韓国は順調に量産機の出荷に漕ぎ着けたようだ。
韓国製の中高度偵察無人機 量産1号機を出荷
Write: 2026-04-09 10:25:36/Update: 2026-04-09 10:48:20
韓国製の中高度偵察用無人機(MUAV)の量産1号機が出荷されました。
防衛事業庁によりますと、釜山にある大韓航空のテックセンターで8日、中高度偵察用無人機の量産1号機の出荷式を行ったということです。
KBS WORLDより
この分野には韓国軍は力を入れているだけに、素直にその成果は羨ましいとは思う。
RQ-4の代替に間に合うか
新たな無人機による偵察能力を得るか
関連記事のリンクを貼っておく。
2023年8月に量産計画が決定されたニュースが報じられたが、既にRQ-4「グローバルホーク」を4機ほど導入している韓国軍にとっては、これの刷新を図っていくという狙いはありそうだ。
2008年頃から随分と無人機分野には力を入れていて、一時は北朝鮮にこの分野で先んじられたとして焦っていた時期もあったと思う。
そして、2019年にはグローバルホーク4機を導入決定に至る。
米国、グローバルホークの韓国販売を承認…1兆1000億ウォン規模
2019.07.31 16:10
米国防総省傘下の国防安全保障協力局(DSCA)は、国務省が韓国に無人偵察機グローバルホーク(RQ-4 Block 30 RPA)を9億5000万ドルで(約1兆1220億ウォン、約1030億円)で販売する計画を承認した、と発表した。
中央日報より
ただ、あまり上手く運用できてなくて、2020年にはランディングギアからの油漏れなどが起きて放置されているといったニュースもあった。
ところが、RQ-4の本国アメリカで空軍から全機を2027年までに退役させるなどという話になる。どうやら米軍にとってもRQ-4の運用コストは問題になっていて、MQ-180に統合していく予定らしい。詳細は分かっていないが。
いずれにせよ、RQ-4運用継続は今後難しくなっていく可能性が高いので、代替機能を模索するのは急務である。
そういう意味で韓国製のMUAVが量産されることは、韓国にとって歓迎すべきことあろう。
中高度偵察用無人機
ただし、韓国が量産機として製造したのはRQ-4「グローバルホーク」の代替ではなく、MQ-9「リーパー」に近い性能を目指したっぽい。
高度およそ10キロから12キロの上空で地上の目標を偵察でき、レーダーの探知距離はおよそ100キロに達するとされています。
この無人機が実戦配備されれば、高性能カメラやセンサーを通じて相手の動向をリアルタイムで把握し対応できる能力を備えると、防衛事業庁は説明しています。
KBS WORLD「韓国製の中高度偵察無人機~」より
リアルタイム監視ができれば、そりゃ凄いことだとは思う。
詳しい情報は得られていないのだが、韓国軍が採用したRQ-4「グローバルホーク」はBlock 30なので、最新版のBlock 40のようにリアルタイム監視が出来ないバージョンである。そして、米軍が大部分を退役させたことで部品が高騰しているため、部品調達は困難。
現状を考えれば、このタイミングでMUAVを投入できたことは僥倖だろう。
スペック的にはやや疑問を感じる部分もあるが、数を揃えればそれなりに使える機体にはなりそうだ。
そして、スケジュール的には2026年7月には運用部隊による統合システム試験および飛行試験を開始し、2027年には実戦配備という運びになっているらしい。かなり急いでいるね。
まとめ
この分野では我が国は後れをとっている分野なので、素直に羨ましいとは思う。我が国は、この分野でかなり遅れているから。
肝心の監視任務がどの程度まともに行えるかは、これからになるので喜んでばかりはいられないのだろうが、それでも開発段階では良好な結果が得られて朝鮮半島全体を監視できたと報告されているので、ある程度の性能は期待できそうである。



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