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燃やされた首都テヘラン、イランの抗議活動は更に加熱

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中東
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激しくなってきたな。

首都テヘランでモスクなど燃やされる イラン各地で抗議

2026/1/9

イランで続く反体制の抗議行動が8日で12日目に入り、その規模を拡大している。ソーシャルメディアに投稿された動画には、首都テヘランや複数の都市で大群衆が行進する様子や、建物が燃える様子が映っている。

BBCより

これは、本当にいよいよかも。

激しさを増す抗議活動

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抗議活動は暴動へ

昨日言及しているので、追記でも良かったのだが。

規模と激しさは、昨日とは段違いのようだ。もはや、暴動の様相を呈している。

昨日の段階でもかなり人が多かったのだが、本日はイラン全31州の100以上の市や町に広がっているそうだ。

そしても火の手があがった。

CNNが確認した映像には、イラン各地の都市で大規模な抗議活動が展開され、デモ参加者が道路を封鎖し、首都の路上で放火する様子が映し出されていた。また全国各地で対立するグループがデモを行って結集し、イラン政府への支持と反対をそれぞれ表明するシュプレヒコールをあげる様子も確認された。

CNNより

気になるのは、動画では治安維持を担当する革命防衛隊が出てきていないことだ。

インターネット断絶

余りに全国規模に広がってしまって、収拾が付かないのではないか?とも思えるが、どうやらこれに対抗してインターネットを切断して情報拡散を防ぐ方針のようだ。

一方、インターネット監視団体「ネットブロックス」は、イランが「全国的なインターネット断絶のただ中」にあるとみられると発表した。

7日には、西部のいくつかの都市や町、その他の地域などで、抗議者らと治安部隊が激しく衝突した。

IHRは、この日に全国で計13人の抗議者が殺害され、昨年末からの抗議行動で最も多くの死者を出した日になったとした。

BBCより

にもかかわらず、動画は拡散されている。この動画がどのように撮影されたものかは不明なので、情報の正しさについてはCNNやBBCを信用するしかないのだが。

出火に対する不安

ところで、首都テヘランで出火というと、気になる話が思い出される。

イラン首都で水が完全に枯渇する恐怖 衛星写真が捉えた壊滅的状況

2025.12.02 Tue

約1500万人が暮らすイラン首都テヘランは水が完全に枯渇する恐怖に見舞われている。

ペゼシュキアン・イラン大統領は先月初めの演説で、12月までにテヘランに雨が降らなければ水を配給制にすると明らかにした。雨不足が続けば、住民は「避難しなければならない」とも述べている。避難は現実的でないと指摘する専門家が多くいる一方で、ペゼシュキアン氏の発言は同国の深刻な状況を反映したものといえる。

CNNより

水不足なんだとか。

市街地から約24km離れたラティヤンダムの貯水率は9%ほどだと説明されているが、写真を見る限りほぼ枯渇状態である。2025年5月8日の写真(右)と2025年11月10日(左)の比較なんだけど、ダムがこの有様である。

イランは今年、深刻な干魃に見舞われていて、消火するための水が足りないのでは、と。

まとめ

抗議活動の鎮火も難しければ、放火された火の鎮火も難しいという状況なのが、イランの現状のようだ。

現政権はどのようにこれを消火していくのだろうか。

本当に、近日中にハメネイ氏は引退に追い込まれ、現体制の崩壊に繋がっていくのかもしれない。

追記1:革命防衛隊が弾圧に動き出す

始まってしまったらしい。

イランの病院に目や頭撃たれた死傷者多数と医療関係者、 反体制デモ続く

2026年1月10日

通貨下落を発端としたイラン各地の反体制デモは10日にも各地で続き、100以上の都市や町へと広がり、近年で最大規模のものになっている。多数の抗議者が殺傷されている様子で、さらに多くが拘束されている。イラン国内の医療機関の医師たちは9日夜、BBCに対して、眼科病院をはじめ病院が死傷者であふれていると話した。抗議ではイスラム共和国の終わりを求める声が上がる一方、イランの治安当局はそろって抗議参加者に強い警告を発している。

