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媚韓外交で支持率浮上を狙った石破氏

外交
この記事は約5分で読めます。

記事にするかは迷ったのだけれど、軽く触れておくことにした。

日韓首脳会談 両国関係 未来志向・安定的な発展で一致

2025年8月24日 5時35分

石破総理大臣は韓国の李在明大統領と首脳会談を行い、両国の関係を未来志向で安定的に発展させていくことで一致しました。政府は首脳による相互訪問「シャトル外交」を定着させるとともに、経済や人的交流などさまざまな分野で協力を進め、日韓関係をさらに強化したい考えです。

NHKニュースより

一体、どんな意味があったのやら。

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韓国にとって安全運転に終わった日韓会談

アメリカ外交の踏み台に

一言で言うと、韓国に「アメリカ外交の踏み台にされた」ということであったと思う。本当にソレっきりだ。

こちらは前日の記事である。

「本当に余計なことしてくれるなよ」というだけの記事である。あまり読む価値もないかも?

未来志向?

韓国との外交をするときだけ出てくる「未来志向」というワードだが、特に意味はないことは皆さん御存知の通り。

石破総理大臣は23日、就任後初めて日本を訪れた韓国のイ・ジェミョン大統領とおよそ2時間会談し、両国の関係を未来志向で安定的に発展させていくことで一致しました。

また北朝鮮の完全な非核化に向け、日韓両国に加えアメリカを含む3か国で緊密に連携していくことを確認しました。

さらに人口減少や災害対策など共通の課題について解決策を見いだすため、協議の枠組みを立ち上げることで合意しました。

NHKニュースより

読んでも伝わってこないので、外務省のサイトを確認しよう。

注目すべき部分に色を付けておこう。

日韓首脳会談

令和7年8月23日

8月23日午後4時55分から約115分間、石破茂内閣総理大臣は、訪日中の李在明(イ・ジェミョン)韓国大統領と日韓首脳会談を行ったところ、概要は以下のとおりです(少人数会合:午後4時55分から約60分間、拡大会合:午後5時55分から約55分間)。会談後、両首脳は、共同記者発表を行いました。
 会談の結果に関し、両政府は共同プレスリリースを発出しました。

  1. 冒頭、石破総理大臣から、今般の李大統領の訪日を歓迎するとともに、韓国の大統領就任後、最初の二国間訪問先が日本となるのは、国交正常化後、今回が初めてのことであり、非常に良い形で「シャトル外交」を実践できることは喜ばしい旨述べました。両首脳は、両者間の「シャトル外交」の開始歓迎しました
  2. 両首脳は、日韓関係全般について率直な意見交換を行い、1965年の国交正常化以来これまで築かれてきた日韓関係の基盤に基づき、日韓関係を未来志向で、安定的に、大きく発展させていくことで一致しました
  3. 両首脳は、安全保障・経済安全保障分野について、現下の戦略環境の下、日韓次官戦略対話などの機会も活用しつつ、両国間の戦略認識を共有しながら、日韓、日韓米で対応していくことで一致しました
  4. 両首脳は、地方創生、少子高齢化・人口急減、農業、災害に対する強靱性の確保など、両国が直面する共通の社会・経済課題について、両国が互いの知見を共有し、協力して解を見つけていくため、両政府間の協議の枠組みの立ち上げで一致しました。また、両国間のワーキング・ホリデー制度の拡充の決定を歓迎し、両国国民間の交流及び相互理解を促進するための取組を政府として後押ししていくこととしました
  5. 両首脳は、経済分野の新たな地平として、水素・アンモニア、AI等に関する両国間の協力を一層推進していくことでも一致しました
  6. 両首脳は、地域情勢についても意見交換を行いました。核・ミサイル問題を含む北朝鮮への対応についても議論し、北朝鮮の完全な非核化に向け、日韓、日韓米で緊密に連携して対応していくことを改めて確認しました。また、石破総理から拉致問題の即時解決に向けた李大統領の引き続きの理解と協力を求め、両首脳は、その取組の重要性に一致しました
  7. 両首脳は、本年10月に韓国・慶州で開催されるAPEC首脳会議、日本で開催される日韓中サミットの成功裏の開催に向けて、互いに協力していくことで一致しました
外務省のサイトより

外交では「一致」<「合意」<「署名・条約」の順で重みが違う。なお、「歓迎しました」というのは、日本側の「お気持ち」であり、「後押ししていくことにしました」も同じ「お気持ち」である。

> さらに人口減少や災害対策など共通の課題について解決策を見いだすため、協議の枠組みを立ち上げることで合意しました。

うん、NHKニュースは誤報だね。「合意」はしていないよ。決まったのは「ワーキングホリデー制度の拡充」だけだね。

歴史認識について

どうやら、ミョンミョンは歴史認識に関してはあまり深く突っ込みたくはなかったらしい。

一方、石破総理大臣は歴史認識については歴代内閣の立場を全体として引き継いでいると説明したほか、東京電力福島第一原発の事故を受けて韓国が続けている日本産水産物などの輸入停止措置をめぐっては科学的根拠に基づいて意思疎通を図りたいと伝えました。

NHKニュースより

外務省のプレスリリースではPDFの方でこの部分について触れている。

石破総理は、1998年の「21世紀に向けた新たな日韓パートナーシップ共同宣言」を含め、歴史認識に関する歴代内閣の立場を全体として引き継いでいる旨述べた。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100893690.pdf

この程度に留めたらしい。

総評

というわけで、今回は何があって、今後どうなるか?なんだけど、すごく肯定的に評価すると、以下のようになる。

  • 関係修復の象徴 : 韓国大統領が初訪問先に日本を選んだこと自体が、対日重視の強いシグナルに
  • 未来志向の協力構築 : 社会課題・安全保障・文化交流など多層的分野での具体的な協力枠組み形成
  • 米国との三国協調への布石 : トランプ政権への前哨として戦略的な協調関係を再確認
  • 歴史問題への慎重な対応 : 過去を認めつつ前へ進むというバランスの取れた外交姿勢
  • 国内政治への影響 : 石破首相の支持基盤回復や、李大統領の実効的な外交姿勢アピールにも貢献

きれいな言葉で取り繕えばこんな感じではあるが、最初に言及した通りミョンミョンの狙いは「対米カードを強化するための演出」であり、韓国国内では「用日」という便利な言葉で正当化される出来事であったと思われる。

そうすると、日本にとってのメリットは何かというと、全く無い。本当に全く無いのである。あるとすれば、石破氏の個人的評価が「無難に乗り切った」という印象を演出する程度。国民の税金を使って支持率浮上を狙ったというだけの話で、これは韓国から恩を売られた形になって、その分だけマイナスになりかねない。

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