またすごいこと言い始めたな、韓国は。
South Korea pitches Canada on $20B-plus plan for subs, armoured vehicles
Posted: May 05, 2025 4:00 AM EDT
A trio of South Korean companies have made a significant, multibillion-dollar pitch to Canada, promising to quickly replace the navy’s aging submarines, deliver more firepower to the army and help revitalize the country’s defence industrial base.
~~対訳~~
韓国、カナダに潜水艦と装甲車の200億ドル超計画を売り込む
韓国企業3社は、カナダに対して数十億ドル規模の重要な売り込みを行い、海軍の老朽化した潜水艦を迅速に交換し、陸軍により多くの火力を提供し、国の防衛産業基盤を活性化させることを約束した。
CBCより
カナダにとっては割と真っ当な選択肢になり得る提案ではあるのだが、本当にカナダはそれで良いのか?
韓国で製造可能な兵器
ロマンを詰め込んだ潜水艦
このブログは「お笑い韓国軍」というタグを付けて、定期的に韓国の兵器を紹介している。しかし、韓国製の兵器が駄目って訳ではないのだ。
ハンファ・オーシャンと現代重工業は、200億ドルから240億ドル相当の詳細な共同プレゼンテーションを提出し、カナダ海軍が現在1隻しか新型潜水艦を受領できない期限である2035年までに、最初の4隻の潜水艦を引き渡すことを約束した。また、この国にメンテナンス施設を建設し、カナダ人を雇用することも提案している。
CBC「韓国、カナダに潜水艦と装甲車の200億ドル超計画を売り込む」より
1つは、潜水艦である。
元々はドイツの技術ではあるのだか、何らかのライセンス契約は結んでいるようで自国で建造できる部分はやっている。
ポーランドに販売を持ちかけた件は記事にしたが、今回も販売するのは張保皐III(KSS-III)と呼ばれる3000t級のタイプなのだろう。
韓国海軍に収められたものは、島山安昌浩級潜水艦という名前が付いているはずだ。1番艦は2021年8月に就役。正式配備されたという報道は見かけないが、失敗したというニュースも見かけないので、おそらく成功しているのだろう。
このタイプは3番艦までが就役しており、それ以降はバッチ2と呼ばれる3600t級の潜水艦が作られている。続報が見当たらないのが残念だ。

さておき、韓国にとってはセールスできる兵器の1つである。
K9自走砲
次に挙げられているのが、K9自走砲である。世界的にも大人気だしね。
この造船所の姉妹会社であるハンファ・エアロスペースは、米国製のHIMARSシステムに似た大型の移動式榴弾砲とロケット砲を陸軍に再装備するための2つの詳細な提案を行っている。また、陸軍が抱える追跡型戦闘車両と防衛のギャップを埋めるため、装甲車の大規模なパッケージも提案している。
CBC「韓国、カナダに潜水艦と装甲車の200億ドル超計画を売り込む」より

「大型の移動式榴弾砲」というのがそれにあたり、最近ではノルウェーにも売れたらしい。
ポーランドやインドにも多数売れているので、売れ筋商品として紹介するのは当然の判断だろう。ただ、K9自走砲をカナダが配備するか?というと、ちょっとどうかとは思う。だって、陸軍の強化というのはすなわち、米軍と対峙する気があるということになる。
もちろん、そういった事態も想定する必要はあるのだろうが……。
多連装ロケット砲
続いて提案されているのが、多連装ロケット砲である。韓国にはK239多連装ロケット砲「天舞」があり、これもポーランドに輸出されている。
「アメリカ製のM270MLRSより高性能」と自画自賛しているらしいのだが、いまいちその性能はよくわからない。