BBCより

革命防衛隊が動いて国民を弾圧する……。

独裁国家であればこういう展開は珍しくない。これをイラン国内の勢力だけで止めることは難しかろうと思う。

追記2:死者は490人、1万人拘束との報道

更に犠牲者が増えているらしい。

イランの反政府デモで死者490人 1万人拘束、強硬手段で鎮圧する構え 米対応協議へ

2026/1/12 05:51

イラン全土に広がった反政府デモで、人権団体のニュースサイトHRANAは11日、デモ参加者の死者が490人になったと明らかにした。拘束者は1万人を超え、治安要員40人以上も死亡した。ロイター通信が報じた。イラン指導部はデモの背後に米国とイスラエルがいるとし、強硬手段で鎮圧する構えを崩していない。

産経新聞より

拘束者をどこに収容しているのかは不明だが、1万人って。

ニューヨーク・タイムズ紙によると、トランプ氏にはここ数日で複数のイラン攻撃案が提示された。米政府当局者は、米国の武力行使がイランで指導部の支持を高めたり、報復の連鎖を引き起こしたりしないような慎重な対応が必要だと指摘。米軍高官は、攻撃前の戦力配置には時間が必要だとの認識を示した。

産経新聞より

報復の連鎖ねぇ。

しかし、ベネズエラでも随分と国民は弾圧されていたけれど、イランもこうなってしまったわけで。これが許されるのか?という話は民主主義国家として考えるべきだと思う。

内政干渉が何処まで許されるのか?他国の国民の保護って、どう考えるべきなのか?なかなか難しい命題ではあるんだけどね。

追記3:沈黙する日本のメディア

まさか、イランの話に触れるメディアがここまで少ないとは。

イランのデモ 武力弾圧で緊張を高めるな

2026/01/12 05:00

イランで物価高に端を発した抗議デモが拡大してきた。これにトランプ米大統領が介入を示唆して混乱を深めている。

中東の大国を巡る緊張がさらに高まり、地域の安定が脅かされる事態を憂慮する。

讀賣新聞より

普段、「ジンケンガー」と騒いでいる左派新聞やアジビラは、これに関して社説すら書けないというのは一体どういうことなんだろうか。

朝日新聞は、「イラン危機を読む」などというシリーズを扱っていたのに、今回は何故かトーンが弱い。何が問題なんだろうね。そういえばNHKもかなり低調(らしい:最近はサイトにも行かないので、噂しか知らない)。

このままでは、イランは軍事転用を念頭に秘密裏に核開発を進めているとの疑念が深まり、米国に再攻撃の口実を与えかねない。

国際的な孤立と経済苦境から脱却するには、イランがIAEAとの協力を再開し、国際社会の信頼回復に努める必要がある。

讀賣新聞より

これが讀賣新聞の社説かぁ、随分と左派的な発想なのだけれど、穏当ではある。ただ、イランにIAEAとの協力を求めたところで、今更という感じだし、無理だろう。

ここまで反対派のデモが盛り上がってしまい、革命防衛隊が弾圧するモードになってしまうと、収集はつかないだろう。

情けないのは、野党の連中で、論外な立憲民主や日本共産、社民などはともかく、参政とか日本保守とかも真っ当な発信ができていない。

コメント

  1. 七面鳥 より:

    こんにちは。

    国内マスコミは、未だに「デモ」だそうですが。
    もはや「革命前夜」あるいは「クーデター進行中」ですよね。
    NHKはテヘランに支局もあるのに何やってんだ!って書き込みをXで見ましたが、その通りですね。
    まあ、NHKだし……(政府は、NHKの報道機関としての資質を疑うべき)

    • 木霊 木霊 より:

      こんにちは。

      NHKは本当に、テヘラン支局で何しているのやら。
      情報収集はしているのでしょうが、「報道できない理由」があるんでしょうかね。「自由」は何処へ行った。
      イランのデモは、国民弾圧に繋がってしまいました。もう、静観している状況ではなくなってしまいましたね。