酷い。
韓国大統領、国民に省エネ要請 公用車の利用も縮小
2026年3月24日午後 12:23
韓国の李在明大統領は24日、イラン戦争を受けた石油・ガスの供給不安を受け、国民に対し省エネキャンペーンへの参加を呼びかけた。公的機関が公用車の利用を縮小することも明らかにした。
ロイターより
あ、ハイ。省エネキャンペーンだね。
不祥事のツケは国民に
備蓄輸出事件
何が酷いかって、こちらのニュースだ。
これは韓国の石油公社(KNOC)が、韓国内に備蓄していた石油を輸出するのを止められなくて、90万バレルほどが外国に輸出されてしまったニュースだ。
何を言っているか分からないかもしれないが、普通の人は理解できないだろう。僕だって理解できない。
ただ、分かっていることは、イラン戦争の恥滅多2月28日以降となる3月9日に、韓国の備蓄から90万バレルが輸出されてしまったということ。
これに危機感を抱いた政府は、3月20日になってから「事態を重く見て」、KNOCへの監査を開始したのだとか。
あれ、いつ発覚したの?
実は、韓国政府が資源安全保障危機警報を「注意」に引き上げたのは3月18日のこと。
原油需給不安 顕在化 危機警報を1段階引き上げ
Write: 2026-03-19 09:58:25/Update: 2026-03-19 10:18:32
アメリカとイランの間で攻撃の応酬が続くなか、原油の需給不安が現実のものとなり、政府は危機対応の段階を1段階引き上げました。
韓国政府によりますと、18日午後3時をもって、原油の資源安全保障に関する4段階ある危機警報を「関心」から、その上の「注意」に引き上げたということです。
KBS WORLDより
うーん、遅い。遅いけど、国際エネルギー機関(IEA)の呼びかけが20日なので、この対応そのものを批判するのはちょっと可哀想かもしれない。
しれないが、それとKNOCの対応の拙さは別だよね。
国民には省エネを呼びかける
で、そんな状況で、韓国大統領の李在明氏(ミョンミョン)は、国民に「省エネしてくれ!」と呼びかけたそうな。
金星煥・気候エネルギー環境相は閣議で、民間部門の車両使用制限は今のところ任意だが、エネルギー警戒レベルが引き上げられた場合は見直される可能性があると述べた。
政府は石油消費量の多い上位50社に対し、使用削減を要請するとともに、時差出勤などの省エネ対策を奨励する方針という。
金氏はまた、5月までに5基の原子炉を再稼働させ、石炭火力発電所への規制を緩和し、再生可能エネルギーを拡大することで、長期的な液化天然ガス(LNG)への依存を低減すると述べた。
ロイター「韓国大統領、国民に省エネ要請~」より
公用車の仕様を差し控えるというのはまあやっていただいて結構なんだけど、石油消費量の多い会社に圧力をかけるのはどうなんだろう。
経済にはかなり打撃になるんじゃないだろうか。
そして、いきなり原子炉を再稼働?!
石炭火力発電所の規制緩和?!
更に、再生可能エネルギー発電の拡大……、えぇ、それはどうなのよ。
やれることをやる姿勢は分かるのだけれど、ちょっと急ぎすぎというか、ヤバくないのそれ?というのがそこはかとなく気になるところ。
他人事でもないので、他山の石としたいところではあるが、こんなメッセージを大統領であるミョンミョンが出したら、結構騒ぎがデカくなるのでは。
まとめ
危機的状況の時に、とんでもない失態をしてしまった韓国であるが、その尻ぬぐいは国民にして貰おうというのは、背に腹は替えられないとしても厳しい話。
ただ、公式には200日分の備蓄があることになっている韓国が、何故こんな発表をしてしまったのか。
噂だと、石油製品の輸出が考慮されていないので、蓋を開けると68日分しかないよということらしいのだが、更に国際協調放出のスケジュールを考えると、備蓄全体の約12%を放出しなければならないことになっている。
使えない分を勘案すると、50日分を割り込む可能性が出てきているという(備蓄が50日を切るとパニック買いがおきやすくなるらしい)ことなのかもしれない。



コメント
韓国の場合、トリプル安やインフレ圧力もさることながら、国内の石油・ガス・石油関連製品不足からパニック買いが起こりそうな気配。日本も安閑としていられないですが。