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支那外務省も高市氏に圧力をかける事態に

中華人民共和国ニュース
この記事は約4分で読めます。

強火の発言で、日本を脅すスタイルを選んだらしい。強気に出れば日本が引くと思ってるんだろうなぁ。

中国外務省、高市首相に台湾発言の撤回要求 「武力介入なら痛撃」

2025年11月13日20時39分

中国外務省の林剣副報道局長は13日の記者会見で、高市早苗首相に対して、台湾有事を巡る発言の撤回を要求した。その上で「日本側が一切の責任を負わなければならない」と主張し、「もし日本が大胆不敵にも台湾情勢に武力介入すれば侵略行為であり、中国は必ず正面から痛撃を加える」と表明した。

時事通信より

高市氏の発言は、「台湾有事は日本有事」という事実から考えれば当然の帰結だ。それにもかかわらず、政府答弁として「存立危機事態」の判断の可能性を示唆したことが、支那側は気に入らなかったのだろう。

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断固たる姿勢で

台湾有事は日本有事

おそらくは国内の弱気な方々、或いは「配慮が好き」な方々は一斉に「慎重に発言すべきだ」と撤回を求めるのだろう。しかしこれは国内問題であり、国会内での議論は今やらねばならないことである。

高市氏は7日の国会答弁で、台湾有事が「存立危機事態」に該当する可能性があると述べた。これに対し、林氏は「(高市氏が)中国側の抗議の後もかたくなに撤回を拒んでいる」と強調。日本側が台湾問題に介入することは「戦後国際秩序への挑戦で、中日関係に重大な損害を与える」と非難した。

時事通信「中国外務省、高市首相に台湾発言の撤回要求~」より

この国会答弁の影響で、こちらの話に発展するのだが、今回は更にエスカレーションした格好だな。

この件も、日本側からの抗議に対して全く動いていないようだが、支那は「そういう国だから」としか言いようがない。

なお、この件に関してアジビラと名高い新聞社を名乗る団体は、このような社説を出していた。

〈社説〉高市首相と台湾有事 存立危機を軽く語るな:東京新聞デジタル
高市早苗首相が中国による台湾への武力侵攻が起きた際、安全保障関連法に基づく存立危機事態に認定し、集団的自衛権を行使する可能性に言及した...

100%盲言なので読む価値はない。

石破前首相、高市首相に苦言 「台湾問題の断言これまで避けてきた」 | 毎日新聞
石破茂前首相は13日に出演したラジオ番組で、中国が台湾を海上封鎖した場合に、自衛隊が集団的自衛権を行使する「存立危機事態」になり得ると高市早苗首相が国会で答弁したことについて、「台湾問題で『この場合はこう』と政府が断定することは、歴代政権が...

そして、背中から味方を撃つ石破が復活!これが正論であれば刺さるかもしれないけれど、そうではないんだよね。

シーレーン防衛は大切

結局のところ、この話は日本のシーレーンに関わる大切な話。

この辺りで触れたように、シーレーン防衛というのは日本の生命線に関わる話なのだから、疎かにすべきではないのだ。

それが存立危機事態の一態様であるということは、2022年の安保三文書(国家安全保障戦略、国家防衛戦略、防衛力整備計画)にすでに明記された話。

今更である。

よって、支那の姿勢はさておき国会内で議論すべきことは議論する。外交は外交で考えていくしかないだろうね。

追記

コメントいただいてどちらに書こうか迷ったが、新しい方に。

茂木外相の「中国側に適切な対応を求める」対薛剣措置はペテン? まもなく薛剣が任期満了を知っているはず

11/13(木) 21:02

茂木外相は訪問先のカナダで、11月12日午後(日本時間13日午前)、薛剣(せつけん)総領事のXへの投稿に関して「日中関係の大きな方向性に影響が出ないように、適切な対応を中国側がとるように強く求めていく」と言ったが、これはペテン師のようなやり方だ。

なぜなら、薛剣が大阪の総領事として赴任したのは2021年6月29日で、今年の11月28日で着任から4年5ヵ月経つことになる。これまで大阪総領事で最も在任期間が長いのは4年4ヵ月。だから薛剣は任期満了で、まもなく帰国するはずだ。

二度も外相を務めたことのある茂木外相はそのことを十分知っていて「中国側に対応を求める」などと言って日本国民を欺いている。

茂木外相は「中国側に対応を求める」のではなく、「薛剣が日本国内にいるうちに厳罰を科すべき」である。

Yahoo!ニュースより

大阪総領事の任期が概ね決まっているというのは、特に新しい話ではないし、現総領事の薛剣氏が任期満了間もないという話も概ね事実だろう。

ただ、任期に関わらず厳しい対応をすべきだ。

そして、この話は寧ろ逆さまなのではないか?と、言う風に考えている。

薛剣氏は、日本で言うところのチャイナスクール的立ち位置(外務省で支那を担当すべく勉強した派閥)、すなわち支那外交部で日本について学んだジャパンスクール的な立ち位置の外交官である。言ってみれば、日本通だ。

そうすると、任期満了で本国に帰らねばならない時期だからこそ、あのような発言をしたのだということになる。

支那の外交官とはいえ、結局のところ習近平氏の顔色を伺って生きていかねばならず、叛意を見せれば命の保証もない。つまりあのメッセージは、まさしく習近平氏向けのメッセージで、「今から帰国しますよー」という挨拶的な何かであったと理解すべきなんだと思う。

コメント

  1. 軍事オタクより より:

    まさか中国の外務省も言うとはよほど内部がガタついているのでしょうね
    あちらがいうだけ世界から嫌われるのに
    日本は毅然とした態度を望みますね

  2. 匿名 より:

    支那様に忖度しまくって自分の望む答弁が返ってくると思ったイオン岡田の質問がここまで大きくなるとは

    シーレーンに点在するチョークポイントに派兵するって時も中東から石油が輸入出来なくとも存立危機事態じゃないって宣ったお人ですし。
    大西洋周りでアホみたいにコストかけりゃそりゃ石油輸入出来るけど国内の日本人干上がりますがな(笑)

    支那がキャンキャン吠えてる時はそこまで状況としてはエスカレーション上がって無いんじゃないかなと…
    支那国内の国民に対してのプレゼンスかと。

    今一番悪手なのはこれで日本が引いてしまうと、世界的に何かあったら強く言えば日本なら引くんじゃないのかってイメージが付いて回る事じゃないのかなと思いますけどね。

    • 木霊 木霊 より:

      話は、マダマダ大きくなりそうですよ。
      岡田氏はトリガーを引けて満足なのではないでしょうか。

      今回、観光業に負荷をかけてきたというのは、これまで公明党が牛耳っていた分野だからかも?
      だが、もう大臣は違うのだよ。
      ということで、年末に向けて支那人観光客が減りそうです。静かになりますね!

  3. 砂漠の男 より:

    高市総理はなかなか気丈な方のようで、本件に関連して支那政府が日本への支那人渡航自粛で圧力をかける一方、高市総理は昨日の参院予算委員会で「非核三原則」の見直しにも言及。すかさず支那外交部から非難声明が出された。
    高市総理の発言は、支那政府への対抗を意図したものではないですが、この丁々発止が面白い。支那政府は、薛剣発言に対して維新からも「謝罪」を要求されているので、高市総理の台湾有事発言にこれ以上介入できないでしょう。
    薛剣総領事が出国して幕引きかな。

    • 木霊 木霊 より:

      答弁動画はなかなか見応えがありました。
      そして、渡航自粛呼びかけが始まりましたよ。
      未だ、何をやってくるか。