本日はちょっと軽めに。
イラン、抗議デモ活動で18歳の死刑執行 紛争下での処刑相次ぐ
2026年4月3日 12:35
イラン当局は2日、1月の抗議デモに関連して有罪判決を受けた10代の少年を処刑した。米イスラエルとの戦争が続く中、イランは処刑を加速させている。
AFPより
イランでのデモが続けられているというニュースかと思ったら、どうやら1月の抗議デモの判決だったらしい。
締付を続けるイラン政府
続く弾圧
SNSなどで伝えられる程度で、あまり主要なニュースメディアに乗ってはこないが、散発的に現在もデモは行われている。
一方で、イランの政府、或いは革命防衛隊(IRGC)を中心に、こういったデモは徹底的に取り締まっているようで、冒頭のニュースはその関連ニュースだと思われる。
生活費高騰への不満から始まり、やがて全国的な反政府デモへと発展した昨年12月末からの抗議活動をめぐって処刑されたのは、ハタミさんが4人目。今年1月8~9日に最高潮に達したデモでは、当局の弾圧によって数千人が死亡したと活動家は述べている。
3月19日には、抗議デモで警察官を殺害したとして有罪判決を受けた3人が処刑された。その中には、国際大会にも出場したレスリング選手のサーレ・モハンマディさん(19)も含まれていた。
AFP「イラン、抗議デモ活動で~」より
反政府的な動きを強硬に抑え込むことで、国内の統制を維持しようとしている構図である。
こうした人権問題は、最近始まった話ではない。
イラン、25年は1500件以上の死刑執行
2026年1月2日 14:01
ノルウェーに拠点を置く人権団体「イラン・ヒューマンライツ(IHR)」は1日、イランで昨年少なくとも1500件の死刑が執行されたと発表した。
IHRのマフムード・アミリモガダム代表はこの数字について「非常に憂慮すべきことだ」「過去35年間で前例のないことだ。IHRが創設されて以来、これほどの数字は初めてだ」と語った。
IHRと死刑廃止運動に取り組むフランスの非政府組織「ECPM」によると、2024年の死刑執行数は少なくとも975件だった。
IHRが発表した2025年の死刑執行数は暫定値で確定値ではないが、少なくとも1500件の死刑執行を確認したとしている。うち700件以上は麻薬関連犯罪で有罪判決を受けたとされる。
AFPより
イラン政府のやり方に限界が来ていた、といえば物事を簡単に見すぎると言われるかもしれないけれど、少なくとも強権的な統治に依存している状態であることは否定できない。
何故そこに至ったのか
今年に入り、体制批判が顕在化していたイラン。
冒頭の裁判は、そうした体制批判の一例であると同時に、AFPの記事にあるようにここ数年、イラン国内での死刑執行数は増えていた。
1月の記事を引用したが、とにかくイラン経済は行き詰まっていた。それに耐えかねた国民がデモを行った。が、この「抗議デモ」というものの実態は、単なる意見表明というよりは、もはや耐えかねた人々の暴動であった。
それに厳正に対処するという構図に見せてはいるが、そもそも国民が経済的に困窮していったところが問題なんだよね。
そしてその要因の一つとされるのが、アメリカ主導の経済制裁である。
焦点:国連の対イラン制裁復活、振り出しに戻った西側の核開発防止戦略
2025年9月29日午前 11:39
イランの核開発問題を巡る国連の対イラン制裁が米東部時間27日午後8時(日本時間28日午前9時)に再発動した。これにより、イランの核開発をいかに抑制し、監視するかに関する西側諸国の取り組みは振り出しに戻った、と複数の外交官や専門家らは指摘している。
ロイターより
例えばこの記事、2025年に対イラン制裁を再発動したニュースだが、イランがどうしても核開発を止めないので、国連により制裁を採択させているニュースだ。
これをキッカケに悪化していたイラン経済は更に悪化していったのだが、そもそも核開発をどうしてもしなければならないと、思い込んでしまった理由も含めて、碌な体制ではなかったというしかない。
まとめ
年間何千人も死刑にしてしまっていたイランだが、体制を維持するということも難しくなりつつあるのだろう。





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