迷走する韓国宇宙開発史のシリーズも増えてきたので、整理のために固定ページを立ち上げた。
宇宙開発は、国家の技術力だけでなく、政治・産業・組織運営の成熟度を映し出す。
本シリーズでは、羅老号計画や人工衛星開発の事例を通じて、なぜ韓国の宇宙開発が「成功しているようで定着しない」のか、その構造的要因を整理する。
読み物としても面白いので、是非とも読んでみて欲しい。下に、タグ検索用のボタンを貼っておく。
なぜ韓国の宇宙開発は、いつも“国家イベント化”するのか
成果を急いでしまう韓国
宇宙開発は本来、成果が出るまでに長い時間を要する分野であり、短期的な成功や失敗で評価すべきではない。
ただ、国家的なプロジェクトとして推進していく以上は、ある程度、「国家目標」のような持ち上げ方は政治的に必要となる。
実際に、アメリカとソ連で宇宙開発を競ってきた時代は、一番画期的にその分野が伸びた時代であり、国家の威信をかけてプロジェクトを推進する側面はあった。支那も国家の広告塔のような使い方で宇宙開発をアピールしている。
しかし韓国の宇宙開発は、計画の節目ごとに「国家的成功」「技術大国への飛躍」といった言葉で語られ、しばしば政治イベントとして消費されてきた。
その象徴的な出来事がこちら。
ちょっと、やり過ぎたよね。
羅老号(NARO-1)計画|国産ロケットという名の国際依存
そして、更にその傾向が強く表れたのがこちら。
手っ取り早くロシアから技術を獲得することを優先した結果、ロケットを打ち上げるにはどうしてもロシアに頼るしかなくなってしまったという。
人気記事トップ5
人気記事と分析
というわけで、人気記事ランキングである。
宇宙開発関連の記事は、意外に月面観測衛星「タヌリ」の話が人気である。不思議な傾向だけれど、アクセス数を見るとさほどランキング5までのPV数に差はないようだ。
新着情報
新着情報は自動更新なので、あまり言及することはない。
最近はヌリ号の打ち上げに焦点が当たっているけど、「頑張ってるね」というしかない。こればかりは地道に成功事例を積み重ねるしかないんだよ。
宇宙開発が産業化しない理由|軍事・建築と同じ病理
でも、韓国の宇宙開発はイマイチ産業化が定着しない。
大抵は大きな目標、「2032年までに独自の月面着陸機を開発・投入」とか「2040年代には月面資源採掘や経済基地建設」とか、他の国家でもそうそう実現できていないような大げさなものを掲げてしまう。
そして、いつの間にかその予算は縮小させてしまって、別の目標が掲げられるのである。
まさに「お笑い韓国軍」の話に似ている。つまり、他の国の成功事例を見て羨ましくなり、実現の目処がないのに「ウリも欲しいニダ」と目標に掲げてしまうのだ。そして、実現の段階で手抜きが色々発覚。その辺りは「ヤバイ韓国建築物」の構図と同じ。
最終的には、ナニが問題だったかを特定しないまま、黒歴史として封印されてしまう。大統領が替わる毎に、積弊精算と言われる前政権の否定とともに「なかったこと」として闇に葬られるのだ。
積み上げていくべき宇宙開発の歴史が繋がらない。そのことは、韓国の技術開発全般にも言えることなんだけど、残念な話である。



