防衛隊なんだぜ。

交渉相手になるのか

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革命防衛隊の蛮行は続く

周辺国の石油関連施設も攻撃し始めた話は、別の記事でも触れているのだが、日々報じられている。

イラン革命防衛隊、周辺3か国の石油関連施設へ「数時間以内に攻撃を行う」と警告

2026/03/18 23:12

イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」は18日午後(日本時間同日夜)、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)、カタールの3か国にある石油関連施設周辺の住民らに対し、数時間以内に攻撃を行うとして避難するよう勧告した。

讀賣新聞より

これがまた、身勝手な話なのだが、アメリカの同盟国ならガンガン攻撃してやるぜということらしい。

米政権、革命防衛隊とヒズボラのテロ組織指定へ同盟国に働きかけ

2026年3月17日午前 10:50

ロイターが入手した米国務省の内部電報によると、トランプ政権は、攻撃のリスク‌が高まっていることを理由に、イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)とレバノンを拠点とする親イラン武装組織ヒズボラをテロ組織に指定するよう同盟国に⁠働きかけることを、海外の米外交官に指示した。

ロイターより

アメリカは革命防衛隊をテロ組織扱いしようと、各国に働きかけているようだ。とっくにテロ組織だと思っていたけど、違うのだろうか?否定する要素は凡そ思いつかない。

イラン革命防衛隊がホルムズ海峡封鎖、通過の船舶「炎上させる」と警告

2026年3月3日午前 5:29

イランの精鋭部隊「イスラム革‌命防衛隊(IRGC)」の司令官は2日、エネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡を閉鎖したと明らかにし、同海峡を通過しようとする船舶は⁠「炎上させる」と警告した。イランのメディアが報じた。イランが先月28日に、「ホルムズ海峡の通過を一切許可しない」と船舶に通告して以来、最も明確な警告となる。

ロイターより

国際社会に対して「ホルムズ海峡を封鎖してやる」と脅しをかけてからこっち、ずっと混乱が続いている状態なのである。テロリストを放置してはならない。

何の権利があって

こういった動きに対して、19日付で共同声明を発表した日本+5カ国。

日本と欧州5カ国、ホルムズ海峡でのイランの攻撃を「最も強い言葉で非難」 共同声明発表

2026/3/19 22:58

英仏独伊とオランダ、日本は19日、イランによるホルムズ海峡での商船に対する攻撃や、周辺国のガス関連施設などに対する攻撃、イラン軍部隊によるホルムズ海峡の事実上の封鎖を「最も強い言葉で非難する」との共同声明を発表した。

声明は「紛争のエスカレートを深く憂慮する」とした上で、イランに対し、無人機(ドローン)やミサイルによる攻撃や機雷の敷設といった、ホルムズ海峡での民間船舶の通航を妨げる行為を直ちに停止するよう要求した。

産経新聞より

この後、カナダが加わって7カ国になった。

日欧など7カ国、ホルムズ海峡の安全航行に貢献 イランの封鎖を非難

2026年03月20日07時29分

日本と欧州などの計7カ国首脳は19日、共同声明を発表し、イランに事実上封鎖されているホルムズ海峡で「安全航行を確保するための適切な取り組みに貢献する用意がある」と表明した。声明は当初、日本と英国、フランス、ドイツ、イタリア、オランダが発表し、後にカナダも加わった。

時事通信より

……いない国は「問題ない」と考えているのだろうか?

各国とも迷惑をしていて、イランのやっていることは完全に国際法的にアウト。アメリカやイスラエルにそれを糾弾する責任はないかもしれないが、西側諸国というククリでまとめられるとこっちは大迷惑である。

