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電気・ガス料金補助に血迷う自民党

政治
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結論は出ているのに、どうして迷走するのか。

自公 電気・ガス料金補助 改めて実現目指す方針確認

2025年4月15日 12時01分

物価高対策をめぐり、自民・公明両党の幹事長が会談し電力需要が増加する夏に向けて改めて電気・ガス料金の補助の実現を目指す方針を確認しました。また、食料品の価格上昇で実質賃金が低下しているなどとして中長期的な対応も含め、対策を検討していくことになりました。

NHKニュースより

ガソリンは減税、電気は再エネ割賦金廃止、ガスはアメリカから大量購入、他にある?

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自民党は「取って配る方針」を止めろ

何が問題なのか

自民党と公明党は、どうしても減税をしたくはないらしい。「減税するには財源が」という意味不明なことを言うんだけど、そうじゃないよ。

オマエは給料が減ったら先ず他の仕事を探すのか?先ずは支出を見直すだろう。そりゃ、収入増やすことは非常に大切だけれども。

自民党の森山幹事長と公明党の西田幹事長は、15日朝、東京都内で会談し、両党の国会対策委員長も同席しました。

会談では、両党が国民民主党との間で合意している、ことし6月からガソリン価格を引き下げるための対応策について来月中に前倒しで実施するため、調整を進めることになりました。

NHKニュース「自公 電気・ガス料金補助」より

あと、国益考えるなら森山氏は幹事長職から下ろすべき。これから、自民党の支持率上げたいなら、この人からパージしないと話にならない。なんなら石破氏に降りて貰うのもありだけど、代替する人材を考えるとちょっと難しい。

……いや、石破氏がやった実績を考えたら、他の人でも勤まりそうではあるか。やっぱ辞めて貰うか。

正直、石破氏には国家観がなく決断力も無いので、トップは勤まらないと思っている。ただ、安定感はあるので取り敢えず据えておくならば、アリ。でも、平時の器であって有事の器じゃ無いのよ。

そして、公明党はもう要らないでしょう。

良くも悪くも選挙対策なのが公明党との連携なのだけれど、自民党にとって公明党に頼らなければ当選できない主張の弱い人材をとっても、プラスにならないよ。それは国益にもならない。

補助金は

で、補助金の話なんだけれども、これって説明しないとダメなほど複雑な話ではない。

さらに、電気・ガス料金の補助が、先月で終了していることを踏まえ、電力需要が増加する夏に向けて改めて補助の実現を目指す方針を確認しました。

また、会談で公明党は、とりわけ食料品の価格上昇が家計に与える影響は大きく、実質賃金が低下していると指摘し、新たな経済対策を講じるよう求めました。

NHKニュース「自公 電気・ガス料金補助」より

電気・ガス・ガソリンは生活に欠かせない。そして、食品価格の高騰の一方で、収入が増えていない人が多い。

ソコに補助金を入れる意味は、現状維持か減速を緩やかなモノにする程度の効果を生みたいと言うことなのだが、これって政治家の目指すべき場所では無い。何故なら、そこにあるのはデフレへ繋がる道だからだ。

税収を上げたいならインフレを目指す必要があって、「借金ガー」とか「財源ガー」というのはそもそもお門違いというか、勘違いというか、考えていないというか。

繋ぎで補助金を入れるのは良いのだけれど、健全な政策とは言えない。トランプ氏が登場してから彼が政権を維持し続ける以上、数年は今の方向性が続くはずで、つまりグローバリズム路線からは外れ、カーボンオフセット路線からも外れ、そういう戦略の修正が「今」必要なのだ。

そして、そうであるのなら、上に書いた「ガソリンは減税、電気は再エネ割賦金廃止、ガスはアメリカから大量購入」の結論になる。手取りはそのうち増えていくだろうけれど、今経済を減速させるのは悪手であるので、国民が使える資金を増やす為にも減税が必要なのだ。

そして、減税に「原資」は必要では無い。取るな、というだけの話。得られた税金で遣り繰りするのは官僚にお任せして、政治家は大方針を決めて国益になる道を選び、進ませるべきである。

経済理論的には、インフレ期に減税をするなという話ではあるんだけど、もうデフレになるか、スタグフレーションの兆候が見えているのだから、さっさと政策を切り替えるしかない。取って配るという政策方針は止めろ。スピード感が大切なのだ。

コメント

  1. 山童 より:

    ま、身も蓋もない話すけど、霞が関・財務省が減税したくない理由というより「本能的かつ深層心理」を以下に思うす。
    「自分より学歴・成績の低い民間CEOや役員が高給もらうのが面白くない!」と。
    天下りが存在するのは、まぁ高給官僚は激務の割に民間より生涯賃金が低い。ただプライドは大手企業社員に頭を下げさせる事で満たされる。でも安い!
    そこで天下りを転々として多額の退職金を繰り返しもらう事で平均化する。これはこれで優秀な人材を確保するシステムと言われてきました。善悪はともかくね。
    で、国民の消費(内需)が高まり、国内で民間の景気が良くなると、また官は「民間より稼ぎが低い」という劣等感が浮上しる
    だから国民(民)が貧しいままにしておきたい?てないすか。給与が安定しリストラのリスクがないし、大企業の役員だろうと
    認可権を持った自分たちがヒエラルキーが上であると自尊心を保てる。
    国民が貧しいほど、自尊心が保てるから!
    これが経済を本気で立て直そうとしない理由と思うす。
    とはいえ、それは官僚たちだけの責任じゃあない! ぶっちゃけ「官」とは、現状秩序を維持してゆく為の行政機関であり、時代遅れとなったシステムを改良してゆくのさ政治家の仕事なんですよ!
    政治家の仕事って「法律を作る事」←案外にコレが解ってない人が多い。
    なので官僚サイドから立て直してもらおうというのは甘すぎる。だから安倍さんは官邸に権力を集中させてたでせう?
    んが〜、もともと銀のスプーンと華麗なる一族の血統の安倍さんと違い、下々から成り上がる政治家は意地汚いし、ロクな人脈も持たないから、「資料」「統計」「数値」を握ってる官僚の言いなりになる方が楽なんですよ。彼らに合わせてる方が。
    昭和は政治家のグリップがきちんと働いていました。一例が昭和天皇崩御なさった時ですね。宮内庁がグダグダと御病状を隠そうとしたんだけど、後藤田官房長官や元警察官僚の原さんか…あの辺りが脅したんすよ。「つまらん隠しだての結果、次の御世への移行に支障が出たら、神田川に浮かぶと思えよ」ってね。そう言われてるし、それはリアルたと思う。
    それくらいの事を言えたんてすよ役人相手に。今は「言いなり」てすからねぇ。
    クーデターでも起きてくれると面白くなるんちけどなぁ。

    • 山童 より:

      ようするに霞が関の役人の「プライドを満足しせる為に」日本は不景気に保たれていると言う話ですなぁ。
      あんがいに正鵠を射てると思いますぜ!

    • 木霊 木霊 より:

      官僚が何を考えようが、政治家が決断すれば良いのですよ。
      何のための国民の代理人を気取っているのか。

      やる気があって国家観がある政治家になら、官僚だって従いますよ。
      安倍政権や菅政権はかなり骨抜きにされたけれども、それでもかなりの改革をやった。岸田政権でも改革だけなら結構やっています。
      それでも本丸の減税はなかなか財務相から徴税権を取り上げないと難しいのですけれど。

      • 山童 より:

        そうですね。徴税と予算編成による分配を分ける。それだと想うなぁ。

        ところで剣道トップの映像ありがとうございました。いや神技!
        現代剣道にも剣術としての神技いうべき何かが継承されてるのに感動いたしました。あれ「スポーツ」のレベル超えてる。何かねぇ……子供の頃に夢見た
        超人的な武術を彷彿させてくれて、夢を見せてくれました。
        剣の道は男のロマンですねぇ。
        昔、今はなき国士舘の剣道部の副将に
        袋竹刀で遊んでもらった事がある(今のスポーツチャンバラみたいの)んです。その時にね、そんなに痛くないのに「斬られた!」って想うんですよ。
        あー、コレが剣士かと感心したのですが、私は日本拳法とか銃格とか、泥臭いのが好みで、やらなかったけど。
        あの眼にも止まらない剣さばきを観ると、やっぱり千葉周作とか、小野一刀流とか柳生とか本当に凄かったんだろうなぁ。でも実は幕末最強と言われながら(新選組原隊の元目付監役だもの弱いはずがない)生涯に人を斬らなかった山岡鉄舟が一番すきですね。あの時代で人を斬らずに、それでも江戸城無血開城を達成したのは凄い。西郷に逢う時に、敵ながら同行したのが人斬り桐野と言われた示現流の達人ですもん。剣道にはそういうロマンかある。
        防具臭いですけれど🤣

  2. 七面鳥 より:

    こんにちは。

    官僚とか、政治家とか、頭がいい人がなるって思っていた時期が、私にもありました。

    浮世離れした、勉強「だけ」が出来るヤツがなるのが官僚。
    浮世離れした、「一時的に」ヒトの注目集める事ができるヤツがなるのが政治家。

    そんな感じに、今は思ってます。
    明治は遠くになりにけり。