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自衛隊病院の機能強化は「戦争準備」なのか

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那覇病院 報道
この記事は約5分で読めます。

面白い記事を見つけたので、紹介しておこうと思う。

「戦争国家」の実相

2026年6月2日

防衛省は南西諸島での激しい戦闘を想定し、自衛隊那覇病院(那覇市)で有事には病床を4倍に増やすなど、全国の主要な自衛隊病院で病床を大幅に増やす計画であることがわかりました。計画は、実際に多数の自衛官が死傷することを前提にした戦争準備が着実に進んでいることを示しています。

しんぶん赤旗より

自衛隊那覇病院の病床増加計画を紹介して、これを「戦争国家」の「実相」などとタイトルをつけて記事にしている。なかなか愚劣な話だね。

その記事の狙いは?

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病床数を拡張可能に

少し調べてみると、自衛隊那覇病院は4年前に立て替えのニュースが報じられている。

自衛隊の3病院建て替えに98億円 那覇病院、台湾有事を念頭に強化方針、地下化も 来年度予算

公開日時 2022年12月20日 11:22更新日時 2022年12月20日 11:22

政府は2023年度予算で、自衛隊那覇病院(那覇市)を含む自衛隊の3病院の建て替えについて、関連経費を合計約98億円計上する方針を19日までに固めた。政府担当者が19日に開かれた自民党の会合で説明した。那覇病院については、台湾有事を念頭にした機能強化と老朽化対策のため、27年ごろに建て替える計画があり、地下化も予定している。

琉球新報より

台湾有事を念頭に地下化を予定しているとあるので、この時点で病床を増やす計画があったかは不明だが、少なくとも機能強化の意図があったことは推認できる。

那覇病院の計画を調べていくと、2024年の入札公告では延べ床面積を拡大する旨が読み取れる。現在の延べ床面積は公表されていないようなので、沖縄赤十字病院の延べ床面積を参考にすると、26,552㎡で302床であるため、入札時の延べ床面積約21,000㎡という数字は、現状から大幅に増やされることは容易に想像が付く。

平時の50床から有事には200床に拡張できるようにするという計画は、そういう意味で、今分かった話ではない。

同省は2026年度予算に自衛隊病院の機能強化に必要な整備費を計上。このうち自衛隊那覇病院では、平時の50床から有事には200床にまで拡張できるようにするため、病棟の建て替えを計画(着工時期は未定)しています。また、麻酔科と精神科も新設。重傷者を県外に搬送するための麻酔や、過酷な戦場で心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症した隊員への対処が目的とみられます。

しんぶん赤旗「「戦争国家」の実相」より

そして、自衛隊病院の機能を強化したら、ダメなことのように報じる姿勢がまず意味が分からない。

シームレスな医療と後送態勢

こうした計画の背景にあるのが、先島地域が最前線になるとの想定に基づくモノだと指摘している。

防衛省は、宮古島や石垣島、与那国島など先島地域が最前線になると想定。前線の「第一線救護」や野戦病院で治療し、那覇病院に搬送するほか、重傷度に応じて九州や本州に後送する「シームレスな医療・後送態勢」を強化しています。

しんぶん赤旗「「戦争国家」の実相」より

台湾有事が囁かれる中で、当然、こうした配慮はすべき話。寧ろ、配慮するなという方が意味不明なのだが、赤旗はそうは考えていないようだ。

沖縄では戦傷者を想定した衛生訓練が繰り返されており、昨年9月の日米共同訓練「レゾリュート・ドラゴン」(RD)では、那覇病院で自衛隊と米海兵隊の医師が共同で治療・搬送する訓練を実施。今月行われるRDも宮古島と与那国島で患者を治療して普天間基地(宜野湾市)に輸送する訓練を行います。念頭にあるのは、「台湾有事」など米中の軍事対立に自衛隊が動員され、多数の負傷者が出る事態です。

しんぶん赤旗「「戦争国家」の実相」より

……何?衛生訓練はやっちゃダメなことなの?