何の権利があってホルムズ海峡を封鎖しているのか、意味がわからない。

そして船員の生命が危険に晒される

流石に、国際海事機関(IMO)としても看過できない事態と認識したようだ。

国際海事機関、船員救出へ安全回廊提案 ペルシャ湾で2万人足止め

2026年3月19日午後 2:43

国連の国際海事機関(IMO)は18日、イラン戦争によりペルシャ湾で足止めされている約2万人の船員‌を救出するため、安全な海上回廊の確保を提案した。

イランがホルムズ海峡を通過する船舶への攻撃を警告して以降、数百隻の船舶がペルシャ湾で停⁠泊を余儀なくされている。

提案はロンドンで開催されたIMOの理事会で、バーレーン、日本、パナマ、シンガポール、アラブ首長国連邦(UAE)が提出し、米国が支持した。

ロイターより

実に勝手な話だが、実際に足止めされているタンカーの船員の生命は危険に晒され続けており、下船すらままならないのである。

イランの議会は、ホルムズ海峡で通行料を取る事を考えているというアホな話も聞こえてくる。

イランとしては革命防衛隊の蛮行を利用してホルムズ海峡をこのまま掌握し、外交を進めていく気なのだろう。タンカーの船員を人質にして、だが。

交渉相手なのか

そういった状況でイランの外務大臣は、「交渉する」とか言い始めたわけだ。

封鎖の一時解除に向け既に日本側と協議に入ったと明言。戦闘終結を巡り「停戦は受け入れない。完全で包括的で永続的な終戦を望む」と述べた。

産経新聞「日本船のホルムズ海峡通過「認める用意」~」より

だけに、本当に冒頭の外務大臣が交渉相手として適切かどうか、疑わしい。バカも休み休み言えよと。

そもそも、革命防衛隊はイラン政府の指揮権下にない。直接のトップは最高指導者のモジタバ氏である。だが、生死は不明だ。

時々、文章で声明がでてきているらしいが。

最高指導者モジタバ師、イラン新年で声明「敵に打撃を与えている」

2026年3月21日 5時55分

イランの最高指導者モジタバ・ハメネイ師は20日、イスラム教の断食月(ラマダン)明けとイラン暦の新年に合わせて声明を発表した。激しさを増す米国・イスラエルとの戦闘について、殺害された父ハメネイ師をはじめ多くの犠牲者が出ているものの、「敵を混乱させる打撃」を与え、国民の団結によって敵陣営に亀裂を生じさせていると強調した。

モジタバ師は3月8日に最高指導者に選出されたが、まだ公の場に姿をみせていない。負傷しているとの見方がある。今回の新年声明も、国営テレビや政府系メディアを通じて発表された。

朝日新聞より

これも、生きている証拠になるかと言えばかなり怪しい。

そうすると、日本がイランの外務大臣と話をして一体どんな外交的成果を得られるというのか。

まとめ

日本にタンカーが来ないというのは非常に困った事態である。それを何とか解消したいという気持ちは、もちろん僕にもあるわけだが、アラグチ氏に話をしたら何かが解決するか?というと、実の怪しいと思っている。

日本側が何らかの取引を持ちかけた場合、その利益だけ持ち逃げされる可能性が非常に高いんだよね、今回の場合。

コメント

  1. 匿名 より:

    どうもー!

    イランの核開発が根本的な問題なわけで、少数の地上部隊送って核施設だけ占領すれば良いと思うのですがその障害となる何らかの理由があるんてしょうね
    空爆してダメならカーグ島占領して再度交渉するしかないですね

    • 木霊 木霊 より:

      どーも。

      イランの核開発関連の話、なかなか押さえられないようですね。
      やはり航空爆撃だけでは潰せないということなのでしょうが、地上部隊を送るのは結構厳しい感じ。
      カーグ島占領は……、やるかもしれませんが結構大変な事になりそうです。

  2. 砂漠の男 より:

    これはイランの毒饅頭ですね。

  3. 七面鳥 より:

    こんにちは。

    ・どう考えても「離間工作」
    ・その裏で、イラン政権側としては、日本を敵に回したくないのは確かだと思える
    ・茂木外相「抜け駆けしようとは思わない」対応早い
    ・イラン政権側と革命防衛隊側での意思疎通が上手くいってない、一枚岩ではない

    こんな所でしょうか。

    そんな工作にハマるのは南韓くらいなものではないかと……

    • 木霊 木霊 より:

      こんにちは。

      イラン大統領のペゼシュキアン氏も「海峡は敵対国以外には開いている。脅しは我々の団結を強めるだけだ」などと宣ったそうですから、付ける薬がありませんね。