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【追記】在韓米軍の“異例訓練”――効果絶大で支那の高笑い

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大韓民国ニュース
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先日の在韓米軍による“異例訓練”に纏わる騒動は、一回の出来事では終わらなかったようだ。米韓関係そのものに波紋が広がっている。

韓米、「自由の盾」訓練まで不協和音…「戦時作戦権移管・同盟に否定的な影響」

2026.2.23 18:55

韓米が連合訓練の方式と対北抑止の強度をめぐり、事あるごとに衝突し、葛藤が次第に表面化している。軍当局が上半期の定例訓練「自由の盾」(FS)期間中の野外機動訓練(FTX)の調整を提案すると、米軍指揮部が慎重な意見を表明し、亀裂が生じた。

国民日報より

例年行われているフリーダム・シールドの演習も、下手したらなくなって机上演習だけになりそうだ。

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離間政策が浸透する

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気に入らないニダ!

先ずは前回の記事を。

前回、前々回の記事で、在韓米軍が支那の防空識別圏(ADIZ : Air Defense Identification Zone)付近で軍事演習をやったら、支那はスクランブルをかけたし、韓国は文句を言ったということを紹介した。

そして、それに対する言い訳が出ていたことも紹介した。

この件に関して、在韓米軍に対して韓国が物言いを付けたとのこと。

[単独]「西海戦闘機対峙」在韓米軍が謝罪…さらに2日間計画していたが中止

2026.2.23 20:31

西海空域で在韓米軍戦闘機が大規模訓練を実施し、中国戦闘機の対応出撃により米中間の対峙状況が生じた件について、ジャビエル・ブランソン在韓米軍司令官が韓国軍当局に直接謝罪の意を伝え、計画していた訓練も早期に中断したことが確認されました。

MBCの取材によると、西海での「米中戦闘機対峙」事態直後、韓国側の抗議と懸念を複数のルートで受け取ったブランソン在韓米軍司令官は、韓国軍当局に直接謝罪の意を伝えたと伝えられています。

MBCより

そっかー、在韓米軍に謝罪を求めたかぁ。それだけでなく、抗議によって当初、2月18日から21日までの4日間予定されていた訓練を、予定より2日早く(19日に)中断したそうな。

韓国政府は余程腹に据えかねたのだろう。

この手の在韓米軍による訓練は慣例的に行われてきたし、今回も韓国側には簡素だが事前通達はしたのだ。

2日目から動き出したことの意味

だからこそ、韓国側は1日目は静観した。

ところが、支那が「ADIZ付近で軍事演習を行っている!」と過剰反応をして、スクランブルをかけてきた。

在韓米軍F16、西海で中国軍機と対峙した機体は実弾積んでいた【独自】

2026/02/24 11:25

【TV朝鮮】(アンカー)

今月18日に西海上空で米国と中国の戦闘機が近距離で対峙していたという事実が、最近になって判明しました。当時出撃していた米軍のF16戦闘機は、訓練用ではなく実弾を搭載していたことが把握されました。在韓米軍が実弾を積んで出撃すること自体が異例だといいますが、なぜそうしたのか、イ・テヒョン記者が独自取材しました。

朝鮮日報より

そりゃ、実弾くらい積むだろうさ。

ともあれ、支那から韓国に対して厳重注意が飛んできたのだろう。慌てて、韓国政府は在韓米軍に申し入れをした。

おそらくそれが2日目のこと。

だからこそ、2日目の軍事訓練で、残り2日を「短縮」する判断になったのだが、位置的には支那軍機がスクランブルをかけてくることは容易に分かる位置である。つまり、実弾演習は好むと好まざるを行う必要があった。

場合によっては、一触即発になるのだから。

丸腰で演習をやって撃ち落とされたら、それこそ一大事である。そういう意味では、韓国側の過剰反応こそ異例だったのだろう。

文在寅政権方針に沿って

そして、韓国側の猛抗議があって、在韓米軍は訓練中止に至った。そして、米韓共同演習「フリーダムシールド」の縮小という懸念まで出てきている。

実は、過去に文在寅氏(ムン君)が行っていた、フリーダムシールドの縮小という方針があったが、尹錫悦(ユンユン)政権で事実上なかったことになった。

ところが、李在明(ミョンミョン)政権が安定してきたからか、対北朝鮮・支那方針で路線変更をしてムン君が目指した従来路線に向かっている。ムン君とミョンミョンは師弟関係にあるので、当然なのかもしれないが。

非武装地帯(DMZ)出入り承認権限をめぐる国連軍司令部との葛藤と軍事分界線(MDL)一帯飛行禁止区域の設定問題も短期間解決しにくい懸案に挙げられる。韓米間の亀裂が戦時作戦統制権転換を含む同盟信頼の問題にまで影響を及ぼす可能性があるという懸念が出ている。

国民日報「韓米、「自由の盾」訓練まで不協和音~」より

色々と逆回転しているね。

更に、戦時作戦統制権の返還という話も具体的に進んでいる。

演習縮小、DMZ運用問題、そして戦時作戦統制権の返還議論。これらは個別案件に見えるが、すべて「米軍の関与度」を下げる方向で一致している。

良い悪いはともかく、現実問題として韓国は西側の拠点から離れつつあるのだ。支那の高笑いが聞こえるようだよ。ちょっと突いただけで、効果絶大だったのだから。

まとめ

そもそも38度線は、本来、陸上戦における防衛ラインである。韓国にとっては重要なラインだが、日本にとっては日本海で海上優勢を確保するという実情は変わらない。仮に朝鮮半島の政治状況が大きく変化したとしても、支那海軍のの主力艦艇は直ちに半島から展開できるわけではなく、依然として本土沿岸の主要基地から出動する。

つまり日本海の戦略的重要性は、半島情勢とは切り離して考えるべき恒常的課題なのだ。今回の一件は、それを国民にも分かる形で可視化したに過ぎない。それ故に、今後はしっかり日本海側にも基地を整備すべきなんじゃないかな。

コメント

  1. 砂漠の男 より:

    こういうトラブルは、トランプ政権による反グロ秩序再編の中で起こり得ることかもしれませんが、さすがに今回の韓国の反発は自ら孤立しかねないリスクを晒しているようにみえます。
    つい最近、戦争省No.3が韓国を訪問し、トランプ政権の東アジア方針を伝達していますが、
    今回の意思表示は韓国政府からトランプ政権へのその”回答”と受け取られかねないかと。
    韓国はトランプ政権からどこかで仕返しされないといいですけどね。