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イラン戦争を支那は静かに楽しんでいる?!

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大韓民国ニュース
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ちょっと面白い記事があったので紹介しよう。

イラン戦争を静かに楽しむ中国…中、米・イラン戦争の独占的受益者

2026.3.4 13:40

◆ 趙泰賢:はい。現在アメリカと戦争を繰り広げているイランは、長年にわたり中国と友好的な関係を維持してきた中国の中東戦略拠点と評価される場所でもあります。そのため中東当事国と同様に、今回のイラン・アメリカ戦争を注視している国が中国ではないかと思います。特に3月末に予定されている米中首脳会談にも影響を与えると見られます。

Daumより

イラン関連の話で、韓国の支那専門家が質問に答えるという記事である。そこで、「支那には有利な展開だ」という風に説明していたので、びっくりした。

静かに微笑むことが出来るか

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桶屋かな?

先日の記事では、支那が困るよという記事を書いた。

イランと支那は経済的な繋がりが強く、イランから輸出される原油の9割が支那へ、そして支那としては一帯一路の要衝としてのイランが重要だということを説明したわけだが、確かにこの話は短期的な視野での話とは言い難い面もある。

僕の記事の説得力はともかく、この専門家の方はどう説明して、「支那が微笑む」のかというと……。

イラン情勢の悪化は、表面的にはイラン産原油に依存する支那への打撃が大きく見えますが、実情は韓国や日本の方が深刻な被害を受けるという分析で、

  • 支那の優位性
    • 中国はイラン産原油の主要な買い手だが、全体に占める割合は限定的(13〜15%)
    • ロシア産への切り替えが可能
    • 制裁で孤立したイランに対し「唯一の買い手」として価格交渉力を強め、より安価に調達できる可能性あり
  • 韓国・日本の窮地
    • ロシア産への代替が難しく、イラン情勢の混乱による供給不安やコスト増の衝撃を直接的に受ける

うんうん、そうなるといいね。

支那の原油輸入先

では本当にそうだろうか?

支那が原油を買う相手は以下の通り。

順位国名シェア(輸入額/量ベース)特徴・背景
1位ロシア約19〜20%最大の供給源。ウクライナ侵攻後の制裁により、中国への輸出が急増。
2位サウジアラビア約10〜14%長年の主要供給国。価格戦略によりシェアは微減傾向。
3位マレーシア約10%イラン産原油の主要な積み替え拠点。制裁逃れのための「迂回輸入」が含まれるとされる。
4位イラク約8〜12%中東における安定した供給源の一つ。
5位アラブ首長国連邦 (UAE)約6%近年、輸入量が急増している供給先。
その他オマーン、ブラジル等各4〜6%程度多角化の一環として南米やアフリカからも調達。

ここに現れていないファクターとして、ベネズエラからの輸入が3~4%程度あったようだけれど、これが輸入できなくなると予想されていて、この分をまず振り分ける必要がある。

では、ロシアから原油を買い付けられるのか?というと、実はちょっと怪しい。

ロシア、インドに原油輸出振り向けも 供給混乱で=関係筋

2026年3月5日午前 10:26

ロシアは、米イスラエルのイラン攻撃に伴う原油供給混乱を受け、友好国インドに対して輸出の一部‌を振り向ける準備を進めている。事情に詳しい業界関係者が明らかにした。ロシア産原油約950万バレルを積んだ船舶がインド近海を航行しており、数週間以内に到着可能な状況にあるという。

ロイターより

インドが慌ててロシアからの買付けを約束したようで、支那がその後から割り込む余地があるのか?というのは少々不安がある。

サウジアラビアとの関係も、いきなり買付け量を増やせるほど良好とは言えない。

打撃は小さい?

そして、もう1つ不可思議な分析が。

色々なケース分析はしてあるが、びっくりしたのはここ。

もう一つは、現在アメリカとの戦争が長引けば長引くほど、トイレで笑っているのは中国だということです。そうなると、これは大義名分においてもアメリカが劣勢に立たされ、またイランが正常化した際に、これが大きく破壊されればされるほど、戦後の復興のための石油販売や戦後復興はアメリカではなく中国が恩恵を受ける立場になるため、中国は静観しながら事態が悪化することを実は待っている側面があるのです。

Daum「イラン戦争を静かに楽しむ~」より

イランの状況が悪化しても、支那は「戦後復興という果実を総取りできる」というロジックが展開されているのである。

ロシアの復興を総取りできる!みたいな話もあったけれど、全く同じロジックで笑ってしまった。

確かに、イランの終戦後、或いはロシアの終戦後の復興というのは、西側諸国が手を出しにくい分野ではある。だから、支那からの資金援助で復興し、そのためのお金を人民元を刷って貸し付けるというのは、成り立ちそうなシナリオではある。

流石、支那経済金融研究所の所長の分析である。実に香ばしい。

このロジックが成り立つ為には2つの前提が必要となる。

  • イランやロシアの復興できるほどの巨額の人民元を刷ることが可能である(といっても、恐らくはデジタル人民元ということになるが)
  • 人民元を刷った段階で、その他の国からの信用が固定されている(暴落しない)

ハイパーインフレというのは、他国の信用を失った通貨が際限なく価値が既存されていく現象で、恐らくは発行された人民元は、将来的にイランやロシアで掘られる地下資源で担保されるということになるはずだ。だが、それが実現するためには、イランもロシアも国家が存続する必要があるわけで。

まとめ

僕の感想としては、「静かに微笑む」のではなく、笑顔が引きつってもはや乾いた笑いしか出ない状況なんだろうと思う。青ざめていると思うんだけどなぁ。

まあ、それはすぐに分かると思う。上海・深圳など市場も大きく変動せず、支那経済には直ぐに反映されていないようだけれど、恐らくはこれ、政治的に抑えられている形である。全人代開幕(3月5日)があって、大きな財政出動が期待されているからね。

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