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インドとパキスタンの軍事的報復はエスカレート中

インドニュース
この記事は約6分で読めます。

不安定な感じだね。

カシミール地方 インド“ミサイル攻撃” パキスタン軍報復表明

2025年5月8日 0時46分

インド政府は7日、パキスタンとの係争地カシミール地方のうち、パキスタン側の実効支配地域などに対し、テロ事件への報復から攻撃を行ったと発表しました。一方、パキスタン軍は、これまでに26人が死亡し46人がけがをしたなどとして報復を表明し、核保有国どうしの両国の軍事行動が激化しないか、懸念が強まっています。

NHKニュースより

ある程度のところでブレーキが掛けられれば良いのだけれど。

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衝突激化

戦闘機も撃墜される?!

先日のテロ発生から両国の欧州が激しくなってきている。

コメントを幾つか頂いているのだけれども、この辺りの情勢はかなり複雑で、「全てイギリスが悪い」で片付けてしまうことも出来るのだが、事態解決には役に立たない。

衝撃だったのが、ラファールが撃墜されたというニュースだ。

インド領内で空軍機5機撃墜 パキスタン軍発表

2025年5月7日 15:38

パキスタン軍が7日、フランス製のラファール戦闘機3機を含むインド空軍の戦闘機5機をインド領内で撃墜した。パキスタン軍が同日、発表した。

パキスタン軍のアーメド・シャリフ・チョードリー報道官は、「パキスタン軍は自衛および敵への対応として、これまでに戦闘機5機と無人戦闘機1機を撃墜した。これらはパキスタンを攻撃してきた機体だ」と述べた。

撃墜したとするインド空軍機は、ラファール3機、ミグ29型機1機、スホイ型機1機としている。

AFPより

インドが保有するラファールはフランス製の新型戦闘機で、ミグやスホイはともかくラファールが撃墜されたというのは、各方面に大きな衝撃を与えたようだ。

うち2機は、インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方のインド支配地域で、もう1機は北部パンジャブ州で墜落したという。操縦士の安否は明らかになっていない。

AFP「インド領内で空軍機5機撃墜」より

パキスタン軍の発表なので、何処まで信憑性があるのかは不明だが、少なくとも1機は確実に墜落していることが確認されている。

尾翼に刻まれた記号により、1号機っぽいことも判明。

ラファールが撃墜されたとすれば、その相手は支那製の戦闘機であるJ-10かJF-17辺りである可能性があるそうで、製造する企業である支那の成都飛機工業集団の株価は約20%上昇したとか。

ただし、空戦で空対空ミサイルによる撃墜というのは、今のところ噂のみ。

両国の応酬

インドとパキスタンの応酬の切っ掛けは、パハルガムのリゾート地でテロが発生したことで、インド人観光客ら26人が殺害されている。

インド政府の認定では、パキスタン政府の支援するテロリストによる犯行だということで、民間人が被害に遭ったことが事態をややこしくすることになってしまった。

一方、パキスタン軍の報道官は、インド軍による攻撃でこれまでに26人が死亡し46人がけがをしたとする声明を発表するとともに、攻撃があった場所はカシミール地方のパキスタンの実効支配地域や、パキスタン東部のパンジャブ州の計6か所だととしています。

NHKニュース「カシミール地方 インド“ミサイル攻撃”」より

パキスタン側も民間人が死亡したという発表をしているため、事態は更に悪化。

インドがミサイル攻撃、パキスタンは報復を示唆…トランプ氏「早く終わることを望んでいる」

2025/05/07 10:30

インド国防省は7日、軍がパキスタン領とカシミール地方のパキスタン支配地域にある計9か所の「テロ組織の施設」を攻撃したと発表した。印パが領有権を争うカシミール地方で4月に発生した銃撃テロへの報復となる。パキスタン軍報道官は、子供を含む8人が死亡、35人がけがをし、2人が行方不明だと明らかにした。

讀賣新聞より

建前がテロ組織殲滅であることから、インド側の攻撃は国内向けという側面が強く、パキスタン側も「子供を含む8人が死亡!」と応酬している。

報復も示唆したということで、この流れを断ち切るのは現時点ではかなり難しかろうと思う。

複数の印メディアによると、攻撃はミサイルによるもので、7日未明に行われた。4月のテロを実行した男が関係していたと印側が主張しているイスラム過激派組織「ラシュカレ・タイバ(LET)」の本部があったパキスタン東部ムリドケも攻撃対象となった。印国防省は声明で、「焦点を絞り、慎重かつエスカレーションを招かないものだ」と自制的な対応だったと強調した。

讀賣新聞「インドがミサイル攻撃、パキスタンは報復を示唆」より

現時点では両国とも国内向けのアナウンスと海外で報じられる内容が異なる状況であり、正直、どの情報が正しいかも良く分からない。

エスカレーションを招きたくないという意図もあるようだが、今のところはそうした意図とは別に応酬は激しさを増している感じである。

何処かで矛を収めてくれれば良いのだが。トランプ氏同様に「早く終わることを望んでいる」と、言うしかなさそうである。

追記

あー、空対空ミサイルによる撃墜の可能性は出てきたみたいだね。

中国のPL-15空対空ミサイルが初めて実戦投入された模様

更新 2025年5月7日午後1時

インドとパキスタンの間で現在繰り広げられている空中戦は極めて不透明だが、ほぼ確実に言えるのは、パキスタンによる中国製のPL-15アクティブレーダー誘導空対空ミサイル(AAM)の使用だ。パキスタンはこれまでにインド機5機を撃墜したと主張しており、インド当局者を含む複数の関係者は、少なくとも2機の墜落を示唆しているものの、その理由は明らかにしていない。一方、フランス当局者は、インド空軍の誇るラファール多用途戦闘機1機の喪失を確認したと報じられている。いずれにせよ、両核保有国間の戦闘はここ数十年で最も熾烈な状況にあり、事態がさら​​に悪化するリスクが高まっている。

TWZニュースレターより

ええと、ラファールの残骸の他にPL-15空対空ミサイルの残骸が見つかったから、PL-15で撃墜された可能性あるよね、ということらしい。

支那の戦闘機が採用しているPL-15空対空ミサイルがなかなか高性能で長距離に対応しているという噂。これでラファールが撃墜されたとなると、支那にとってはかなり嬉しいニュースになると思う。

コメント

  1. 七面鳥 より:

    こんにちは。

    もうね、どこもかしこも、
    「戦後世界の膿を出す」
    時期に来てるんでしょう。

    本当に、世界的にガラガラポンの時代になるのでしょうね。

    あ、アフリカ?お前じゃねぇ座ってろ。

    • 山童  より:

      やっぱりそうですか。
      冷戦崩壊してゴルバチョフが来日した時に、上司がTVでゴルビー観ながら、
      「アメちゃんも一人勝ちは半世紀もたねぇだろう」とつぶやいていました。
      「その時はとうなるんです?」と訊いたら、上司は麻雀の手つきで
      「牌を混ぜるのさ」とね。実際にそうなってき始めてるかと。

      • 七面鳥 より:

        「戦後世界をガラガラポン」して始まるのは「次の戦後」でしかないのが哀しいところですが。
        ※終りと始まりの間に何があるかは言わずもがな。

        平和とは、戦争のための準備期間でしかない。
        日本人は、キッチリ忘れてますけどね。
        レッドチームは忘れてないみたいですね。