おー、韓国はまた凄いところに手を出しているね。
韓国大統領、中国外相と会談 北朝鮮問題で緊密協議要請
2026年08月20日20時50分
韓国の李在明大統領は20日、訪韓した中国の王毅共産党政治局員兼外相とソウルの大統領府で会談した。王氏は李政権による対中関係改善の動きを歓迎し、李氏は北朝鮮問題を巡る緊密な意思疎通の継続を求めた。両政府が発表した。
時事通信より
こうした外交チャンネルを作っておくことは必ずしも悪いことではないんだけど、韓国の経済状況を見ていると、「それは大丈夫なの?」と思わずにはいられない。
そうそう、先にお断りしておくが、ちょっと妄想成分が多めになっている。何しろ、韓国のムーブの意味が理解出来ないのだから、辻褄が合うような解釈を模索するしかない。
狙いの分からないコウモリ外交
日本と支那の距離
先日のことだが、我が国の外務大臣、茂木氏と立ち話をしたという噂が流れた支那外交部の王毅氏だが、支那側は否定していたな。
中国の王毅外相と立ち話をした茂木外相「外交上のやりとり」…議論の詳細は明かさず
2026/07/23 20:16
茂木外相は23日、訪問先のフィリピンの首都マニラで記者団の取材に応じ、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外相会議の合間に、中国の 王毅外相(共産党政治局員)と短時間の立ち話を行ったと明らかにした。
~~略~~
中国外務省の 林剣副報道局長は23日の記者会見で、日中外相の接触について、「会談の設定はなかったと理解している」と述べ、明言を避けた。
讀賣新聞より
実際に立ち話くらいはしても良かろうと思うのだが、外交部の立ち回りとしては、日本とのチャンネルを否定せざるを得ないのだろう。
何が変わるわけではないと思うが、しかし、実際に支那との間にそれなりの距離を感じるのは事実である。
北朝鮮との関係
一方で、韓国は冒頭に紹介したように支那との交渉を行ったと言うことだ。
中国側によると、李氏は「韓中の戦略的協力強化は双方の利益にかない、地域の平和と安定の維持にとっても重要だ」と強調。王氏は、尹錫悦前政権下でぎくしゃくした両国関係が改善に向かっていることを踏まえ、「(李氏が)正しい決断を下し、中韓関係を正常な軌道へと戻した」と評価した。
大統領府の魏聖洛国家安保室長も同日、王氏と会談した。大統領府によれば、魏氏は朝鮮半島の平和共存に向けた取り組みを説明し、中国の「建設的な協力」を要請。中国外務省によると王氏は、米国の北朝鮮への「敵視政策」を批判した上で「各当事者が対話再開や相互信頼の回復に向けて一層努力するよう期待する」と述べた。また、「日本の右翼勢力の歴史に逆行する言動を警戒すべきだ」とも主張した。
時事通信「韓国大統領、中国外相と会談~」より
気になるのは、「正しい決断」の中身である。
一体、何を差し出したら喜んで王氏が朝鮮半島を訪れるのかが、非常に疑問に感じる。尹錫悦氏(ユンユン)は支那との距離感をとって、結果、ぎくしゃくした両国関係となってしまった。
李在明氏(ミョンミョン)は、それを改善するという道筋をつけたというのだけれど、どうやら日本と支那との距離感を利用して近接したということになるようだ。
今のところは、何かを差し出したという感じの話ではなさそうではある。
ロシアとの関係改善模索
韓国のもう1つの不気味な動きとして、ロシアとの関係改善がある。
「プーチンと接触する韓国、不便だ」… 「北極航路開拓」に不満を注いだヨーロッパ
2026.8.20. 20:02
韓国初の北極航路コンテナ船のパイロット運航が来る22日、釜山港でアンカーを上げる予定の中で、西側諸国が不便な気配を表わしているという報道が出た。
ロイター通信は20日(現地時間)「西方外交官らは韓国が最近北極航路の試験運航を推進する過程でロシア側と協議し、船舶航海許可を受けたことについて不満を示している」と報道した。
~~略~~
ロイターは「韓国がパイロット運航に成功すれば今回の航海は韓国が北極を経由してヨーロッパに向かう最初の商業航海になるだろう」とし「中国・ロシアと共に北極航路に沿って貨物輸送サービスを試験または運航した数少ない国家隊列に合流することになる」と伝えた。
ソウル新聞より
この話はまだ決定ではないようだが、しかし、韓国だけが北極航路を得られれば、メリットはそれなりに大きな利益になるだろう。
ただ、支那にもロシアにも近付いて、一体韓国は何がやりたいのかという話になる。
真っ当に考えると、合理的な経済的利益や安全保障上の利益が見いだせるとは思えない。今、韓国経済を支えているのはアメリカへの輸出であり、それ以外の取り引きは余り上手くいっていない。
にもかかわらず、支那とロシアとの距離を詰める行為で何を得たいのか?
北朝鮮との関係を改善
一番あり得そうなのが、北朝鮮との関係改善。いや、おそらくは朝鮮戦争の終結への道筋を得るということなのだろう。
非常に危ういバランスの上に成り立っている韓国経済だが、しかしミョンミョンにとって半導体産業で巨額の利益を出している「成功裏に進んでいる」様に映っているのではないか。
直近の演説でもこんな一節があった。
韓国大統領「実用外交」継続 光復節演説、「過去の痛み」にも言及
2026年8月15日 12時37分
韓国の李在明(イジェミョン)大統領は15日、日本の植民地支配からの解放を記念する「光復節」の式典で演説した。日韓関係について未来志向の協力を広げていく考えを示す一方、歴史問題を念頭に「相手の痛みの理解」を求めた。北朝鮮に対しては、1953年から休戦状態にある朝鮮戦争の終戦に向けた議論を始めるよう提案した。
朝日新聞より
実利的な部分よりも、おそらくはミョンミョンにとってはレガシーが大切なのではないだろうか。正直、それ以外のシナリオが思いつかない。
コウモリ外交を続けつつ、朝鮮戦闘の終結を図る。おそらくこれがミョンミョンが描くサクセスストーリーのように思われる。
まとめ
ミョンミョンの狙いが、ロシアや支那との交渉を梃子に、北朝鮮との関係で朝鮮戦争の終結という対価を得ることだとしたら、それはそれで偉大な政治的な業績になるのかもしれない。
個人的にそんなものは成果として誇れるのか?ということに関してサッパリ想像がつかない。だが、そうだとすると一番問題になるのは、北朝鮮の利益だろう。正直、北朝鮮にとって韓国との国交回復は利益にならない可能性が高いのだ。
とはいえ……、北朝鮮にとってはロシア経済依存も都合が悪いので、次のオプションを探すということくらいはやるかもしれない。韓国との関係改善は、最終的な国交回復に繋げなくても、交渉のテーブルにつくだけで得られる利益を狙えるならという態度は考えられる。
想像の割合が多すぎるものの、これが本当に李在明氏の描いている筋書きだとすれば、相当に強かな外交である。茶番劇を演じて国際社会から支援を得る。そんな道筋がつけられれば、の話なんだけどね。そして、これが成功した場合に韓国経済ってどうなってしまうんだろうか。


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