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【追記】2026年衆院選――動き出した各国の思惑

中華人民共和国ニュース
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早速、外からの反応が始まった。

【速報】中国、台湾有事巡る国会答弁撤回要求

2026年02月09日 16時28分

中国外務省の報道官は高市早苗首相に対し、台湾有事を巡る国会答弁の撤回を改めて求め「中日関係の政治的基礎を守るという誠意を実際の行動で示すべきだ」と強調した。

47NEWSより

支那の外交部からのメッセージは、「相変わらず」だとやや呆れる感じであったが。

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日本の衆議院選挙を巡る綱引き

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各国の反応

選挙の結果については、こちらで触れている。

中革連の歴史的惨敗によって幕を閉じた今回の選挙だが、国外からは祝意が相次いだ。

トランプ米大統領「地滑り的勝利を祝福する」・メローニ伊首相「親愛なる早苗の活躍を祈る」…各国首脳ら、高市首相に祝意

2026/02/09 11:12

衆院選で自民党が大勝したことを受けて、各国首脳らから高市首相に対して祝意の表明が相次いだ。

米国のトランプ大統領は8日、自身のSNSで高市氏に対し、「非常に重要な選挙での地滑り的勝利を祝福する」と投稿し、「(高市)早苗の大胆かつ賢明な選挙実施の判断が大きな成果を収めた」と称賛した。

讀賣新聞より

トランプ氏の讃辞はちょっと面白くて、「地滑り的勝利(Landslide Victory)」という発言をしている。

個人的にはネガティブに感じてしまったが、どうやら完全勝利、圧倒的勝利というような意味合いで使っているようだ。

他にもイタリア首相のメローニ氏からは「心から祝福する。親愛なる早苗の活躍を祈る」と女性らしいエールが、欧州委員会の委員長、フォンデアライエン氏からは「画期的な勝利に心からお祝い申し上げる」と祝意が伝えられた。

ただ、台湾総統の頼清徳氏からは「台日が今後も共通の価値観と互恵・協力の精神で地域の課題に共に取り組み、インド太平洋地域の平和と繁栄を促進できるよう期待する」との日本語のメッセージを贈られている。

アメリカと台湾からのメッセージ

トランプ氏のメッセージは、更に軍事力強化に期待する点にも踏み込んでいる。

その上で、「(首相の)保守的な『力による平和』政策が大成功を収めることを願っている」と期待を示した。ベッセント米財務長官は「日本が強くなれば米国もアジアで強くなる」と投稿し、「首相とトランプ大統領の素晴らしい関係は、両国間の永続的な絆を示すものだ」と強調した。

讀賣新聞「トランプ米大統領「地滑り的勝利を祝福する」~」より

ここと、頼清徳氏のメッセージのうち「互恵・協力の精神で地域の課題に共に取り組み」「インド太平洋地域の平和と繁栄を促進」の部分を切り出すと、日本に求められている立ち位置はハッキリ分かるというものだろう。

ここまで並べれば、日本に求められている立ち位置は明白だ。

――すなわち、安全保障面での積極的関与である。

工作の跡

レアアース泥採掘関連の発言

そういえば、西側も今回は結構後押しした形跡があるのだ。

1つはこれ。

レアアース泥の試掘成功のタイミングが重なったのは、偶然だろう。だが、アメリカからのメッセージは明確な意図を感じた。

トランプ政権、レアアースの脱中国依存目指し日本やEUなど55か国・地域と重要鉱物会合…安定供給網の構築呼びかけ

2026/02/05 11:52

米国のトランプ政権は4日、レアアース(希土類)などの重要鉱物の安定供給に向けて、日本や欧州連合(EU)など55か国・地域が参加する初の閣僚級会合をワシントンで開いた。

讀賣新聞より

この話と、もう1つ、一部の人から「内政干渉だ」との怒りを買ったこの話。

トランプ氏、高市首相と3月19日会談と発表 衆院選で「支持」表明

2026/02/06

トランプ米大統領は5日、自身のソーシャルメディアで、3月19日にホワイトハウスで高市早苗首相と会談すると発表した。

NEWS PICKSより

わざわざ選挙期間中に高市氏への応援を口にしたので、確かに干渉と言えば干渉だろう。

台湾からのメッセージ

だが、似たようなことを台湾もやっているのだ。

TSMCが熊本第2工場で3nm導入へ CEOが表明

2026年02月05日 20時01分

TSMCは熊本県菊陽町に建設を進めている熊本第2工場において、3nmプロセスを導入すると表明した。2026年2月5日、同社会長兼CEOであるC.C.Wei氏が日本の総理大臣官邸を訪問し、高市早苗首相に伝えた。

EE Timesより

わざわざCEOが出てきて高市氏にTSMCの工場の話を持ち込んだ。

第1工場では28nm以降の準先端品を生産していて、第2工場もこれに準ずるのではないか?という話があったが、いきなり3nmプロセスを持ち込むと言い出した。

流石にこれを偶然で片付けるのはセンスがない。頼清徳氏のメッセージと併せて考えれば、意図があるメッセージと受け取る方が自然だ。

支那からの警告

一方で、アメリカと支那との駆け引きは続いている。

トランプ氏「習主席との関係は極めて良好」「双方が関係維持の重要性を認識」…米中首脳が電話会談、4月の訪中も協議

2026/02/04 23:42

米国のトランプ大統領と中国の 習近平国家主席が4日、電話会談し、台湾や貿易問題について協議した。トランプ氏によると、4月に予定される自らの訪中についても協議し、米中関係の安定化を引き続き目指していく方針を確認した。

讀賣新聞より

会談の話で連携模索を臭わせたかと思えば、台湾への武器売却で支那からの警告があったという話も。

中国が米国に警告か、台湾への武器売却巡り トランプ氏訪中に影響も

2026/2/7 14:36

英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は6日、トランプ米政権による台湾への新たな武器売却について、中国が警告したと報じた。

毎日経済より

前回の記事で「#ママ戦争止めてくる」なという下らないタグの話に触れたが、これと併せて冒頭のニュースを考えると、支那の苛立ちをヒシヒシと感じることが出来ると思う。

台湾を巡ってアメリカとの対立が激しくなる中で、日本の自民党政権が大きく勝ってしまうと、支那にとっては都合が悪い。

だから、恐らくは今回の衆議院選挙に対しても、ある程度ネット工作などの情報工作も試みたのだろう。けれど望んだ結果にはたどり着かなかった。いや、タグの件の件を含め工作と断定するのは早計である。何の根拠もないのだから。

ただ、主要国がこれほど関心を示す選挙を、北京が完全に静観していたとも考えにくい。実際に、レアアース輸出関連での揺さぶりはかけてきていたしね。

まとめ

日本の衆議院選挙の結果は、ある意味各国の思惑に刺激を与えた。だからこそ支那も反応してきたのだが、これがイマイチ成功した感じにならなかった。

支那の場合は国内向けのアナウンスという側面もあるが、工作が稔らなかった苛立ちもあるのだろう。

高市政権は、この国際的な注目と圧力を受けながら舵取りを迫られる。それを制約と見るか、追い風と見るか。問われるのは、ここから先の実行力である。

コメント

  1. 匿名 より:

    BBCの報道で西側マスコミに対する工作資金は日本が最も多い
    が、日本人にはマスゴミだと分かっているのでな~んにも効果が無かった