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【追記】2026年の衆議院選挙――中革連瓦解の音響く

政治
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こんなニュースを記事にする価値があるのかどうか悩んだのだけれど、軽く触れておくことにする。

階、小川氏が一騎打ち 中道新代表、13日選出

2026年02月12日21時18分配信

中道改革連合は13日、党本部で議員総会を開き代表選の投開票を行う。

時事通信より

今回の選挙結果によって、左派再編が進み始めた。それがこの中革連代表選挙に見て取れる。

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戦略なき選挙突入のツケ

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中革連の自滅と代表の辞任

前回記事では、衆議院選挙の結果について「中革連の自滅」と評価した。

詳しくは読んでいただくとして、この結果を受けて共同代表二人は辞任。

中道惨敗「万死に値する大きな責任」 野田氏と斉藤氏、辞任の意向

2026年2月8日 22時46分(2026年2月9日 1時33分更新)

惨敗した中道改革連合は政権への対抗軸を打ち立てられず、政界再編の推進力も失った。野田佳彦斉藤鉄夫両共同代表は記者会見で「痛恨の極みだ。万死に値する大きな責任だと思っている」などと述べ、辞任する意向を示した。

朝日新聞より

選挙前に野合でくっついた結果、綱領が定まらず、「マイナス118議席」と歴史的な大敗となった。公明系議員は寧ろ増えたので、もしかしたら斎藤氏は共同代表辞任の判断にかなり不満であったかもしれないが、中革連の代表としては辞任せざるを得ない結果である。

そもそも「共同代表にする」という判断が間違いだったし、老人二人を旗頭にして戦った判断も間違いであった。

つまり立憲民主党議員は情勢分析が出来ておらず、そのことが戦略ミスに繋がったのだ。

新代表を選ぶ上での2つのポイント

そして、代表が辞任して、代表選挙が行われる運びになったのだが、ここでポイントが2つある。

中道改革連合の代表選、比例優遇された公明党系は不出馬の方向…泉健太氏と小川淳也氏が意欲

2026/02/11 00:00

中道改革連合は11日に議員総会を開き、野田、斉藤両共同代表の後任を決める代表選を「12日告示、13日投開票」の日程で行うことを決める。公明党系(28人)は代表選に立候補しない方向となり、立憲民主党系(21人)から新代表が選出される見通しとなった。

讀賣新聞より

中道代表選、小川・階氏が出馬表明 13日投開票、推薦人不要に

2026年02月11日17時17分

~~略~~

一方、党内に推す声のあった立民元代表の泉健太氏は記者団に、不出馬の意向を明らかにした。

時事通信より

その2つのポイントとは、

  • 公明党系は不出馬
  • 立民元代表の泉健太氏が不出馬

ということだ。正直、今回の代表選挙の立候補者である立憲系の小川氏と階氏、いずれも小物感が強いのでどちらが代表になったとしても、あまり注目する意味はない。

むしろ、代表選に出ない判断をした議員の方に注目すべきだろう。

公明系が不出馬となった理由は、「選挙で優遇されたから」と説明されているが、この説明では説得力が弱い。

寧ろ、中革連組織の構成として、立憲系が21名、公明系が28名と多数派である。にもかかわらず、代表選にすら出ないということは歪だ。

何れも比例代表選挙で通ったという点は加味されるべきだろうが、恐らくはバーターで副代表には公明系議員が就任することは既に決定されているのだろう。

そして、驚くべきことに彼らは公明党として代表選挙を経験したことがない。彼ら公明系議員にとっては、党代表は自らが代表選挙にでて決定すべきものではないのだろう。

一方、過去に立憲の代表を務めた経験のある泉氏は出馬見送りで、その理由が「過去に代表選で負けているから」というもので、これも納得感は薄い。党内では間違いなく実力者だからだ。

