あまり深堀りする話題でもないので、軽く振れておく程度にとどめておく。
このブログでは韓国経済もウォッチしていて、ここ最近のジェットコースターのようなKOSPIの状態を眺めてはニマニマしていたのだが、当事者は大変だろうなと言うのが正直な感想。
ここのところの傾向だけ軽く整理しておこう。


上がったら下がる、下がったら上がる。基本的にはそれだけの話ではある。

一時期は9,000を超えていたKOSPIも今や7,000を割るのではないかという状況になりつつあるんだけど、この影響が色濃く出た理由は、SKハイニクスがナスダックに上場したことにも起因する。
何が起こったかを簡単に解説すると、「SKハイニクスは新しく韓国内で普通株を発行して、それを米国の銀行に預け、代わりに『証書(ADR)』を発行してアメリカの投資家に買ってもらう」という流れとなったという意味である。
韓国市場にSKハイニクス株を出さずに、アメリカ市場(ナスダック)で直接資金調達をするので、SKハイニクスはドルを得ることが出来る。そのドルを売ってウォンを買い、韓国国内で開発投資をするというサイクルに入るということになる。
SKハイニクスは、米インディアナ州ウェストラフィエット市に約38億7000万ドル(約5900億円)を投資し、生成AI向けに需要が急増している「HBM(高帯域幅メモリー)」の最先端パッケージング(後工程)拠点を設ける計画で、既に工場建設を開始し、2028年下半期の量産開始を目指している。
この場合はアメリカでドルを調達してアメリカで投資をし、投資家へリターンをドルで支払うので、ウォンの乱高下に左右されずに高率が良い。
ドル売りウォン買いの結果、ウォン高に誘導することになるので、最近、ウォン安に振れすぎていた韓国としても都合が良い結果になる。が、KOSPIはSKハイニクス分が減り、結果的に下がることになる。

分かりやすい効果で何より。

韓国政府としては痛し痒しの部分はあるが、仕方がないのだろうね。ウォン安は容認できないので1,500以下に収めておきたい一方で、KOSPIは引き上げたいというのが本音。
とはいえ、企業がより有利な条件で資金調達を行う以上、こうした流れ自体は避けにくいものなのだろう。


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