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イラン反政府デモの死者数が激増

東欧
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数字だけが一人歩きし始めている感はあるけれど、増えているのは間違い無いのだろう。

イラン反政府デモの死者少なくとも1万2千人に…最高指導者ハメネイ師の命令のもと市民射殺 独立系テレビ局が報じる

1/13(火) 21:03配信

イランの独立系テレビ局は13日、イラン全土で続く反政府デモの死者が少なくとも1万2000人にのぼったと報じました。

FNNプライムオンラインより

しかし、1万2千人の死者という数字は、恐るべき数字だね。報道にはないが、負傷者はこの数倍という可能性もある。

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弾圧が進むイラン

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数字に注意

FNNプライムオンラインの記事ではなく、転載されたYahoo!NEWSをみると、JSF氏が「「イラン国外に拠点を置くペルシャ語放送局「イラン・インターナショナル」」とは、イギリスのロンドンに本拠を置く反政府系メディアだから、数字を直接信用出来ない」といった内容の指摘をされている数字だということは先ず指摘しておきたい。

他の数字を見ると、報じる時期に違いがあるため参考にしにくいのだが、以下の通りである。

  • イラン政府発表: 約2,000人
  • 人権団体(HRANAなど): 約2,000人(うちデモ参加者は約1,850人)
  • ロイター通信 / 朝日新聞: 約2,000人 〜 3,000人超
  • イラン・インターナショナル: 少なくとも1万2,000人

政府発表で2,000人程度ということだから、多少絞った数字である可能性を加味しても、死者数が相当な規模であることは間違いないだろう。

HRANA辺りは、確認のとれた実数をカウントする方針のようなので、これがイラン政府の出している数字とほぼ同じということを考えると、実数はロイターの出している数字に近い可能性は高そうだ。

そして、イラン国内の情報が混乱しているからこそ、こうした数字の大きな開きが出る状況になっているとも言え、これからもっと大きな数字が出てくる可能性も示唆している。

この写真はなかなかインパクトが大きい。

気になる指摘

このニュースで気になったのは、死者数よりもこちら。

インターネットの遮断が始まった8日と9日の2日間を中心に、最高指導者ハメネイ師の命令のもとイスラム革命防衛隊などにより市民が射殺されたとしています。

FNNプライムオンライン「イラン反政府デモの死者少なくとも1万2千人に~」より

当然と言えば当然だが、動画の配信や実数の把握をさせないようにインターネットの遮断する措置をとった上で、革命防衛隊が鎮圧作戦に出ている。

こちらの記事では、「革命防衛隊が出てきていないのが気になる」と指摘したが、準備が出来た地域から鎮圧に出た可能性が高い。

革命防衛隊は、宗教指導者のハメネイ氏の指揮下で動く組織で、イラン政府の指揮下にはない。当然ながら、インターネット遮断も革命防衛隊の手による作戦なのだろう。

まとめ

おそらくイランの混乱は更に拡大する。

犠牲者数もかなり増えるだろう。また、この状況をアメリカやイスラエルが座視するのか?という点は気になる。状況を利用して制圧に出るのか、放置して更に弱るのを待つのか。何れも正義の名の下に戦争をする国家だからね。

このままだと犠牲になるのはイラン国民ばかりなんだけど。

追記1:トランプ氏はデモ継続呼びかけ?!

やっぱり増える傾向にあるようだ。

イラン反政府デモ 死者2500人超に トランプ大統領はデモ継続を呼びかけ「国家機関を乗っ取りなさい」

2026.01.14 11:44

イランで続く反政府デモで、これまでに2500人を超える人が死亡したとみられています。こうした中、アメリカのトランプ大統領はデモ参加者に対し、「抗議を続けて、国家機関を乗っ取れ!」と呼びかけました。

TBSより

昨日の段階では「デモは沈静化している」と報じるような恥知らずなメディアもいたと噂されているが、今日のニュースでは2,500人という数字を使っているところが増えた模様。

イランで抗議活動続く、死者数は6000人に達する恐れも-人権団体

2026.01.14 00:00

イラン各地での抗議活動は局地的に続いているとみられる。人権活動団体は、国家による厳しい処罰が差し迫っていると警告し、抗議活動に伴う民間人の死者数は数千人規模に達する可能性があると指摘した。

オスロに拠点を置く「イラン・ヒューマン・ライツ」は、12日までにデモで少なくとも648人が死亡したと発表し、死者数は最大6000人に達する可能性があると推計した。

TBSより

昨日の夜の段階で死傷者6,000人という数字を出したところ(死者648人)もあり、確実に増えているようだ。

アメリカ大統領のトランプ氏が過激なことを言っているという切り取りをしたTBSの悪意を感じるが、この様な状態でイランに対する何らかのアクションをとらない国家の方が信用し難い。「国家を乗っ取れ」というのは過激に過ぎるが。

追記2:銃による負傷者多数

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結構衝撃なんだが。

銃による負傷者多数、路上には血の痕 国外脱出した医師が語るイランの惨状

2026.01.14 Wed posted at 14:04 JST

政府に対する大規模な抗議デモが続くイランで、国外に脱出したイラン人の医師が、病院や路上での混乱の様子や銃弾で負傷した患者の治療など現地の様子を語った。

~~略~~

8日夜から9日にかけて、治療する負傷の種類が変わった。「まるで『実弾を使え』という命令が出たかのようだった」

「9日夜には、銃声が聞こえてきた。カラシニコフ(自動小銃)の音ではない。デューシカ(重機関銃)の連射音だった」

翌朝、自宅を出ると、家の近くの路上に血痕があったという。同僚からは、至近距離で顔を撃たれた患者が複数搬送されたと聞かされた。治療を受ける人の氏名や個人情報を集めるため、治安部隊も病院に入ってきていた。

「9日の夕方までに、病床はすべて埋まった。多くはペレット弾などの外傷だった」と医師は語った。「生活はまひしている。誰も無事ではない。海外で伝えられている希望さえも、イラン国内には存在しない。誰もが恐怖と無力感、そしてかすかな希望にとらわれている」

CNNより

デューシカ!?

重機関銃で、12.7x108mm弾(対物ライフル)を対人制圧に?そんな、まさか。それを連射したって、何に向けて撃ったのか凄く気になる。

「多くはペレット弾だった」という話と矛盾する話で、散弾銃用のペレット弾が対人制圧に有効だという話は聞いたのだが、Xのポストなどを見ると、対人制圧の散弾銃を至近距離で使うなど、危険な使い方をしたとあるので、その結果、多くの負傷者を出したということになったのだろう。

ところが、デューシカを使ったということは、制圧から掃討に方針が変わったことが示唆される。

これが本当なら、そりゃ、被害者数も膨れあがるよ。

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