ここから導き出される推論は、中革連は本格的に代表を選ぶ気がないということだ。つまり今回選出される代表は、敗戦処理を任される立場なのではないか。

左派再編と「チームみらい」

中革連の自滅を語る上では、「チームみらい」の存在を無視はできない。

「高齢者を切り捨てている」との批判もあるが…チームみらい「姥捨て政策だ」と批判する人が知らない”現実”

2026/02/11 6:15

~~略~~

チームみらいは公約で、社会保険料の引き下げにより「働く人の手取りを増やす」ことを打ち出している。国民民主党の「手取りを増やす」というキャッチコピーを流用したもので、政策面でも多くの点で重複している。

東洋経済より

今回の選挙では11議席を獲得した「チームみらい」だが、主張内容を見ると極めて左派的な主張である。設計主義が「チームみらい」の根幹に流れる思想なのだ。

一見、社会保険料の引き下げとか、老人の医療費三割負担の主張などが目立つのだが、制度設計は大きな政府を目指すものであり、歳出削減ということは言っていない。

今回の選挙では、左派のうち余り考えない層が参政党にあつまり、知識層はチームみらいに集まったという構図となった。

そして、老朽化した中革連、日本共産党、社会党などはもはや退場を促されてしまった。

すきま風

更にこんなニュースも。

「有権者なめてる」「やはり選挙互助会」落選からわずか4日…中道・亀井亜紀子氏の「立民出戻り示唆」にネット呆れ

2026/2/12 17:47

8日投開票の衆院選島根1区で、自民党元職に敗れ落選した中道改革連合の亀井亜紀子氏が同党を離党する可能性を示唆したと日テレNEWSが12日に伝えた。

iZaより

敗者の弁と切り捨てるのは簡単だが、これが中革連で立候補して落選した立憲候補の偽らざる本音だろう。

衆議院選挙を終えて、参議院議員の方にも動揺が見える。

参院の立憲、公明は別会派で活動 中道合流は「党内意見を集約」

2026/2/12 20:09(最終更新 2/12 21:48)

参院で存続している立憲民主党は、18日召集予定の特別国会で、公明党と統一会派を組まず、別々の会派で活動することを決めた。

毎日新聞より

本来であれば、中革連として組織改編しなければならないところ、統一会派すら組まずに党として合流もしない方針らしい。

意見集約をするなどといっているが、恐らくは意見はまとまるまい。何しろ、中革連の看板すら維持が怪しくなってきたからだ。

まとめ

今回の中革連の代表選は、党の再建を賭けた「刷新」ではなく、敗戦処理のための暫定人事という色合いが濃い。

だから、その結果に注目すべき点はなく、どちらが代表になったところで恐らくは分裂に向かうか、看板の掛け替えをするかいずれかだ。

さらに言えば、支持層の流動も無視できない。左派の一部は政策パッケージの明確さを打ち出した「チームみらい」に流れ、既存左派政党は存在感を薄めている。

理念も戦略も曖昧なまま選挙に突入し、歴史的敗北を喫した中革連にとって、これは単なる一敗ではなく「役割の終わり」を示す兆候だろう。

コメント

  1. masa13 より:

    書こうか迷って(割とどうでもいいと思うことを)書きます。
    新しい代表と “中道改革連合(略称がどうしても【中華連】と誤読する)”の行く末も気にしない。

    敗北したお二人の「代表」がご自身で今後をどう定めるのか、人の生き方をわたしは着目いたします。
    斉藤さん、野田さん。【これから】どう生きるおつもりなのか。生き恥晒してなお見苦しく「しがみつく」のか、そこにわたしは興味を持っております。

    • 木霊 木霊 より:

      辞任された野田氏に斎藤氏ですか。
      確かに行く末は気になるところですが、何故あのような判断をして、どこが分岐点だったと考えていたかは、僕も気にはなっています。

      ただ、お二人とも長く政治家をやってきた方ですから、それなりの矜持はお持ちでしょう。
      しっかりとビジョンを示したうえで、まだ政治家は続けられるのではないでしょうか。