あらー、記事にしちゃったのか。
共に民主党シンクタンクの元副院長「三権分立は幕を下ろすべきだ」「司法府の解体も考えるべき時期」
2025/05/03 11:45
共に民主党の李在明大統領選候補の公職選挙法事件で韓国大法院（最高裁判所に相当）は有罪の趣旨で破棄差し戻し判決を下したが、これについて、共に民主党のシンクタンク「民主研究院」のパク・チンヨン元副院長は「三権分立というものはもう幕を下ろすべき時代ではないのか」と発言した。
朝鮮日報より
なかなか衝撃の発言ではあるが、これがシンクタンクになると思うと韓国の未来は独裁国家ということになるだろう。
民主主義からK民主主義へ
三権分立の否定
このニュース、昨日の時点でMonay1さんのところでも楽韓Webさんのところでも取り上げていた。
正気の沙汰とは思えない驚きのニュースなので、多分色々なところが取り扱うのだろうとは思う。
三権分立の話は、中学校の社会などでも取り扱うとは思うのだが、シャルル・ド・モンテスキューの唱えた近代憲法制度の基盤とも言える近代民主主義の基本原則である。
パク・チンヨン元副院長は1日にCBSのユーチューブ番組「ザ・ロッカールーム」に出演し「行政府と立法府は選出された権力だが、司法府は選出されたものではない。だからもう少し共和的で慎重に合意する手続きを経るべきだ」「これを彼ら（司法府）は国会でやるように政派的に決めてしまった。こんなことなら司法府など必要だろうか」と述べた。
朝鮮日報「共に民主党シンクタンクの元副院長～」より
ところが共に民主党のシンクタンクは、これを否定したのである。
共に民主党の動揺
こんなことになってしまったのには恐らく理由がある。
パク・チンヨン元副院長は「今後は任命される司法府から（選出される）司法府に転換すべき時期になったようだ」「司法府がなぜこのように壊れたかと言えば、尹錫悦＝前大統領＝のせいだ。尹錫悦政権発足後、極端な考えの人間たちを選び出して起用することが責任政治だという考えを持ち、大法官もそんな人間たちを選んで任命したからだ」と批判した。
朝鮮日報「共に民主党シンクタンクの元副院長～」より
１つは積弊清算と呼ばれる前政権を否定する考えに基づくもので、ユンユンこと尹錫悦氏の全てを否定するために発した言葉ということだろう。
もう１つは、こちらのニュース。
共に民主党の代表として大統領選挙を戦う李在明氏の有罪が確定した件で動揺しているのだろう。
つまり、司法がダメだから李在明氏は有罪になったと。
パク・チンヨン元副院長はさらに「私の考えでは、あの人たちは全員が大法官の資格などない」「あの司法府の人間たちのせいで大韓民国が滅んでしまうだろう」とも主張した。
パク・チンヨン元副院長は「司法府をなくすべきか、あるいは国民が司法府の主人になるべきか」とした上で「（この問題をめぐって）欧米の民主主義以上に早く考えるべき時期が来たようだ」との考えを示した。
朝鮮日報「共に民主党シンクタンクの元副院長～」より
しかしそれにしても「より共和的」というのは、一体……。言葉の意味として共和主義とは、君主制の国家においては、民主主義に基づく君主の廃位を要求することで、共和国にとっては代議制を重視した政治思想を指すことだとされている。
そうすると、司法制度も代議制にしろという文脈で「共和的」という言葉が使われているが、「国民が司法府の主人になるべき」というのは意味が通らない。何故なら司法は法律に基づいて物事を解決する権能であって、全ての人が法の支配を受けることになっているからだ。「お気持ち裁判」「情治国家」と揶揄される韓国司法を更に解体する目的があるのではないだろうか。
司法の独立性を否定してどうしろと？
まあ、一民間人の発言ではあるので、然程騒ぐ必要性は無いのかも知れない。だが、共に民主党内部ではそれなりに影響力のある人物でもあるだけに、なかなか強烈である。
司法判断を否定したい共に民主党
なお、この他にも共に民主党の暴走っぷりはなかなかのもので、こんな話もあった。
史上初の「大法院長弾劾」、共に民主党が議員総会で議論
