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【支那】止まらない粛清 今度は人民解放軍の制服組トップ

中華人民共和国ニュース
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またなの?

中国軍制服組トップを「重大な規律違反」で調査 軍最高指導機関の大半が失脚の異常事態

2026/1/24 18:37

中国国防省は24日、中国人民解放軍の制服組トップ、張又俠・中央軍事委員会副主席を重大な規律違反などの疑いで調査すると発表した。

産経新聞より

一昨年年末から、何人も粛清されたと言われているのだけど、更に犠牲者が。

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粛清の嵐の中で

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紅い国家

まずは前回まとめた記事を紹介。

去年の7月、習近平氏のBRICS欠席があって、「動向が怪しい」という話が出回っていた。僕自身も、支那上層部の権利構造に変革が起きているのでは。もしかしたら、失脚するのか?と考えていた。集団指導体制回帰という展開があるのか?と。

しかし、10月の記事でその考えは誤りで、どうやら党内の基盤強化をやっていて、自ら選んだ右腕となる人材も粛清して、自身の立場を優先した感じだ。

  • 2023年7月:李尚福国防相が突然失脚(衛星発射事業の汚職疑惑)
  • 2023年末:前外相・秦剛氏が党籍を剥奪
  • 2024年~2025年:ロケット軍・装備発展部門で幹部多数を粛清
  • 2025年10月:政治局員を含む9名の党籍剥奪(今回の処分)
  • 2026年1月:制服組トップ、張又俠・中央軍事委員会副主席を重大な規律違反などの疑いで調査。中央軍事委員会の劉振立委員も同様の疑いで調査対象に

ここまで粛清して、体制維持できるのが凄いとは思う。

中央軍事委の現体制は2022年、トップの主席を兼務する習近平国家主席を含む7人で発足した。今回の発表により計5人が失脚することになる見通し。中央軍事委のメンバーは事実上、習氏と昨年10月に副主席に昇格した張昇民氏の2人のみとなる。

産経新聞「中国軍制服組トップを「重大な規律違反」で調査~」より

殺伐としているね。

「重大な規律違反」とは

ところで、問題視された「重大な規律違反」とは一体なんだろうか?

中国、軍制服組トップの張又侠氏を調査-重大な規律違反で

2026年1月24日 at 17:51 JST

中国は人民解放軍の制服組トップで共産党中央政治局員でもある張又侠氏に対する調査を開始した。軍幹部を対象とする前例のない粛清がさらに拡大した。

国営新華社通信によると、2017年から共産党中央軍事委員会副主席を務める張氏は、「重大な規律違反および法律違反の疑い」で調査を受けている。報道によれば、中央軍事委員会の劉振立委員も同様の疑いで調査対象となっている。

Bloombergより

自民解放軍のトップが問われる「規律違反」は、具体的に何かが示されていないが、これまでの流れを考えると恐らくは「汚職」か、「政治的忠誠心の欠如」を示す可能性が高い。

つまり、「歯向かったからクビ」ということなんだろう。

習近平氏は、かねてから台湾侵攻を核心的利益と位置づけていて、これに反対する立場の人々は軒並み粛清されていると言われている。

あと、可能性があるのは軍部の腐敗が改善されていなくて、その責任を取らされるパターンだ。

しかし、人民解放軍は歴史的に、予算不足を補うためホテル、工場、航空会社など最大2万社規模の企業経営を行い、「独立採算」が認められてきた。

現在はこれを禁止する方向で規制が進められているが、装備開発部門に長く関与してきた張又俠氏が、軍と民間企業の関係を把握していなかったとは考えにくい。むしろ、組織内で地位を築く過程で、その利害調整に深く関与していたと見る方が自然だ。

習近平氏は、それを承知の上で制服組トップに据えたはずではなかったのか。

まとめ

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粛清を進める毎に、孤独を深める構図になっているのだが、そうすると習近平氏は自身の提案する政策の方針が本当に正しいのかに自信を持てない状況が続くのではないか。

台湾を「核心的利益」と言い続ける以上、軍部の粛清は続く。

反対する人を失うのと同時に、孤独は更に深まっていくに違いない。

追記

コメントを頂いた件について、少し言及しておきたい。

汚職疑惑調査の中国軍制服組トップ、米国に核機密を漏洩か 米紙報道

2026年1月26日 5:36

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は25日、中国人民解放軍制服組トップの張又俠・中央軍事委員会副主席の汚職疑惑に関する内容を報じた。中国の核兵器を巡る機密情報を米国に漏洩していたと指摘した。

日本経済新聞より

WSJの報道か……。

個人的な感想の域を出ない話だが、この核機密漏洩の噂に関しては、余り信じてはいない。流石にこのレベルの情報を漏らしたというのは、信じ難い。

仮にも、習近平氏の左腕とも呼ばれた人物である。軍事機密を漏洩するか?という疑問はあるが、しかし、核兵器を巡る機密情報というのは、張又俠氏の役職を考えると可能性はあるとは思われる。だからこそ「調査」なのかもしれないが。

しかし、CIAの工作によってこんな情報が流され、支那当局が踊らされたなどと言う展開であれば、それはそれで凄い話。事実にせよ事実ではないにせよ、調査は必須だったのかもしれない。

コメント

  1. 軍事オタクより より:

    なんかアメリカに核情報を流したらしいですね
    トップがこれでは軍部はどうなっていくのかなって思います
    確かに中国は腐敗だらけですけど