血圧の上がりそうな記事だが、未だ「未だなにかあるのでは?」と疑っている。
対馬仏像、日本へ引き渡し完了 韓国浮石寺住職「世界の模範に」 盗難12年半で解決
2025/5/10 13:24
長崎県対馬市の観音寺から盗まれ韓国に持ち込まれた県指定有形文化財「観世音菩薩坐像」の日本への返還に先立ち、韓国中部忠清南道瑞山市の浮石寺で最後の法要が10日、執り行われた。法要終了後の同日午後0時半(日本時間同)ごろ、日本側への引き渡しが完了。12日に対馬へ戻る。日韓関係の悪化を招いた問題は、盗難から12年半を経て解決に向かう。
産経新聞より
ニュースは対馬の仏像が「ようやく」返還される、それだけの話なのだが。
条約の通じない国家
はよかえせ
先ずはリンクを貼っておく。経緯はこちらの記事であらかた纏めてある。
ただ、簡単にピックアップしておくと、こんな感じになる。
- 平成24年(2012年)10月、対馬の観音寺から仏像が盗まれる事件が発生
- 平成25年(2013年)1月29日に韓国人窃盗団が逮捕され事件発覚
- 同年2月、忠清南道瑞山市にある曹渓宗浮石寺より「日本に返還してはならない」との主張がなされる。
- 韓国の各メディアにより、「倭寇が、朝鮮から日本に略奪したと主張し、日本が返還を求めるならば入手経路を明らかにしなければならない」との世論形成がなされる。
- 同年2月27日、韓国大田地裁は浮石寺の「有体動産占有移転の禁止仮処分申請」を認め、事実上の返還拒否を決定
- 令和5年(2023年)2月1日、大田高裁は「原告が仏像の所有権を取得したと見なすことはできない」「観音寺が所有権を取得できる民法上の『取得時効』の20年を超えて仏像を占有してきた」ことから、観音寺の所有権を認め一審判決を取り消し、浮石寺の訴えを棄却する判決を言い渡した
- 同年10月26日、大法院により観音寺の所有権を認めた高裁判決を支持し、仏像の引き渡しを求めた韓国の寺の請求を棄却
- 令和7年(2025年)1月24日、韓国の検察当局に押収された状態にあった仏像は書類上、観音寺側に引き渡された
めちゃくちゃである。
日本と韓国とは文化財不法輸出入等禁止条約に加盟している。よって、不法に文化財が国外に持ち出された場合には、速やかに返還・回復される必要がある。だから、上のリスト2番の次は8番が来るはずなんだよ、普通の国ならね。それを12年半もかけたのだからどうかと思う。
100日法要
さて、本来なら今年の1月の時点で対馬に返ってくるはずだった仏像なのだが、何故か未だ韓国にある。
韓国の寺、盗難仏像返還を容認 100日の法要条件
2024年09月25日18時44分配信
長崎県対馬市の観音寺から2012年に盗まれ、韓国へ持ち去られた仏像について、所有権を主張していた韓国中部・瑞山の浮石寺が、返還を認める意向を示した。浮石寺の関係者が25日、取材に対し明らかにした。
ただ、返還の条件として、仏像の安寧を祈る100日間の法要を浮石寺内で営むことを要求。
時事通信より
盗んだ寺が、何故か返還に条件を付けたのである。
意味がよくわからない。
だが、こうした意味の分からないことが、韓国では往々にして起こる。そして、色々な交渉を経た結果、このワガママは通ってしまい、100日法要が行われることになった。
韓国・浮石寺 対馬の盗難仏像を来月10日に返還へ
2025.04.29 11:11
長崎県対馬市の観音寺から盗まれ韓国に持ち込まれた仏像「観世音菩薩坐像」が来月10日に日本に返還される。
~~略~~
浮石寺側は観世音菩薩坐像の複製品2体を製作。1体は研究用として活用し、もう1体については当初の姿を再現するため3Dスキャンを行えるよう日本側に協力を要請したが、交渉は難航しているという。
聯合ニュースより
そして、その間に複製品は2体制作され、3Dスキャンをさせろと言い出した。実際はこっそりやっているのだろうが、それにしても法要とは一体??