Posted May. 05, 2025 09:31, Updated May. 05, 2025 09:31
最大野党「共に民主党」が、曺喜大大法院長（最高裁長官）の弾劾の是非を検討し始めた。同党の李在明大統領選候補の公職選挙法違反事件の無罪判決の破棄、差し戻し決定を「第３次内乱」と規定し、裁判所が李氏の有罪確定を急ぐ場合、大法院長の弾劾などあらゆる手段を動員した超強硬な対応を予告したのだ。大法院長に対する弾劾訴追が推進される場合、憲政史上初のことであり、対立の激化が懸念される。
東亜日報より
なんと、大法院（最高裁）の長官の弾劾手続きに入ったというのである。この手続き、流石にストップさせたらしいのだけれど、それにしても酷い。
何か気に入らないとすぐ弾劾である。
どうやら、ソウル高裁による差し戻し審が15日に開かれることに危機感を抱いているようで、事と次第によっては大法院の裁判官10人を次々に弾劾するつもりらしい。
これに対して韓国与党も批判をしてはいるんだけど……。
与党「国民の力」の金文洙大統領候補は、「ヒトラーよりもひどく、金正恩もこんなことはしない」と強く批判した。同党の申東旭首席報道官は、「集団狂気レベルの司法府圧力」とし、「李在明が政権を握る場合に繰り広げられる『独裁の序曲』を見るようで、国民は不安を感じている」と批判した。
東亜日報より
キミんとこの大将は、無理筋の非常戒厳の宣言をしちゃったからねぇ。それを言う資格があるのかどうか。
コメント
この国を観ていると「蠱毒」を思い出す。
虫やら蛇やら壺にたくさん入れて共食いさせて、最後に生き残った奴を呪物として使うアレ。蠱毒の壺すな。
そして呪物となった奴は閔妃のように、他国に使われる。他国の道具😂
ともに民主党もいい具合に腐臭を放っておりますなぁ。
ガラスケースの中の虫のバトルロワイヤルを眺める気になると、これほど面白い国もざらにない。
ただ隣人として眺めると、これほど不愉快で害悪となる国もない。
「蠱毒」とは上手いことを言いますね。
ただ、彼らには彼らの正義があるわけですから、勝手にやっていただければよろしいのかと。
願わくば「こっち見んな」ということなんですけれども、無関係ではいられないと思います、残念なことに。
新大統領になった暁には、多分、韓国経済はさらに酷いことに。それでも２年位は保つかもしれませんが。
山童様
皮肉でなくお優しい比喩(^^;
私の場合は蠱毒と言えば圧倒的に志那の工業ですね。
志那国内で自由競争の限度をこえた「蠱毒競争」を生き延びた呪獣企業群？が、制御を失い世界の工業を破壊、が現在猛威を振るう志那蠱毒。
世界の害毒ではあるが戦闘力は本物でもある。
韓国のコレはこんな上等なモノじゃない。民族本能的なユスりタカりの準備運動とBOOKは見ております。
（ネットスラング：リスカブス）
少しくどいですが以外説明を
「臥薪嘗胆」は（何故か肯定的な故事成語として使われるのが不思議だが）表す意味は
人類が進化の上 獲得した記憶のシステム の1つ
「恨み等のネガな記憶はすぐ忘れる」
に逆らうためには
「自傷行為」と言う極めて異常な努力を要する。
ことを説明しています。
韓国の今の異常な政局争いは極めて短期にはどちらかの益になるにしても、国益観点で「自傷行為」なことは超高学歴社会の韓国人の大半は解っていることでしょう。
なのに大半の韓国人が異常政局を肯定するのは「恨社会」の肥やしである「自傷行為」を民族本能的に肯定しているからとBOOKは見ます。
韓国の「恨社会」は臥薪嘗胆の「恨みを忘れない」を超え
①虚偽の恨みを捏造・増幅
②被害者ポジション不労所得
③ポジションの世襲化
で③を目標とし
成功見本は独立功労者、労組幹部（虚偽被害に基づく世襲の公金チュウチュウ成功者たち）
現在イケイケがa.自称強制徴用工 b.関東大震災 虐殺被害者 c.佐渡金山強制徴用者
実際 野党公約で まずa.辺り唱ってますし 与党もb.c.黙認ですし(苦笑)
韓国次期政権の成立は石破が下るより多分早く 警戒必要かと。