どうやら、赤旗が本当に言いたいのは、次の段落に込められているようだ。

さらに、防衛省担当者は、各地の自衛隊病院が満床になった場合、「民間の医療機関に協力してもらうことも検討している」と回答。安保3文書改定に向けた自民党の提言案は、多数の隊員の負傷に備え「官民連携による病床・医療人材の確保等を積極的に進める」と明記しています。

しんぶん赤旗「「戦争国家」の実相」より

なるほど、民間を圧迫する可能性があるから問題なのだ、と。

図

ため息しか出ないのだが、これ、結局のところ、しんぶん赤旗は自衛隊病院の機能を強化するな、民間病院を利用するなと言いたいのだろうか。

危機感を煽る行為がダメだと言いたいのだろうか。

まるで訳が分からない。

リスクに備える

有事を迎えることがなければそれに越したことはないのだが、今なお、支那は台湾侵攻の意志を隠したりはしていない。

2027年に台湾有事は起きるのか、7つの仮説を検証する

3月8日、米国の情報コミュニティを統括する国家情報長官室(Director of National Intelligence、略称DNI)は、世界の脅威を分析した年次報告書を公表した。報告書によると、「中国は、習近平指導部の3期目に入り、台湾に統一を迫るとともに、台湾への米国の影響力の弱体化を図っている。その上、2027年までに台湾有事の際の米国の介入を抑止するだけの軍の態勢を強化・整備するという目標を立てて、取り組みを進めている」と指摘している。

日本戦略研究フォーラムより

習近平氏は「武力行使の放棄を約束しない」と台湾への武力行使の可能性を露わにしているし、「リスクあり」と判断する必要があるだろう。

そうであるとするのであれば、リスクに対応できる体制を構築するのは全く不思議なことではない。

誤解してはならないのは、自衛隊病院の機能強化というのは、有事に対応できる体制にする、とそれだけで、何ら市民生活には影響しない話。

そして、有事に民間病院の協力を仰ぐというのも、これまた何ら問題がない話。寧ろ有事でも自衛隊員お断りという深刻な職業差別をしんぶん赤旗が提言しているのだとしたら、極めて問題である。

まとめ

しんぶん赤旗がどのような媒体であるかは知っているつもりではあるが、自衛隊病院を拡張するな、民間病院の機能も利用するなというのは余りにも酷い発想ではないか。

本来、有事において負傷者の治療体制を確保することは当然の責務である。自衛隊病院の機能強化も、民間病院との連携も、そのための備えに過ぎない。そうすると、しんぶん赤旗は「備えをするな」というのと同義ではないか。

リスクを知りながら戦争の備えをしないのは国家の怠慢である。そして、実際のその結果、クリミアが占領された実例を多くの人が知っている。「備えないこと」よりも、「備えておくこと」こそが、人々の平和な暮らしに繋がる。そのことから目を背けるべきではないのだ。

コメント

  1. 山童 より:

    ああやだやだ。記事がじゃないすよ。
    左巻きのロートルがです。生地を読み終えたら沖縄の海難事故での同志社や平和教育(と左巻きが称するもの)について萎縮されるから、と被爆者団体が(老人しかいない)が抗議とか。
    裏で共産党が糸引いてるに間違いない。そのゴネを取り上げるマスゴミも。
    先ず医療に関わる者として。
    強化すんの足りめェだろうが!

    第一に例えば小銃弾での戦闘負傷は、
    今のアサルトライフルは超音速弾だから、弾着と共に体内似瞬間空洞があいて組織を断裂する。
    緊急性が高く、後送した負傷者のうち、銃撃や爆破物・燃焼物などによらない負傷者は「専門病院以外」に協力してもらうの当然でね。
    その手の戦傷を診れる医師は限られてるから(これは民間人被害も同じ)協力体制を作るの当然!
    でないと、万一にも有事が起きた時に
    戦闘員はもとより民間人も助からない人が出てくる。
    いわゆるカラータグの類別からも仕方ないんすよ。これは阪神・淡路大震災でもカラータグ識別を観てるから戦闘には限らないんです。
    備える事が軍国主義ちうならシナの連中と何ら変わりない!
    国民皆兵で永世中立国のスイスは軍国主義国家かよ?

    次いで、平和を騒ぐ奴らには理解させたいが。

    有事に在日米軍基地が動けば、国際法的に敵国は日本攻撃が認められる!

    つまりウクライナに支援物資を送っただけでも、それはロシアが日本を攻撃する理由にはなる。国際法でね。

    銃を撃たねば「戦争参加でない」と錯誤している平和ボケが大杉!

