色々興味深いニュースはあるんだけど、どうしようかな。どうでも良いネタを拾っておくか。
韓国の地盤沈下事故、今年169件発生…人命を奪う「地下空洞」の半数が放置
2025.12.04 08:00
”人命を奪う”大規模な地盤沈下が相次いでいるにもかかわらず、その原因となる地下空洞の管理は十分に行われていないことが明らかになった。
中央日報より
今年は随分とシンクホールのネタ、擦ったもんね。
シンクホールは何故発生するの?
多発するシンクホール
日本でも随分と問題になった老朽化上下水道だが、韓国はそれだけが問題じゃないってことのようで。
3日、国土交通部の地下安全情報システム(JIS)によれば、「地下安全管理に関する特別法」が施行された2018年以降、全国では計1566件の地盤沈下が発生した。今年は11月までに169件に上る。
~~略~~
専門家らは、大規模な地盤沈下は老朽下水管の問題ではなく、風化土で地下水が一気に抜け落ちて形成される大規模な「地下空洞」が原因だと指摘している。地質資源研究院のユ・ドンウ責任研究員は「老朽下水管に伴う漏水は量が多くないため、人命被害を伴うほどの地盤沈下にはつながらない」とし、「トンネル工事など複合的な要因で地下水位が大幅に低下すると、大きな空洞が形成され、大規模な地盤沈下が発生する」と述べた。
中央日報「韓国の地盤沈下事故~」より
今年発生した169件を含めて、2018年以降1566件の地盤沈下が発生している韓国。
どうやら老朽下水管の問題ではなくて、地下空洞が形成されたことが問題だとしている。地下空洞の形成の原因がトンネル工事や地下鉄工事なんかが原因だという風に書いているんだけど、以前見た記事では地下水の流れが問題だとか言う話もしていた。
此処で注目すべきは「何が原因か」というよりは、原因そのものが特定されきっていないという点である。
もしかしたら、調べるのが面倒なので調べなかったということもあったのだろう。
地下空洞と言えば
過去にこのブログで言及したけれど、地下空洞と言えばこんな話があった。
この記事も前半はシンクホールの話をしている。で、後半に、100年前の下水管が発見されたとして騒ぎになった話を紹介している。
このソウルの下水管だが、「市の記念物」にしたと報じられていたけど、おそらくは日本統治時代に作ったシロモノ。そこに歴史的価値があるよね、って話をしちゃうと韓国的には不味くないか?
まあ、いいんだけどさ。
今回取り上げた理由は、100年間誰にも知られずにひっそりとそこにあったってこと。要は他にも結構あるんじゃないかな?調査していないしね、という話なんだよね。
専門家らは、結局のところ、地下工事に先立って地質調査を適切に実施すべきだと強調している。延世大学社会環境システム工学部の趙元喆名誉教授は「地下鉄工事だけでも20〜30メートル以上掘り下げるのに、ソウル市の地下空洞調査はGPRで地表から3メートルまでしか確認できず、“殻だけを見ている”ような状況だ」と指摘した。
中央日報「韓国の地盤沈下事故~」より
「やっぱり問題だよ」という人もいるんだけど、そもそも韓国が保有している機材では確認できない。だから「地質調査すべき」と声高に叫んでも実際には非破壊で調査する方法はないので、多分やらない。
これまでもやってこなかったのだから、これからだってやるわけはない。そして、シンクホール問題も続くのである。
まあ、調べたって放置されるのだから、調べる意味はあまりないんだけどね。




コメント
この件は日本も他人事じやないですね
埼玉の件でようやく調べるようになったので韓国は日本の統治時代の管をかなり使ってそうですね
地中レーダもせいぜい2〜3m位までしか分からないし
そもそも配管の図面を作成してるのか心配ですね
日本も古い配管はよく変更あっても
図面に反映される事がないですから
シンクホールを調査するには
ボーリング調査が必要不可欠
事前に埋設調査をして
これを韓国は手間がかかるし人材も不足なのでするのかな?って思います
確かに、都内は結構調べている感じですけど、地方はなかなか難しいみたいですね、日本でも。
地中レーダーは感度の高いタイプもあるみたいですけど、今のように車で走りながら地下を調べていくとなると、やはり2~3mが限界みたいですね。
古い配管の変更というのも、現場では図面に反映していく方向になっているみたいで、電子化する話もあるようですよ。
ただ、それが上手くいくかはまた別なんですが。
韓国では中国がアフリカに作った道の様に、整地した後に砂利を敷いて排水層を作らずに舗装するんですよね