安全工業ではなく、危険工業だったかもしれない話は前にも書いたが、そろそろ笑えない状況が明らかになってきた。
【速報】「頻繁な警報機の誤作動…その日も職員が消した」安全工業の火災状況を確認
入力 2026年4月7日 午前11時23分
14人が死亡し、60人が負傷する大規模な惨事が発生した大田(テジョン)の安全工業火災事故を捜査中の警察は、火災発生時に鳴った警報器を会社の従業員が勝手に止めた状況を確認した。
NAVERより
何のための警報器なのかと。
警報は鳴ったが直ぐに止まった
警報器を止める意図があった
先ずは先日の記事のリンクから。
車両用部品を製造する機械加工の会社で、金属加工を行う切削油が燃え広がってしまい、14名の従業員が亡くなってしまった痛ましい事件だ。具体的な出火原因は未だ不明である。
で、本日の続報は、警報器を勝手に止めた従業員がいたよという話。
警察は、火災当時、警報器が人為的に消された可能性が高いと判断した。火災当時、警報器が鳴ったもののすぐに止まり、避難放送も流れていなかったという従業員の証言も多数確保された。
大田警察庁広域犯罪捜査隊長のチョ・デヒョン氏は、「現在、火災警報器に最初に近づいた人物を特定した」とし、「立件した人物のうちの1人だ」と述べた。
その上で、「当該者は警報器を消したのではなく、別の特定のボタンを押したと供述しているが、調査の結果、そのボタンは存在しないことが確認された」と説明した。
続いて、「サイレンや避難放送など4つのスイッチがすべてオフになっていた点から見て、誰かが意図的に操作したと見るほかない」とし、「現在、供述の信憑性を確認中だ」と付け加えた。
NAVER「【速報】「頻繁な警報機の誤作動~」より
少なくとも、間違って消してしまったわけではなく、警報を止める意図があったことは間違いなさそうだと報じられている。
誤作動が頻繁に
その従業員が、何故、警報を止めたのか、だが、こんな話がある。
警察は、普段工場で火災警報器の誤動作が頻繁だという点も注目している。実際の現場には「警報を消す方法」が書かれたメモが付いていたことが確認された。警報が上がれば火災の有無を確認した後消すのではなく、一度警報から先に消す慣行があった可能性が提起される部分だ。
NAVER「【速報】「頻繁な警報機の誤作動~」より
どうやら、普段から火災報知器の誤作動が頻発しており、火災報知器を黙らせる方法が周知されるようにメモがあったようだ。
火災が発生したかを確認する前に、警報を消すことが習慣づけられていたらしく、実に救いのない話である。
既に、従業員に避難訓練なども行われておらず、避難経路も確保されていなかった疑いが高いという話はあったが、ここに来て更に酷い話が出てくるとは思わなかった。
不法建築の2.5階
また、亡くなった従業員がいたスペースは不法建築された場所だったらしく、スプリンクラーなどの消火設備もなかったのだとか。
ソン代表は警察の調査で、2015年下半期に不法増築された「2.5階」複層休憩空間についても、本人の承認の下に建設された事実を概ね認めたと伝えられた。当該休憩空間は許可なく設置された構造物で、スプリンクラーなど基本的な消防施設が整っていないことが把握された。ここで9人が亡くなるなど被害が集中した。
NAVER「【速報】「頻繁な警報機の誤作動~」より
韓国の災害で人災っぽい話は割と良く聞くので、これ自体はあまり驚きはないのだが、それにしたって、本来は従業員の福利厚生を考えて考えられたと見られる休憩空間が、危険な状態で維持されていたというのは、笑えない話だ。
違法建築の話はあったが、2.5階という微妙な場所に設けられていたのも、被害を大きくした原因だろう。
恐らくは工場の上の空間が空いているので、そのスペースを違法に改造して休憩スペースとしたと言うことなのだろう。だから、正面に窓がなく、煙が上手く排出されなかったと。
まとめ
言ってしまえば、割と良くある話だったということになってきたが、韓国ではいつまで経っても安全を軽視する傾向は消えないのだね。
全国的に点検がなされるという記事があったけれども、本当に点検されて違法状態は改善されるのかは、怪しいだろう。
誤作動する警報装置をそのままにしていたことも問題だし、警報を切る習慣になっていたのも問題である。誰が言ったか、安全不感症とは良く言ったものだ。





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