近況は「お知らせ」に紹介するようにしました。「注意して下さい」もお読み下さい。
スポンサーリンク

【オールドメディアの夕暮れ】支持率さげてやる!

報道
この記事は約4分で読めます。

あまり言及することでもないけれど、軽く触れておくか。

本社カメラマンを厳重注意 「支持率下げてやる」発言―時事通信社

2025年10月09日11時06分

自民党本部で高市早苗総裁の取材待機中、報道陣の一部が「支持率下げてやる」などと発言した音声が収録され、インターネット上で拡散されたことについて、時事通信社は9日、映像センター写真部所属の男性カメラマンの発言であることを確認し、本人を厳重注意したことを発表した。

時事通信より

余計な発言をしたところが報道に載ってしまって大騒ぎだったこの問題、「厳重注意」とは一体何だったのかは気になるところ。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

見られる、聞かれるという意識のないメディア

消すと増える

この話題、ネットでは随分と話題になっていたけど、内容は実にくだらない話。

報道陣「支持率下げる」音声拡散 高市総裁の取材対応を待つ一部

2025/10/08

自民党の高市早苗総裁による取材対応を待っていた報道陣の一部が「支持率下げてやる」「支持率が下がるような写真しか出さねえぞ」と発言したとされる音声を含む動画が、交流サイト(SNS)上で拡散されていることが8日分かった。

共同通信より

探していただければ動画も見つかると思うが、報道ベースで文字になったところを引用しておこう。

これが昨日の段階での共同通信のニュースで、SNSでさんざん拡散されて絶賛炎上していた状況で、流石に取り上げないとまずいかなと記事になったものだ。音声でばっちり拾われて、TBSか何かの動画で紹介されてしまった。

現在は、公式の方は編集されて音声が消されているようだが、「消すと増える法則」は健在だったので、後の祭りである。

謝罪に追い込まれる

SNSが発達していなければ、こんなことにはならなかったので、ますますSNS規制がはかどりそうだが、流石にスルーはできなかったようで、冒頭のニュースになったわけだ。

発言があったのは7日午後。自民党本部で他社のカメラマンらと、写真撮影のため高市総裁の取材対応を待っていた際、時事通信社のカメラマンが雑談で「支持率下げてやる」「支持率が下がるような写真しか出さねえぞ」と発言し、ネットの生中継で収録された音声がSNSで拡散した。SNSではこれ以外の発言もあるが、同社はこのカメラマンの発言ではないとしている。

同社の藤野清光取締役編集局長は、雑談での発言とはいえ、報道の公正性、中立性に疑念を抱かせる結果を招いたとして、男性カメラマンに厳重注意した。

時事通信「本社カメラマンを厳重注意~」より

そっかー、でも時事通信だと社長の謝罪はないよね。

時事通信社の斎藤大社長室長の話 自民党をはじめ、関係者の方に不快感を抱かせ、ご迷惑をおかけしたことをおわびします。報道機関としての中立性、公正性が疑われることのないよう社員の指導を徹底します。

時事通信「本社カメラマンを厳重注意~」より

社長室長というのは、社長室を統括する人材で社のサポーターのトップという位置づけだ。つまり、時事通信的には社長の沢井氏が出てきて謝罪するほどではなかったという意味だろう。早期の火消しや、事態の収束を図るための対応だといえるので、今後、改めて社長が出てくる可能性は否定できないが…、まあ、時事通信はやらないだろうね。

非常に残念な発言

さて、言われた側の自民党だが、広報本部長の鈴木貴子氏は「非常に残念な発言だ」とした。

「支持率下げてやる」発言を自民幹部が問題視 鈴木広報本部長「残念だ」発言者特定は否定

2025/10/8 15:31

自民党の高市早苗総裁に関し報道陣の一部が「支持率下げてやる」などと発言したとされる動画がSNSで拡散されている問題で、同党の鈴木貴子広報本部長は8日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、「非常に残念な発言だ」と問題視した。発言者の特定は否定した。

産経新聞より

問題視はしないよという意思表示だろう。

時期が時期だけに、あまり大げさにはしたくないのと、「分かってんだよ、時事通信」「わかるだろう?」というメッセージだ。

自民党が微妙な時期であるためにやや弱腰になっているのはわかるが、しかし、本来であればこのような発言は宜しくない。「公平性を担保してくれ」と注文を付けるべきだろう。

擁護できない部分

さて、最後はメディアと呼んでいいか微妙なところからの引用である。

立川志らく「支持率下げてやる」発言メディアの対応に苦言「注意だけ。せめてカメラを取り上げなさい」

2025年10月09日 17:54 (10月09日 19:01更新)

立川志らくが9日、自身のXを更新し、時事通信社の「支持率下げてやる」騒動の対応に苦言した。

山陽新聞より

立川志らく氏は割と左派寄りの思考を持つ人物なので、ちょっと意外な感じはしたけれども、割とまっとうな発言に感じた。

つまり、左派であっても擁護しにくい発言という風にもとれるわけだ。

実際のところ、今回の発言は報道に載ると思っていなかった軽口の部類で、本来であれば大した話ではないのだけれど、その実、マスコミが常にこのようなスタンスで取材に臨んでいることがバレてしまった。

そりゃ、偏向した報道にもなるよね、と納得感すら生まれてしまう。それこそが問題の本質なんだよねぇ。

コメント

  1. 七面鳥 より:

    こんにちは。

    この件については、
    ①即座に大炎上した、SNS界隈の『情報を自分で取りに行く層』
    ②多分、今でも事の次第を知らなそうな『オールドメディアのプッシュ型情報しか取らない層』
    の二分化を大きくあぶり出した、とも思ってます。
    で、②の層がわりと票を持ってて、かたくなに古い教えを信じてるんですよね、色々と……

    志らく氏は、何があったのか、ここのところ急に発言が(我々から見て)正常化したように思います。
    まだ完全には信頼はしませんが……
    ※人気の上がっていた当時の河野太郎もそんな感じだった。同じ理由で細野豪志も慎重に見ていたけど、彼は最近でも安定しているように見える(防衛技術博物館を作る会のイベントとか行くと、頻繁に見かけます)。へずまりゅうも、やり方の賛否はあっても最近は(攻撃対象がはっきりしている分やる事もはっきりしているからか)安定しているように見えます。あと、埼玉のジョーカー議員こと河合悠祐氏は、立候補の政見放送以降、全部計算でやってるのが見えたので密かに応援してます。

    • 木霊 木霊 より:

      こんばんは。

      この件、そんな大した話じゃなかったはずなんですが……。
      報道陣が思いの外動揺しているのが面白いですね。

      ネットには色々な人物が登場しては馬脚を現すというのを繰り返す感じなので、興味深く見ていますよ。