想定内ではあったが、どうするつもりなんだろうなこの人。
臨時総裁選是非問う手続き開始 石破首相“辞任申し出預かる”
2025年9月3日 5時28分
自民党は、参議院選挙の総括を受けて臨時の総裁選挙の是非を問う手続きを開始しました。一方、石破総理大臣は続投の意向を重ねて示し、森山幹事長などからの辞任の申し出は預かる考えで、執行部は当面、職務を続けることになる見通しです。
NHKニュースより
政府三役は辞意を示したらしいけれど、本人は続投の意向らしい。まあ、意向はともかくとして、実際に続けられるのかはまた別だ。
辞任は見通せないが
辞めるべきタイミング
報道では「辞める」とか「退陣」とか、色々な報道がこれまでも出てきて、正直、どの報道も信用は出来ない。
というか、石破氏の言説そのものが信用出来ないので、この話は検証しても仕方がないのだ。
石破総理大臣は、選挙の敗北を陳謝した上で「地位に恋々としがみつくものでは全くなく、しかるべき時にきちんとした決断をすることが果たすべき責務だ」と述べました。
NHKニュース「臨時総裁選是非問う手続き開始」より
正に、地位に恋々としがみつく姿そのものを国民に前にだらしなく晒しておいて、何を言うかという感じなのだが、本来であれば、選挙結果の責任をとって辞任すべきであった。
- 2024年10月27日実施の衆議院議員総選挙で、衆議院で過半数を失う
- 2025年7月20日実施の参議院議員選挙で、参議院で過半数を失う
この2回の選挙のタイミングで辞任しなかったのは、前代未聞である。
何故なら、選挙の広告塔という立ち位置なのが自民党総裁であり、選挙の顔になる。そこで勝敗ラインを決め、そこを割ったのだから、責任をとるべきなのである。選挙は直接の民意であり、自ら決めた勝敗ラインを割ると言うことは職責を全う出来なかったということ。
この他に、都知事選挙に自民党候補者を立てられなかったというのも、問題であったが、都議選敗北も相当のダメージを負った。
総裁選挙へ
さて、そうは言っても麻生氏が「総裁選挙実施じゃー!」とぶち上げたので、まあそうなるだろう。
こうした中、麻生最高顧問は、3日の麻生派の研修会で、総裁選挙の実施を求める考えを明らかにする意向です。
総理大臣経験者で、党内で唯一の派閥を率いる麻生氏の意向は、派閥内だけでなく、党内に影響を与える可能性もあり、臨時の総裁選挙の是非が明らかになる来週8日に向けて、党内の動きが活発になる見通しです。
NHKニュース「臨時総裁選是非問う手続き開始」より
そもそも三役が「辞める」と言及したのだから、組閣のやり直しは必須なのだが、残念なことに石破氏を選挙の顔に据えて選挙をやりたい選挙対策委員長候補がどこに居るのかということになる。
選挙対策委員長を兼任するということも、可能性としては有り得るが。
副大臣が次々に
なお、三役の他に副大臣も数人「もう辞める」と言っているのも、それなりのダメージはありそうだ。
高村正大法務副大臣、総裁選前倒しに賛成表明 「信任投票が必要」
2025年9月3日 9:19
自民党総裁選前倒しの賛否を巡り、麻生派の高村正大法務副大臣は2日、自身のフェイスブックで前倒しに賛成する考えを表明した。「続投を求めるならば少なくとも信任投票はするべきだ」と記載した。
大敗した7月の参院選の総括を経ても首相が続投に意欲を示している状況を踏まえ「総裁選の前倒しをして、首相も出馬されればいい」と主張した。
日本経済新聞より
なかなか辛辣だが、総裁選をやって「石破氏も出馬すればいい」とのことだが、20人も推薦人を集めることが出来ない。
石破氏には、次の目は無い。
解党的出直しで再生誓う
2025年9月2日
与党で過半数に届かなかった参院選を総括する報告文書が9月2日に行われた参院選総括委員会(委員長・森山裕幹事長)で取りまとめられ、同日行われた両院議員総会(総会長・有村治子参院議員)で報告されました。総括文書では敗因を分析した上で「党再生への誓い」として、解党的出直しに取り組み、真の国民政党として生まれ変わる決意を記しました。
自民党のサイトより
何が「解党的」なのかサッパリ分からないのだが、石破氏が司令塔というのがもうあり得ない。自民党の中で潰し合いをやるのは、有権者としても「どうでもいい」話ではあるが、石破氏はもはや信用出来ない。
なんなら議員も辞職して頂いて構わないぞ。
追記
予想以上に展開が早いんだけど。
麻生最高顧問が“総裁選前倒し”派閥研修会で要求へ…高市氏や茂木氏、小林鷹之氏も意向固める 副大臣・政務官は計16人に
9/3(水) 12:09
自民党の両院議員総会から一夜明け、石破首相の任期を待たずに総裁選を求める動きが活発化しています。
国会記者会館から、フジテレビ政治部・福田真子記者が中継でお伝えします。
石破首相が2日の総会で閣僚ら政務三役に対し「自由に意思表明して結構だ」と述べたことで、3日朝にかけて総裁選の前倒しに賛同する副大臣が新たに相次いでいます。
2日の総会後、フジテレビが対面などで取材したところ、前倒しを要求すると答えた副大臣・政務官は8人増え、合わせて16人になりました。
Yahoo!ニュースより
もうメチャクチャだな。
一方、森山幹事長らの辞意表明について、ある党幹部は「首相が慰留し、森山さんはしばらく続けるだろう」との見通しを示しています。
Yahoo!ニュースより
それでもだらだらと今の内閣は継続するらしい。まさに「だらし内閣」の面目躍如である。今の閣僚は、責任とって辞任しなさいよ。
さっさと倒閣して、次の戦いに向かった方が良い。
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