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米韓合意の文書いまだ発表されず

大韓民国ニュース
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寝る前のネタとして、少し弄っておこう。

米韓合意の文書いまだ発表されず、潜水艦問題で難航か

2025年11月11日午後 4:26

米韓首脳が会談し、関税や安全保障を巡る合意を発表してから2週間近くになるが、いまだに合意文書が発表されていない。 金正官産業通商資源相は11日、国会で、文書を巡る交渉は最終段階にあると説明したが、発表時期などは示さなかった。

ロイターより

MOU(基本合意書)なのに、「未だ」とは如何に?

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成否未だ不明の外交

トランプ流交渉術

流石に、難航しすぎである。まずは関連記事のリンクを。

世界的な対米関税戦争勃発から、世界の外交は如何にアメリカ中心に出し抜くのか?という様相になってしまったわけだが、この関税そのものが怪しいという話は以前にも言及したし、裁判沙汰にもなっている。

「トランプ関税」の合憲性、米最高裁が厳しく追及 口頭弁論で保守派判事も疑問呈す

2025年11月6日

アメリカのドナルド・トランプ大統領による広範な関税措置の合憲性が争われている訴訟で、米連邦最高裁判所は5日、口頭弁論を開始した。保守派を含む大半の判事が、関税措置は正当だとするホワイトハウス側の主張に疑問を呈した。

BBCより

そもそもアメリカ大統領に他国との関税率に関する調整を独断で行う権利はないのである。そこでトランプ氏は国際緊急経済権限法(IEEPA)を持ち出して、交渉に乗り出した。そのあたりの解説はこの記事にて。

要はIEEPAを使って関税交渉をしているんだけど、そもそもIEEPAに関税絡めていいの?という事がよくわかっていない。

だって、歴代の大統領の誰一人としてやったことのない前代未聞な事態なのだから。

対米戦術

一方、韓国大統領の李在明氏(ミョンミョン)だが、外交経験の深い政治家であった事実もなく、それでも割と荒波を乗り切ろうとするガッツだけは感じる。

ただ、対米交渉は経験豊富な外交官が誰一人として経験したことのない事態であり、ミョンミョンのサポートが上手く出来るわけもない。

それでも、上のリンクに紹介したように結果は出したと報じられたのだ。その成果を「大きなものにしようとした為」に紙面に固定出来ていないだけで。

先月末の首脳会談後、当局者は、合意内容をまとめたファクトシートをまもなく発表するとしていた。

韓国当局者は7日、同国が潜水艦に核燃料を使用することを承認したが、ファクトシートは、米国の関係省庁が内容を精査し、文言の調整が続いているため、完成に時間を要するとの見通しを示した。

ロイター「米韓合意の文書いまだ発表されず~」より

色々条件を後付て載せていこうという戦術は、ディールによる決定を好むトランプ氏に対する挑戦である。なかなか度胸があるな!

蕎麦屋の出前

なお、潜水艦絡みの部分以外は決着していると報じられている。

安圭伯国防相は9日、「原潜の建造問題が持ち上がって以来、米国の各部門は意見を調整するのに時間を要しているようだ」とKBSのインタビューで述べた。

産業通商資源省の当局者は「関税に関しては草案がまとまった」と述べ、ファクトシート発表の準備が整えば明らかになると説明した。3500億ドルの対米投資パッケージの基本合意書(MOU)は出来上がったが署名はまだで、いつ、どのように署名されるか決まっていないという。「国会への説明など、事後手続きのために正式発表を待っている」と述べた。

ロイター「米韓合意の文書いまだ発表されず~」より

余計な条件をくっつけるから、当事者不在で担当者達が悩むことになるんだよ。そんなの絶対駄目だろうに……。

肝心の関税に関する草案は決まったらしいと報じられたけれども、これも韓国側の発表(産業通商資源省は韓国の省庁である)なので、何処まで信用していいか不明。潜水艦で揉めて時間が掛かっていることを隠れ蓑にしたいのかもしれない。

まあ、僕としては長引いてくれてもそうでなくても楽しめるのだけれど。

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