近況は「お知らせ」に紹介するようにしました。
スポンサーリンク

まさかの印パ電撃停戦

インドニュース
この記事は約4分で読めます。

そっか、停戦合意出来たんだ。良かった!

インドとパキスタン、即時の完全停戦で合意 米などが仲介

2025年5月10日午後 10:30

トランプ米大統領は10日、インドとパキスタンが「完全かつ即時の停戦」に合意したと自身の交流サイト(SNS)に投稿した。

ロイターより

って、なるかボケー!そもそも、トランプ氏の発表だけでは何も信用できないぜ。

スポンサーリンク

どんな利益があったのか

三カ国とも認める

ええと、トランプ氏の発表だけではなくて、アメリカ国務長官、パキスタン外相、インド外務省からもそれぞれ「停戦したよ」ということが報じられている。これは、本当っぽい。

ルビオ米国務長官も、両国が即時停戦で合意したと明らかにした。両国は中立的な場所で幅広い問題について協議を開始するとした。ルビオ長官とバンス副大統領がこの48時間に両国の高官と協議していたという。

パキスタンのダール外相も「即時」の停戦で合意したと述べた。インド外務省は、インド時間10日午後5時(日本時間午後8時半)から停戦が発効すると述べた。

ダール氏は「パキスタンとインドは即時停戦に合意した。パキスタンは常に、主権と領土の一体性を損なうことなく、この地域の平和と安全のために尽力してきた」とXに投稿した。

ロイター「インドとパキスタン、即時の完全停戦で合意」より

直ちには信用できないような話ではあるが。

前に触れたように、インドとパキスタンとの間には深くて昏い溝がある。言ってみればイスラエルとパレスチナのような……、いやあそこはまた大分事情は違うんだけど、類似性はある。

それは、大国の都合で分断された人々が争っているってことだ。インドとパレスチナの分断は主にイギリスのせいなんだけど。あ、よく考えたらパレスチナ分割決議の主体もイギリスだったね。ろくなことしねーな、あの国。

イギリスの咎はさておき、インドとパキスタンの間の棘はそう簡単に抜けはしない。だからこそ、そう簡単に停戦に応じたりはしないと思っていたんだが……。

あっさり停戦合意

停戦を成し遂げたと、トランプ氏は大喜びである。

インドとパキスタンが即時停戦で合意 トランプ米大統領「米国の仲介」の成果とSNS投稿

2025/5/10 22:07

戦闘を続けてきたインドとパキスタンは10日、停戦で合意した。インドのミスリ外務次官が記者会見で明らかにし、パキスタンのダール外相もX(旧ツイッター)への投稿で停戦を表明した。トランプ米大統領は自身の交流サイト(SNS)で、停戦合意を歓迎した。インドとパキスタンは10日も互いにミサイル攻撃などをしていた。

産経新聞より

アメリカの尽力を認めるのは吝かではないのだけれど、流石に少し釈然としないものを感じるのは事実だ。

ロイター通信によると、ダール氏はこれに先立ち、地元テレビで、インドがここで停止すれば「われわれもここでやめることを検討する」と語った。パキスタン軍は同日、シャリフ首相が核兵器の管理を統制する「国家指令本部」(NCA)の会議を招集したと発表したが、その後、アシフ国防相が招集を否定。核オプションは「この状況で議論すべきではない」と述べた。

インド軍幹部は同日の記者会見で「インド軍は、パキスタン軍が同様の対応をすることを条件に、エスカレーションを起こさないという約束を改めて表明する」と述べた。

産経新聞「インドとパキスタンが即時停戦で合意」より

正直、今回のパキスタン側のテロリストの暴走も、今までのイザコザの延長線上にある話だという風にも理解できるんだけど、なんでこのタイミングだったのかという疑問はある。

そして、ここで停戦をするんであれば、パキスタンは一体何を得たくて、インドは一体何を納得したのかと。直前までミサイル持ち出して軍事施設をぶっ潰しあっていたんだけど、よくもまあ手を引けたものである。

もちろん停戦することには双方にメリットはあるし、これ以上のエスカレーションはインドもパキスタンも望んではいまい。ただ、それで止められるのであれば誰も困らないわけで。寧ろ、ウクライナの方を止めてやってくれよ……。

ちょっとモヤモヤするものが残るものの、ひとまずは争いが落ち着ことを喜ぶべきだとは思う。そして、この争いで犠牲になられた方にはお悔やみを。

コメント

  1. BOOK より:

    何はともあれ停戦は良かったす。核戦争に突き進むより、多少の遺恨が残っても、ここらが打ち止め所て理性が印パに残ってて良かったす。
    フェイクがフェイクを呼んで解らない紛争になってましたが、思うに真相は初期報道「単なる跳ね帰りの犯罪」ただ印パとも過去の経緯から「弱腰は見せられない」なので「プロレス見せた」が真相なのでしょうか。

    しかし尊い人命が失われるプロレスとは浮かばれない(T_T)

    ところで、以下イギリス好きBOOKの個人偏向込みで お読み下さいm(_ _)m

    印パ問題でブリカス全て悪い論は、一方的見方過ぎと思います。東インド会社がインド植民地支配を解除する際にワザワザ 印パに分割する。非常に大きなエネルギーを要する割に英国メリットが見えない。

    表面的にしか歴史検索してませんが直接動機は「全インド・ムスリム連盟」の要請によって印パ分割は成された。
    裏に如何なる利害等があったまでは調べるのも虚しいですが
    「ブリカスが分割するまでは、問題なく共存してた」は事実と異なり、何らかの分割を叫んでいたのは上記イスラム政党です。

    親世代或いは幼児教育で 日本による「虚偽の残虐行為」を事実として刷り込まれた 何処かの半島や大陸を連想させられます。

    • 山童  より:

      あー…え〜英国史好きとブリカス論は別として良いかと。私はシェイクスピア全集読んでるし(リチャード三世が好き)、デフォーの「ロビンソン・クルーソー」や「英国海賊史」やスチーブンソン「宝島」にドイルのホームズと、英国モノで育ってます。
      奴隷貿易においても、英国ばかり責められ、黒人側輸出国だったダホメ王国や、中世いらい奴隷狩りの元締めだったイスラムの責任を追及しないのは変です。
      ただ、それは「人類史にもたらした悪弊のスケール」という点で、やはりブリカスは
      「死刑」なんですよ!そこは動かない。
      植民地政策の悪癖は、実は新大陸発見から始まっていて、ブリカスのせいでない。 
      ただシティの存在が象徴する「金融が全てを動かす」「実体経済からの乖離」を後戻りてきないまでに進化させた原因は英国!
      英国だけでないよぅ……を許すと「木を見て森を観ず」に陥るので、それこそカルタゴでないけれど、英国は「死刑」なのです。

      • 山童  より:

        英国に分割するメリットない!

        反論)
        もともと英国の支配スタイルは、ネットワーク型であり、大陸国家のような
        「面の支配」しない!
        港湾を作り、洋上の道を作る。
        大陸の場合、「鉄道」を牽いて、隅々まで英国工場で大量生産した製品を売り込む。地場産業を破壊して、駆逐すれば「あがり」は自動的に、鉄道と駅周辺の銀行から振り込まれてくる!
        シナでの拳匪の乱などは、ネットワーク型であるが故に、四角フェチの都市計画するシナ人たちの、鬼門方向へ鉄道を牽いて、墓場を壊したからです。 
        (この辺の呪術の関与に西洋の歴史学者は無知すぎる。呪力が実在し得るか否かの問題と、当時のシナ人たちがソレに扇動されたか?は別問題なのたが。オカルト絡みとなると脊髄反射て否定する!)

        分割統治で(シーク族を優遇したように)各民族の待遇差をつけて、対立を煽るやり方がメインですから、分裂させた方が、より簡単にコントロールできる.
        また英国は日本が満州でしたような「面の支配」を目指さないので、
        インドを何分割しようが、「市場となるエスニック集団」が、ある程度まとまっていてさえくれれば、商売上の障害とはならない!
        むしろネットワーク型の支配形態なら、鉄道、電信といったインフラが開通しておれば、政体そのものはバラバラな方が地域差で価格差の変動を利用できる。当然に輸送と通信テクノロジーを握る英国人有利になる!
        インド亜大陸の地理、地誌、言語、人種、宗教(禁忌)の多様性から、バラけた方がより有利な投資や貿易が可能となる!

  2. 山童  より:

    ムスリムについては日本人は口を閉ざした方が良いかと。
    私は大川周明とか好きですけれどね。
    インパール作戦とビバリ・ボースと日本の関係ですとかね。
    例えばビバリ・ボースが台湾で墜落死した時の宝石類は実は独立後のインドに返還されてる。敗戦後、それでも独立派を支持する元日本軍人たちが(自分も飢えてるのに)必死に隠したのですよ。戦勝国に取られ、英国に渡るのを防ぐ為に。
    インドネシアの「ハリマオ」が谷豊なる日本人なのはご存知でせう。この盗賊が日本軍に味方したのは、一つは反日華僑に家族を惨殺されたからですが、
    実のところ敬虔なムスリムであった事からによるものが大きい!
    それだけ光機関とか、日本の特務や外務省関係者は、ムスリムやヒンドゥーに接近していたのですね。日本の昭和のヨガの先達たちは、ほぼインドやインドネシア工作で現地で改宗していた人たちですし。
    かなり日本も利用しようとしていたんですよ。さらに彼らの信仰を、天皇への崇拝へと繋げる「洗脳方法」とかも研究してましたしね。ほとんど資料が残ってないから知られてないけれど。
    その辺は闇大東亜共栄圏の発想がどこから来たのかを追っていくと、かなり深い闇につき当たります。
    海外の異教徒を天皇に心服させる為の研究が、戦後、カルト団体やネズミ講の洗脳装置に変わってるとか。

  3. 山童  より:

    木霊様の本記事に話を戻しますと(前の2つは主にBOOK様あて)、

    これ「銭をタカる為のリアリティ・ショー」なんでないすか?
    リアリティ・ショーって、まぁノンフィクションのようで筋書きもある疑似ノンフィクション番組すけど。(トランプ氏がそもそもその司会ですわね😂)
    純粋なノンフィクションではないが、しかしガチなフィクションでもないから、
    「偶発要素」が関与して思わぬ展開や、放送中止も有り得る。

    リスクある代わりに視聴率を取りやすい! 

    ↑の一文をそのまま代入すると、大騒ぎして速攻に取り下げるあたり、利益を引き出すための「芝居」に見える。
    プロレスで言うブックね!
    両国とも最上層部に食い込んでいる諜報畑がいて、利害追及の為に密かに握っていたのではないか? と疑う!
    てなきゃ「大人げないインドの大人な対応」ですとか、「痛いパキスタンのイキり方(木霊様談)」の筋が通らない!
    最初から金目当てなのでないすかね??

  4. 砂漠の男 より:

    疑問だらけの今回の印パ紛争ですが、複数のインド英語メディアによると、
    両国の空軍から総数150機余りが出撃して、長距離ミサイルの応酬が行われたと。
    一部の結果は、すでにご承知の通りですが、インド軍が中国製ミサイルPL-15を
    ほぼ無傷で回収していたそうです。
    https://tinyurl.com/ye2np8w6

    で、コレを米国と解析するとかナントカ.. おいしい話ではありそうです。