    んで共産党も自衛隊の存在については認めてるんだよね。不和書記長の時。
    「日米安保条約を破棄せよ」とは言わないじゃないあいつら!
    国民の総図鑑食らうから。
    んで日米安保条約を履行する以上、それが自衛隊による戦闘でなくても攻撃される事はあり得る!
    補給や後方支援も「戦争」すから!
    戦闘≒戦争じゃない!!

    なら、それに備えるのが当然!
    正直に中高、さらに大学の必須科目に
    「軍事学」を入れるべきです。
    スイスは永世中立国ですが学生すべてにやってるはずです。
    あまりに国民の無理解の上に嘘並べてきてる! それはマスゴミの機嫌取りで、軍事を学ぶ事を「右翼レッテル貼り」する風潮に逆らわず、ずっと棚上げしてきた自民党の連中にも大きな非がありますけどね。

    「武器があるから戦争になる」と奴等はむかしから申すのですが。
    数年前の中印国境での「戦闘」みれば? 投石と棍棒と素手で「戦闘」してましたよ。両国で50人以上の死傷者出してる。(ただしその多くは急性高山病による脳浮腫や肺水腫と推測されます)
    素手と石だって戦闘する生物なのさぴは! 
    ましてや発砲が無かったのは、両国が核保有国たからすよ!
    つまり核兵器の存在が、戦闘を暴走族レベルに抑えたのね!
    核兵器があるから乱闘で済み、戦争には至らなかった!
    国際法とともに、そういう事を教育で教えるへきなんです!
    日教組に入ってる教員はもう少数派で、若い教員の大半は入ってない!
    なのに死にぞこないの爺婆左翼の声に遠慮して、国民が知っておくべき事から遠ざけようとしてる!
    でも、そういう体制にしたのは、他でもない自民党でもある!
    適度に連中を残しておいて、左派にガス抜きさせるという「プロレス議会」が自分たちに有利だから、黙認してきた。それが自民党!

    • 木霊 木霊 より:

      同感ですね。
      「軍事学」と名をつけるのが良いかどうかは別にして、民間防衛の基礎くらいはやって罰は当たらないと思います。
      実際に、自然災害の多い日本なのですから、防災の知識くらいはやっておいて損はない。
      有事の際における集団行動の重要性と、衛生知識くらいはインストールしておくべきだと思います。その延長線上にあるのが、軍事なのですから、教育現場は嫌うかもしれませんが、子供達には絶対に必要な知識だと思います。
      スイスが国民に配っていた「民間防衛」の本は、初学者にとって非常に為になる。ああいう知識は広く知らしめてこそ、だと思うんですが、都合が悪いんでしょうね。

  2. 山童 より:

    ここで疑問なんすが。
    共産党とか何を考えてるの??
    武装闘争路線やめて、それで止めねえよっ!って分離したのが浅間山荘だの、よど号だの、テルアビブ空港乱射の連合赤軍とかなんすけど。
    もう半世紀前しょ?

    ソ連が崩壊して世界革命って夢想は完全消滅した訳です。おまけに中国まで市場経済を(うわべだけでも)受け入れた。
    だから「ポリコレだ人権だ!」に口実というか御題目を変えたのは解る。

    しかし、当世、高市政権の支持率を見ても、もう国民の大半とくに現役世代や若者は、彼らの言う「空想的な平和主義」なんか誰も信じてない。
    望んでない!

    にも関わらず、それを進めるのは
    シナに媚びうる為というよりも、
    単なる「共産党という組織維持」の為としか思えない。
    支持者の大半が平和ボケした老人ばかりで、現実路線に舵を切ると残った僅かな支持を失うから?
    或いは昭和の時期の「3割以上は革新勢力は議席を持てない中で喚いてガス抜きする」というプロレス政治が通用すると思ってるのか?

    明らかに言えるのは志位とかは学生運動が現役であった時代の人間で、
    ネッシーとか雪男とか(実在すれば)
    今の世界に何の役割も果たさない種族
    の残存物なんですね。
    とーころが、「プロレタリア独裁」を掲げてきた絶滅種てあるにも関わらず、未だに院政を強いて実権を持っ。
    これは本質的に「中央委員会には逆らえない」という共産党の独裁システムに原因があって、恐竜の生き残りなみに意味のない爺婆が権力を握ってる。
    その為に冷戦期で頭が止まってる。
    組織としても、その止まった頭を基軸に停止してる。
    だから、このような下らない非現実的な事を喚いて、影で、しばき隊みたいのを組織してるのかと!
    志位を始末したから収まる話でもなく、彼らが完全に死滅するまで、変わらないのだろうと。
    いかがでしょう?