直前まで本当に返還されるか疑問に思っていたのだが、どうやら返還はされた模様。まだ、対馬には渡っていないが、明日には対馬に戻される予定のようだ。長かったね。
追記
無事に戻ってきたようだ。
盗難仏像が韓国から対馬に戻る 12年半ぶり、住民集め法要後に博物館で保管へ
2025/5/12 06:43
長崎県の離島にある対馬市の観音寺から盗まれ、韓国に持ち込まれた県指定有形文化財「観世音菩薩坐像」が12日未明、対馬市内に戻った。関係者が明らかにした。観音寺に運ばれた上、檀家の地元住民らを集めて同日午後に法要が営まれる予定。韓国で10日、日本側へ引き渡されていた。日韓関係に悪影響を及ぼした問題が、2012年10月の盗難から約12年半を経て決着することになった。
仏像は法要後、防犯上の理由などから、12日のうちに対馬市内の対馬博物館に運ばれ、保管される見込みだ。
産経新聞より
小さなお寺さんで防犯のことまで気を使わねばならないというのは、なかなか大変である。
ところで、この「観世音菩薩坐像」の体内から出てきたと言われている結縁文なる書物なんだけれども、何故か日本国内にはないようだ。

随分と悪筆に見えるが、これ、本当に像の中から出てきたのだろうか?韓国メディアによれば釜山の博物館に展示されているとか。
それが本当であれば、海をわたった経緯は不明なんだけど、本当に像の中からでてきたものと同一なのか?という別の疑いも。なお、この文の日付だが、「天暦3年」となっていて、これはどうやら1330年のことを指すらしい。和暦じゃないっぽいんだが……。
仏像の中に収められるものは胎内文書と呼ばれるシロモノで、他にも事例があるようだ。この結縁文はは昭和26年(1951年)に発見されたものだと報じられているんだけど。
仮にこれが本物だったとして、訴えを起こした浮石寺と文章に出てくる浮石寺の同一性には疑問がある。
観音寺がある対馬市豊玉町 小綱 には、伊予(愛媛県)の海賊だった河野氏が元寇の防備要員として対馬に入り、宗盛長(1502~26)の家臣となっていた平左衛門が大永6年に兄を殺して家臣団の内紛に火をつけたという言い伝えがあるそうだ。平左衛門が宗氏の直臣のひとりだったことを示す記録も残っているから、言い伝えはある程度史実に基づいているのかもしれない。
だが、時系列を整理すると、浮石寺から仏像が奪われたのが14世紀末だったのか、16世紀初めだったのかがわからなくなる。14世紀末に倭寇が奪って対馬に運ばれたなら、観音寺の本尊になるまで100年以上、仏像はどこに置かれていたのか。平左衛門の悪行が仏像の略奪だったとしたら、14世紀末に浮石寺は襲われていないのか。対馬市教育委員会は「平左衛門が観音寺を開いたことを示す史料はなく、真偽は不明としかいいようがない」(文化財課)と話す。
読売新聞より
結局、真相は闇の中で資料が出てくるとも思えない。が、少なくとも韓国側の言い分に筋が通っているとは言えないわけで。
取りあえずは返還されたことは喜ばしいが、しつこく言いがかりを付けてくる可能性は高い。今後どうなるかは、気にかけておきたいところである。
コメント
贋作でしょう。
同年代の仏像を加工すれば放射能炭素年代測定もクリアできる。そのために3Dスキャンを取った。罰当たりとしか言いようがないが、やつらなら「やる!」
結局、仏像は対馬のお寺に戻った後、対馬の博物館で展示されることになるようですね。
当然、真偽についての調査はなされたと思いますが、流石に韓国の議員の立ち会いのもとで返還されたわけですから、偽物を出したなんて事態には……。なりそうなのが恐ろしいところですね。
仏罰、てのもありそうでw
もしかするとそれは、ミョンX2大統領なのかも!?
返還された仏像様のお掃除と真贋鑑定はやっておくべきですね
ミョンミョンが仏罰の結果だとしたら、なんと恐ろしい結果でしょうか。
最近、擦り寄ってきていますし。
こんにちは。
既に韓国では、本物に似ても似付かないレプリカのお土産が出回っているそうでfrom楽韓さん。
仏像はお寺ではなく博物館に収められたわけですが、火付盗賊改方の常駐もお願いしたいところですね。
とにかく、燃えたり腐ったり欠けたりしないで(やっと)返還されたことに、一安心ではあります。
こんばんは。
ああそういえば、レプリカ売っているという話が楽韓Webさんで出ていましたね。
恥ずかしげもなくよくやるよと、感心します。
「世界の模範に」だと盗人が!
坊主が盗まずとも盗品と知りながら返却しなかったのは犯罪だ。
世界の模範なら盗品を直ちに返却している。シナにもキムチにも言える事は、個人は義理堅い熱い奴が日本人より多い傾向。
しかし集団として観た時に信用ならず、不誠実で見苦しく犯罪的である。
呆れてものも言えない言い草ですが、まあ、韓国ですから。