ええー、ガッカリだよ。
KF-21 電力化完了 2036年で4年遅れる
入力2026-04-27 07:00 修正2026-04-28 17:06
政府が韓国型超音速戦闘機KF-21「ボラメ」の戦力化完了時点を4年ほど遅らせる案を推進していることが確認された。 KF-21導入のために数年間、現防衛力改善事業費35%水準に該当する莫大な予算投入が必要で、防衛調達庁としては負担されるからだ。
ソウル経済より
今年には実戦配備されるというスケジュールだったのに。え?違う?
割と開発遅れは珍しくない
4年間延期する案
KF-21戦闘機の製造スケジュールは、2026~2028年という風に伝えられていて、1号機は今年の年末に空軍に納入するということだったと記憶している。

引き渡したからといって、即座に戦力化できるわけではないにせよ、今回の話は「少し遅れる」程度ではなく、完了時期そのものを4年先送りするという内容である。
27日、ソウル経済新聞の取材を総合すると、イ・ヨンチョル防衛事業庁長は最近、鶏龍台の空軍本部を訪れ、ソン・ソクラク空軍参謀総長と会談し、韓国型超音速戦闘機KF-21「ボラメ」の戦力化完了時期を2032年から2036年へと4年延期する案について協議した。
イ庁長は、戦力化を遅らせる必要がある理由について、KF-21ブロックⅠ(空対空武装)事業にのみ莫大な財政が投入され、20兆ウォン規模の防衛力改善事業費を通じて推進されている他の軍戦力化事業の日程に支障をきたす恐れがある状況を説明し、協力を要請した。
ソウル経済「KF-21 電力化完了~」より
で、どうやら予算の関係で、開発スケジュールを後ろに倒さざるを得なくなってきたというのが、このニュースである。
そりゃそうだ。戦闘機開発は国家級プロジェクトであり、機体だけでなくエンジン、レーダー、兵装、整備体制、訓練、部品在庫まで全部まとめて金がかかる。
まさに、日本が関わっているGCAPでもイギリスが開発費を出すのを渋っているおかげで計画の見直しを迫られる感じになっている。
韓国は予算を自前で調達しなければならないので、経済が傾いている事情を鑑みると、KF-21を最優先に据けるのかという議論が出るのは自然だろう。
年間9兆ウォン
開発費は高騰しているというんだけど、年間9兆ウォンとかいう指摘も。
KF-21ブロックⅡ(空対地武装)事業が開始される2029年から、年間約7兆ウォンが投入されることになる。搭載される兵器の導入費まで加えると、年間9兆ウォン規模に達する可能性もあると伝えられている。KF-21事業だけで、現在の防衛力改善事業費の約半分が投入される計算になる。
防衛事業庁は当初、KF-21ブロックⅠ(空対空武装)事業に約10兆ウォンを投じ、初期型40機(複座型・単座型)を2028年までに空軍に納入する計画だった。その後、空軍は2032年までに80機を追加導入し、計120機を実戦配備して戦力化を完了する方針だった。
ソウル経済「KF-21 電力化完了~」より
だが、予算の関係でどうもそれが無理だという。
前からこれ、揉めているんだよね。そもそも、最初は20機で様子を見ようぜ!という話になったのも予算的な問題だし。

とはいえ、こういった話はありがちで、予算の確保に関しても韓国大統領の腹一つで決定される。だから、ここで揉めていてもそのうち解決すると思うよ。
何を優先するか
実際、今回のこの話が出た文脈には、潜水艦の話も関係しているようで。
国防省の関係者は、「空軍への偏重というわけではないが、KF-21事業によって他の軍種における戦力化事業の日程に支障をきたしてはならないという立場だ」とし、「原子力潜水艦など兆単位の事業も早急に推進しなければならないため、KF-21の戦力化完了時期を事前に調整する必要がある」と述べた。
ソウル経済「KF-21 電力化完了~」より
空軍偏重という議論はあるんだけど、本音は原子力潜水艦の建造が根底にあるからだろう。こちらはもっと巨額の予算が必要だからね。
だが、建造の目処すら怪しい原子力潜水艦の建造をするよりは、まだ飛ばすことに成功した戦闘機の当に力を入れた方が良さそうな気はするんだけど。
まとめ
そんなわけで、開発遅れの話は予算が確保できないからという理由であるようだ。
本当に、順調な開発状況であるかは不明なので、もしかしたら開発状況の問題が遅れに影響している可能性もあるのだが、そこはこの記事からは判断しようがない。
その辺りはまた、今後報じられると思うが……、先ずは予算の確保が必要なのだ。そこが上手いこといっていないのは、ガッカリだよね。



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