    • 山童 より:

      私論ですが、共産党を中心とした左翼が空想的平和主義で吠えるのは、
      シナへの媚びではないと思います。

      ただ単に「組織存続の為」だけ!

      オールドメディアが後押しするのは、
      連中も滅びゆく恐竜だからです。
      その論点を崩すと、もう老人しかいない視聴者や購読者を失う!
      だからWebを敵視する!

      組織存続の為だけだから、シナとの連携よりもタチが悪い!

      • 木霊 木霊 より:

        うちの親父殿、温厚な人物ではありますが、長年教職に就いていました。
        親父どの曰く、「共産党はシロアリ政党だ」「言いたいことを言って、組織内をボロボロにし、責任をとらずに去って行く」だそうで。
        余程嫌な目に遭ったのでしょうね。教育現場は、彼の政党の影響力の強い分野ですから。

        実感として、「付き合い切れない」と、思う方も多いのでは。

    • 木霊 木霊 より:

      日本には言論の自由というのがありますから、彼らの思想を矯正することは難しいですし、するべきでもないでしょう。労力に見合いませんから。
      「プロレタリア独裁」なんて古くさい考えに凝り固まって、今なおそれを是とする組織というのはかなり度し難い。それ故、公安の監視対象になっているという状況です。僕はそういった思想の方々と寄り添えるほど懐の深い人間でもありません。

      そして、ご指摘のように、志位氏が居なくなったところで、残念なことに有象無象はいるわけで。
      支持層は高齢化し、現役世代との認識のズレが拡大していてなお、熱狂的なファンは多いのが実情です。家の近所にも強烈な方が2~3人居ますが、これがなかなか意見が合わない。
      「外交が基本だ」「話し合えばイイ」と支那やロシア、北朝鮮との外交に注文をつける本人達が、自分たちの意識を変える気が毛頭ないのですから、説得力がありません。

      外交でもそうですが、「意見の合わない人」というのは、何処の世界にもいるわけで。
      そういう方々との付き合いは、表面的に利益を享受できる部分を共有していくしかないと思っています。

  3. 七面鳥 より:

    こんにちは。

    紅旗、おっと違った赤旗とか、その界隈の人達は「戦争」をわざと定義づけ無しに口にするので大嫌いです。
    「戦争できる国」とかの言い草、現代の世界で、国防のための武力行使を否定する国家があるとでも思うのかと小一時間。
    まあ、赤旗は紅旗のお先棒担ぎですからね(昔は仲悪かったと聞きますが、いつから?やはり金と女でも握らされたのでしょうかね?)。
    この点に関してだけは、防衛力強化に国民の賛成票が得られる韓国が羨ましくもあります。
    その矛先が、致命的に間違ってますが……

    • 山童 より:

      たしか志位や不破の前の、宮本の時に
      宮本に対抗して親中派がクーデターを起こすが、ソ連派である宮本に負ける。で、日本共産党は、シナのカンボジアを巡る中越戦争でシナを批判。
      それで日本共産党は親ソ派でずっと来た。日中関係は田中角栄が友好条約を主導した事などで自民党の方がパイプが太くて、共産党はあまり大役を得ることができない!
      その後、四人組追放後に、鄧小平政権になった直後に天安門事件!
      シナは国際社会から、今のロシアに相当する制裁を受ける。
      のですが、その時だと想います。
      逆張りして中国に接近したのは。
      天安門事件の時、同じ年にベルリンの壁崩壊もあって、共産党の連中はアジャパー状態した。苦し紛れに何やらシナや北朝鮮に秋波を送ってた!
      拉致被害者をバカ旗で詐欺師あつかいしたりてのも、この頃から激しくなったし。ハニトラも良いけど、共産党の連中は、自民党や大手マスゴミに比べて旨味が少ないっすヨ。
      力を入れても、汚職とかに繋がる個人的な利益が少ない。だったら与党を 垂らしこむ方が得じゃん!となる。
      それが崩れるとしたら、少しでも援護してくれる勢力が欲しい天安門事件の時な気がするのすが。

    • 木霊 木霊 より:

      こんばんは。

      アレルギーみたいなものかもしれません。
      条件反射で攻撃してしまう辺り。