ほうほう、胸アツ展開ですな。
韓国型超音速戦闘機KF-21…2026年9月に1号機を空軍に引き渡し
入力 2026-02-07 07:00 修正 2026-02-07 14:01
韓国型超音速戦闘機KF-21「ボラメ」が10年6か月のシステム開発を終え、量産段階に入ったとの知らせが伝えられた。先に2022年7月にKF-21試作機1号機が初飛行に成功して以来、2023年7月には試作機6号機まで6機全てが飛行に成功する快挙を成し遂げ、韓国型戦闘機事業「KF-X事業」の成功を予感させていた。
Sedailyより
2026年9月、ついに1号機が韓国空軍に引き渡される予定だという。試作機の飛行も順調に進み、表向きは「いよいよ量産」という段階に入った形だ。
しかし、依然として武装統合の問題を抱えている点は見逃せない。計画は前に進んでいるが、「戦える状態か」と言われれば話は別である。
予定通りには行かない戦闘機開発
順調に進んでいるように見えて課題も
前回もちょっと不安な話があると触れたのだが、今回紹介するニュースにも似たようなことが書かれているようだ。
この記事では、以下の課題があると指摘した。
- 戦闘機開発予算の削減
- 兵装統合の遅れ
- レーダーとの完全な連携未確認
この記事は去年11月の記事なので、大きく状況が変わっていないと言える。
特に、兵装の統合許可が得られても、使用可能なところに漕ぎ着けられていないのは一番の不安要因だ。
防衛事業庁が提示したKF-X事業ロードマップによると、KF-21はブロックⅠ段階の成果物である。2028年までにブロックⅡを完了し、2032年までに120機の実戦配備を目標としている。「ブロック」は戦闘機の発展バージョンを意味する。通常、ブロックはエンジンや航空電子機器、あるいは武装統合能力などの改修を基準にブロック番号を付ける。
Sedaily「韓国型超音速戦闘機KF-21~」より
ブロックIは対空戦闘しか出来ず、対地攻撃の出来るブロックIIの実現にまで漕ぎ着けないと、マルチロール機としては不十分である。
それでも、まずは機体を並べる――、それが現在の目標であるようだ。
予算が削減される
懸念は技術面だけではない。より現実的なのは予算である。
先日こんな記事を書いた。
現状、韓国経済は不調が続いていて、現政権は軍事費関連への出費に対して冷淡である。そのために、戦力運営費の未払いに繋がってしまったようだ。
当然、KF-21戦闘機の開発事業にも影響が出ている。
KF-21事業の予算調整により、総事業費8兆3840億ウォンを2024年から2028年までの5年間に分割投入するという当初計画が困難となった。すでに2024年に2372億ウォン、2025年に1兆1494億ウォンを投入した。さらに2026年の事業費として空軍が要求した費用は2兆2623億ウォンより8442億ウォン不足する1兆4181億ウォンしか配分されなかった。
したがって2027~2028年の2年間で総額5兆5793億ウォンが投入される必要があるが、財政当局が否定的に見ており、KF-21の40機量産及び戦力化計画を1年遅らせた2029年まで延長する案が議論されている状況だ。
Sedaily「韓国型超音速戦闘機KF-21~」より
予算の都合で戦力化計画が1年遅れそうだという観測も出ているほどで、これは共同開発を打診していたインドネシアが撤退を決めたことも影響はしているのだろう。
先日は、無謀な鉄道計画の話にも触れたが、あっちにもこっちにも予算が必要なので大変だな。
国防も国内開発も疎かには出来ないだけに、苦しい局面だろう。
まとめ
今回の報道は「量産1号機引き渡し予定」という前向きなニュースである一方、
- 兵装統合は依然として道半ば
- 予算不足により戦力化計画が後ろ倒しになる可能性あり
という現実も改めて浮き彫りにした。
まとめると散々な話ではあるが、それでも自国で必要な戦闘機の開発が進められるというのは、羨ましい話である。





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