また燃えちゃったか。
韓国の大規模団地マンション駐車場で充電中だったベンツ電気自動車から出火
2025.10.06 08:38
韓国でマンション駐車場で充電中だった電気自動車(EV)から火が出て、住民数十人が一時避難するなどの不便を強いられた。
中央日報より
ちょっとしたトライなのだが、短い記事を少し増やしてみようかと思っている。
火災対策が急がれる
燃えるベンツ
また、ベンツ燃えちゃったかぁ。
駐車されたベンツ電気自動車から煙が立ち上っているという管理事務所職員の通報を受けた消防当局は、装備19台と人員57人を投入し、現場出動から約20分で主火を鎮火した。
毎日経済「水原地域の大団地マンションの~」より
それも地下駐車場での火災と来た。
実は韓国では去年も地下駐車場でEVが燃えちゃっている。
これが結構大規模で、140台も類焼してしまったのである。

この結果、地下駐車場にはEV停めないでねっていう暗黙のルールが生まれたって話だったのに、いつの間にやらまた地下駐車場に停めて火災である。
ちなみにこの時もベンツEVで、火災車両には、支那メーカーのニッケル・コバルト・マンガン(NCM)バッテリー製品が搭載されていた。
流石にスプリンクラーで初期消火
ただし、今回はスプリンクラーが起動したらしく、類焼は3台程度に留まったようだ。

この写真にもスプリンクラーとそれが稼働したらしい様子が何となく分かる。
燃えてしまったのは、メルセデスベンツEQE350+だったようだが、これが結構上位グレードなんだよね。
ベンツに搭載されたのはSKオン製?
それと、前回の火災では支那製のバッテリーが燃えちゃったので、無償点検をした上でSKオンバッテリー装着車に替えていくという話も出ていた。
パラシスのバッテリー搭載車約5000台が売られる
2024-08-13 16:37:29
仁川のマンション火災発生から13日ぶりにメルセデス·ベンツコリアが国内で販売中の電気自動車全車種のバッテリーメーカーを公開した。 火災が発生したEQE350+車種を含め、計5種に中国パラシスエネルギー社のバッテリーが搭載されたことが分かった。
~~略~~
ベンツコリアはこの日の14日を皮切りに、自社の電気自動車全車種を対象に無償点検を実施すると明らかにした。 対象車種はパラシスバッテリーだけでなく、EQCを含めてベンツコリアが発売したすべての電気車種である。
毎日経済より
今回燃えたベンツEVはEQA-250だったようなので、おそらくは支那製バッテリー搭載だったかと思いきや、韓国製SKオンのバッテリーが搭載されていたハズである。
ただし、無償点検を受けて交換という流れになるようなので、実際にSKオンのバッテリーに交換されていたかどうかは不明。
対策が急がれる
というわけで、燃えると甚大な影響を周囲に振りまくのがEVなので、何とかしないとね、という空気にはなっているようだ。
水をかけて消火しにくい電気自動車火災…「専門装備・消火法の熟知が必要」
2025-10-07 09:05
電気自動車の普及に伴い、電気自動車火災への対応が重要な課題として浮上した。
国土交通省が集計する国内の自動車登録台数は、昨年6月時点で2,640万台を超えている。
このうち電気自動車は、まだ77万台に過ぎない。
しかし、バッテリー性能の向上とともに電気自動車の普及が拡大し続けると、走行・充電・交通事故時の電気自動車火災発生の可能性も高まる。
7日、慶南消防本部によると、慶南119特殊対応団は先月22日から25日まで、電気自動車火災対応能力を高める地域別合同訓練を実施した。
聯合ニュースより

専用装備などを用意して、消火する訓練を実施したニュースが。どうやら、水槽を作る方法がメジャーらしいのだが、EVかどうかの判断をして消火方法を決定すると。
結構大変そうだけど、必要な努力だよね。
もちろん、日本も色々努力する必要があるようだけど、日本国内ではEV火災の件数は他国と比べて極端に少ないので、まだまだ対策は検証段階である。国産のバッテリーは優秀なんだよね。そういう意味でも外国製のEVを補助金を入れて増やすのは止めるべき。
……あれ?短く終わらせる予定だったんだけど。
コメント
今回、類焼3台でも使い物にならなくなった台数は可成りでしょうね。火災の匂いは絶対落ちないので。日本も屋内なり地下駐車場で、外国製EV車がバンバン燃えるようになれば根本的な対策を考えるんじゃないでしょうかwそういえば2年前かな、アウディか゚燃えて結構延焼したけど大騒ぎにはなりませんでしたね。同じモデルが大幅値崩れして大騒ぎにはなりましたが。
地下駐車場で燃えたら大騒ぎでしょうね。
日本は過剰品質を求めがちですから、バンバン燃えるようになったら、もっとEVの地位は落ちそうです。
でも、報道も控えそうですよね。
こんにちは。
リチウムイオン電池の熱反応、ちょっとまとめてみました(MONOistの記事の写しですが)
・80度で電極/電解液の反応、熱分解始まる
・140度でセパレータ熱変形
・200~300度で正極活物質が分解(酸素を放出)
・660度あたりからアルミが溶解→テルミット反応で1000度以上になる事も
※出典:https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2209/30/news019_2.html
燃料、熱源、酸素の燃焼の三要素を自分で持ってる、ある意味固体燃料と同じですから、そりゃ燃えますよね。
※一応、温度が下がれば酸素の供給も止まる、はず。
リチウムイオン電池は、過渡的技術として早晩廃れてほしいと思うものです。
※かつてセルロイドが多用されたが、自然発火や火災事故が相次いで排除された故事があります。
こんにちは。
詳細ありがとうございます。
固体燃料と同じ構成ってのが、なんとも。次が出てくれないと困りますねぇ。
フェラーリがEVにSKオンのリチウムイオン電池を採用、あーあ
プラグインハイブリッドのSF90 Stradale・296GT・498 TestarossaにもSKオン製を採用
調べたら、バッテリー技術の革新に向けた業務提携を結んでいるようですね。
そもそも、フェラーリのEVっていうのが意味が分からないですよね。
それも時代なんでしょうけれど、あのエンジン音を捨てたら、いったい誰が……。え?SK-On?そこで、安いアイテムを選ぶ理由も不明ですねぇ。