一緒に提案されている装甲車は、おそらく韓国板ハンヴィーのことだろう。小型戦術車両K-151「現馬」で、こちらもガッカリ性能だと噂されていたが、ポーランドへの輸出に成功している。
そして、ポーランドが様々な韓国製の兵器に手を出したということは、すなわちそれなりの兵器であるという評価が得られているということでもある。
もしかしてFA-50軽戦闘機も?
更に更に、どうやら戦闘機もセールスしたらしい。
マーク・カーニー首相率いる自由党政権は計画の見直しを命じ、カナダが既に支払済みの機体を引き渡し、残りの発注分については他国に委託する可能性があることを示唆した。カナダは合計88機の最新鋭戦闘機が必要だと述べている。
韓国航空宇宙産業(KAI)は完全な提案書を提出していないものの、カナダにFA-50航空機を販売することに関心を示している。
CBC「韓国、カナダに潜水艦と装甲車の200億ドル超計画を売り込む」より
KF-21戦闘機は紹介しなかったようだが、おそらくは販売を考えてはいるのだろう。しかし、FA-50軽戦闘機を販売すると言うことは、それはロッキード・マーティン社から兵器を購入するに等しい話なんだが、それは良いのだろうか。
これらの商品が本当にカナダに販売できるのかは不明だ。実は、韓国国内ではかなり兵器のバックオーダーが積み上がっている。真面目に検討していないが、K2戦車でも数百台レベルのバックオーダーを抱えているハズだ。FA-50軽戦闘機だって、国内納入分とKF-21戦闘機の製造も同時に行わねばならないことを考えれば、生産ラインの増強は必須。
そうすると、こういったセールスが結実した後で、果たして供給まで行き着くのか?ということも含めてかなり興味深い話となりそうである。今、韓国の貿易で調子が良いのは、半導体とこの手の軍事兵器のセールスだけだからねぇ。
コメント
こんにちは。
一言で言うと、羨ましい限りです。
「マスコミが」こう言うことを嬉々として報道出来る、その体制が。
七面鳥は、不景気も、国内の自虐的反日も、マスコミの雰囲気作りによると思ってます。
マスコミが国民の方向性に多大な影響を与えるのは、戦前戦中の日本が示してますから。
「節約!」とか「米不足!」とか言って、その原因に言及しない本邦マスコミと、(例え左翼バンザイであっても)国民を過激に煽る事に集中する韓国マスコミとでは……あれ、最終的な目的地は同じなんじゃ……あれ?
※七面鳥は、韓国マスコミが偉いとはこれっぽっちも思ってません、為念。そもそも資料にあたることを滅多にしないですし。
こんにちは。
それは同意します。
「我が国はこんな優秀な兵器を作り、外国に輸出できているのだ」と、何故誇ることが出来ないのか。
困った話であります。
比較的右翼よりだといわれる産経新聞ですら、武器輸出には消極的なんですよねぇ……。
キムチはアレなのは昔からなので。
先月まで居座ってたトルドーの「外しぶりの数々」を観ているので、まぁこんなチョイスなんだろなカナダは……としか。
別にカナダがトランプ米国に併合されようが関係ないし。むしろアラスカのアリューシャン列島から北方領土、北海道への防衛ラインに後背地ができて、日本の国防には都合良いかもしれない。
こんな中途半端な国が北米の一角として存続してこれたのが不思議な感じ。
トルドー氏のやらかしは擁護できませんね。流石、カナダの鳩山由紀夫です。
アメリカとの距離感というのをカナダは図りかねていると思うんですが、手を組む相手は慎重に選んだ方が良い。
韓国製の兵器は、不安な面はあっても悪くはないと思いますけどね。
韓国は、話題の宝庫ですなw
実際、韓国では半導体産業が儲けられなくなってきていて、次の成長産業を模索している最中、軍需産業は有望な成長産業でしょうから、韓国は「武器輸出国家」にでも成ればいいのでは。
儲けは半導体には遠く及びませんけど、程々の性能で安価なら、多くの中進国クラスが顧客になってくれる見込みが高い。
日本が韓国型に手を出すことは考えづらいですが、競合もしませんから無問題です。
話題の尽きない国なので、有り難いのですが……。
武器輸出国家になるのは、それなりのリスクもあるので興味深く見守っています。武器輸出で貿易黒字になる、なんてことはないと思うんですよね。やはり民生品で稼がないことには、経済循環には繋がっていきません。
結局全世界の重工業は志那蠱毒にほぼ席巻され、
西側で過労死て(^^; 生き残ってるのは同じ蠱毒の韓国と言う皮肉
米欧やっと気付き、図らずも韓国は西側必須生き残り国になってるが、政治的には直ぐ志那行きの模様
嘗ての列強?の責務?として引き留め役を押し付けられそう
な わーくに は貯まっモンじゃない