各国がしのぎを削って開発している兵器の1つについて、韓国も名乗りを上げたようだ。
韓国が極超音速滑空体の初試射に成功 李大統領も立ち会う
2026.10.08 19:48
韓国が独自技術で研究開発を進めている極超音速滑空体(HGV)の初の試験発射が8日、成功した。青瓦台(大統領府)の姜由楨首席報道官が同日、記者会見で明らかにした。試射には李在明大統領も立ち会った。
聯合ニュースより
技術として難しいのは、極超音速に至った時に制御を行うことである。アメリカも極超音速滑空体(HGV)の開発をやっているが、イマイチ成果が得られていないのが実情だ。確か、Falcon HTV2は2010年頃から実験を繰り返したが、計画を放棄。他にもC-HGBなど地上から発射するタイプもプロトタイプまでは作られたが、それ以降、まだ正式配備の話は聞かない。
ロシアはアバンガルド、支那はDF-ZFなどとして配備したとされているが、詳細は不明である。
独自技術で研究開発を進めたHGVの試射に成功
実験は成功裏に終わった
さて、そんな中、韓国はその実験を成功させたとのこと。
姜氏は「今回の試射は極超音速の環境下における超高温耐熱素材の性能や誘導・制御能力、低高度での不規則な飛行能力を初めて検証するために実施された」と説明。「試射されたHGVは目標高度まで上昇した後に正常に分離し、計画通りの飛行を問題なく遂行した」と明らかにした。
また「特に従来の弾道ミサイルとは異なり、分離後に低高度まで下降して垂直・水平方向に自由に軌道を変える変則的な滑空飛行を完了し、指定された標的に正確に着弾した」と伝えた。
聯合ニュース「韓国が極超音速滑空体の初試射に成功~」より
確か、韓国は極超音速巡航ミサイル(HCM)の開発をやっていたはずだが、いつの間に極超音速滑空飛行体(HGV)を開発完了したのだろうか。
記事によれば、「計画通りの飛行を問題なく遂行した」とのことなので、初回の実験は成功裏に終わったということなのだろう。

西海岸の泰安の沖約40kmにある会場発射台から発射したようで、狙い通りに着弾したのだとか。

おめでとう!
速度も滑空も不明
成功したとは言われているが、そもそもこのHGVは弾道ミサイルで打ち上げられ、速度が出た状態で低空を滑空飛行しながら攻撃目標に達する兵器である。
スキップ・グライド飛行と呼ばれる飛行方法をとるので、探知しにくく迎撃も困難であるということだ。

だが、韓国の報道を見ても、本当にそれが成功したのかは不明だ。
姜氏は「今回の試射成功は、朝鮮半島の戦場環境で核心標的を打撃できる新たな抑止手段の本格的な確保に向け、準備が完了したという点で大きな意味がある」と述べた。
聯合ニュース「韓国が極超音速滑空体の初試射に成功~」より
写真には打ち上げに弾道ミサイルを使ったことと、HGVが着弾するシーンが公開されているものしか見当たらないので、恐らくはHGVの制御を失ってはいない。そして、狙った海域に落とすことに成功したらしいということらしいことは確認できる。
スタート地点に立てたという意味では正しいのかもしれないが、HGVの実験成功といえるのかどうかはハッキリしないというのが、報道を見て感じた印象だ。
まとめ
確かに、打ち上げ成功して弾着を確認したのだから、HGVの打ち上げに成功したと言って良いのかもしれない。成功したとしたら、世界に先駆けてHGVの配備に成功したと言っても過言ではあるまい。
このタイミングで報道され、大統領まで立ち会っていたということなので、「余程自信があった」のだと言えるが、どちらかというとアナウンス効果を期待したようにも見える。
韓国はこんな凄い技術を手に入れたんだ、ということだね。
うんうん、期待させてもらうよ。そう言えば、日本も25式高速滑空弾の配備が始められたばかりだから、ちょっと見栄を張っちゃった感じかもしれないね。無理はしないほうが良いよ。


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