めんどくせぇ国だな。
「日本との関係改善」を準備する民主党…韓日FTA推進案の検討
2025-05-09 20:27:48
韓日修交60周年を迎え、財界はもちろん政治圏でも韓日経済協力議論が急流に乗っている。
毎日経済より
別に日韓関係は悪化していないぞ?何言っているんだ?
貿易協定を結ぶ前に必要なこと
頓挫したFTA交渉
先日、仏像を12年ぶりに日本に返却した韓国だが、「これを機に関係改善を」と意味の分からないこと言っているらしい。
盗んだものを返却したら、どうして関係改善に繋がるのかちょっと良く分からない。
来月大統領選挙を控えて民主党中央選挙対策委員会は李在名候補が大統領選挙で勝利する場合、韓日自由貿易協定(FTA)を推進する案を検討していることが9日確認された。
毎日経済「「日本との関係改善」を準備する民主党」より
過去に、日韓FTAの推進という話があったが、そもそもそれを嫌がったのは韓国側だったハズなんだが、どうした。
日本の外務省には日韓経済協定に関する説明がなされているが、研究自体は1998年頃からなされていて、2003年には首脳会談で「今年度中に交渉開始!」「2005年内に実質交渉を終了」とかいう話だったが、いつの間にか霧散している。
現在は、支那も加えたFTAをやろうという話に。
これもまた、停滞している。
日韓FTA交渉中断から20年、あのとき何が 元当局者が語る舞台裏
2024年11月29日 12時00分
2004年11月に日韓自由貿易協定(FTA)交渉が中断してから20年が経ちました。一時、交渉再開に向けた動きもありましたが、日韓FTAの締結を望む声はほとんど聞かれなくなりました。なぜ、日韓FTAはうまくいかなかったのでしょうか。
~~略~~
私も04年1月に韓国に赴任し、交渉の第2回会合から参加しました。当時、日韓FTA締結は、日韓関係での最重要課題とされていました。全体の雰囲気は悪くなかったのですが、韓国側は鉱工業品の関税撤廃を巡る日本の強気の姿勢に反発していました。
朝日新聞より
残念なことに会員限定記事なので一番重要な部分が読めないのだが、言いたいことは分かる。韓国側は、「都合の良い部分だけ関税を下げたい」という動機があって、国内で利益調整が出来ないので結局、韓国側から外交交渉をご破算にする。
そういう国なんだよ。
CPTPPに加盟?!
にもかかわらず、次期政権はTPPにも色気を出しているらしい。
民主党の先代委の核心関係者は「イ・ジェミョン政府が発足する場合、韓日関係を前向きに改善する必要があることに共感している」とし「その一環として韓日FTAまたは包括的・漸進的環太平洋経済同伴者協定(CPTPP)加入などを検討している」と明らかにした。同関係者は「韓日関係は国内政治的にかなり敏感な事案であり、今回の大統領選挙で公約で出す可能性は大きくない」としながらも「来る7月日本参議院選挙が終わった後に議論を本格化するという時刻表を組んでいる」と説明した。
毎日経済「「日本との関係改善」を準備する民主党」より
ええぇ。
CPTPPに加入って絶対無理だと思うのだけれど、どうなんだろう?過去にもCPTPPに加入する話は出ていたのだけれど、韓国は要件を満たすことが極めて難しい事情がある。
それは、韓国の屋台骨である半導体に関する保護や、保護政策で失敗してしまった自動車、電池、鉄鋼といった産業が、まだ韓国内では強い影響力を持っていて、財閥が幅をきかせている状況。財閥に対する税制優遇もかなりやっているし、労働環境などの保護に関しても財閥の存在によってルールの徹底が難しく、一方で労働者による労働争議が過激なため、この辺りも加入の妨げとなりそうだ。労働分野の義務の整備が難しいのである。
実際に、EUなどとの貿易交渉において、「国際労働機関(ILO)の基本条約の遵守が出来ていないよね」と批判された過去があり、CPTPP加入の足を引っ張る可能性がある。
今も、韓国の当時の状況と何も変わっていないから。
市場拡大は必要だが
というわけで、韓国にとってFTA締結交渉やCPTPP加入交渉は、国内での調整を丁寧にやらない限りはかなり難しいと僕は見ている。
FTAはともかく、CPTPP加入は順番待ちもあって台湾や支那が並んだその後に並ばねばならないという状況でもある。経済状況を考えると即効性のある対策が欲しいのだけれど、そういう意味でも適切ではない。
今年の韓日修交60周年をきっかけに両国が画期的通常協定を締結して市場を共に拡大しなければならないという産業界の声が反映されたものと見られる。チェ・テウォン大韓商工会議所会長は前日、この候補に会って日本など周辺国と経済共同体を作らなければならないという意見を伝えた。ドナルド・トランプ米行政部の関税圧迫で通常環境が急変する状況で韓国と日本が補助を合わせる必要性が大きくなったためだ。
毎日経済「「日本との関係改善」を準備する民主党」より
産業界から「市場拡大をしてくれ」という要請があったようなのだが、日本との条約を結んだところで何か改善するのか?ということは非常に疑問である。
韓国ヒョンデ、日本で「5年で販売規模10倍」はどうやって?再上陸2年半で1500台、カギは25年投入の小型EV
2024.11.12(火)
韓国の自動車大手ヒョンデの子会社ヒョンデモビリティジャパンは11月8日、横浜市内のカスタマーエクスペリエンスセンターで「2025年度ビジネスプラン発表会」を開催した。マネージングダイレクターの七五三木俊幸氏は「(次の)5年間で10倍以上の販売規模を目指す」という中期経営方針を掲げた。はたして、ヒョンデの目論見通り、事業を拡大できるのだろうか?
JB Pressより
実際、韓国が日本で自動車を販売するにあたって、関税がかけられているのかというと、1978年以降ずっと0%である。しかし、ヒュンダイの自動車販売台数は、2022年は年間526台、2023年は492台である。小型車に力を入れたところで、果たして販売数が伸びるのか?というと、甚だ疑問である。
半導体関連の事業に関しても、条約を結んで韓国にメリットが出るのかは怪しい。
つまり、FTAやCPTPPを結んだところで、何かメリットがあるのか?というと、恐らくは「条約締結した」という印象だけが先行して実が伴わない状況になる可能性は高い。
それどころか、CPTPP加入にあたっては種苗法などに関わる法制度の遵守を求められるので、韓国の農家に相当大きな影響が出る。
なお、日本側はどうか?というと、実のところ日本は殆どの国に対して関税はかけていないか、低い税率を設定している。米など一部の品目には高関税をかけているが、例外中の例外だ。つまり、日本にメリットは殆どない。韓国国内は市場規模も小さいので、輸出もあまり期待できないしね。
李在明氏が大統領になるにあたって、様々なリップサービスを繰り広げていて、このニュースもその一環なのだが、話半分に聞いておけば良いよ。日本としては、変な擦り寄りに注意するというのが当面の課題であろうと思う。アノ国とは出来るだけ距離を置くべきである。
コメント
簡潔に一言。
「うるせえ、こっち見んな!!」
本当にそうですね。