ロシアや支那には言われたくないんだけど。
中ロ主導の上海機構「歴史改ざんに反対」 共同宣言、日本念頭か
2026年9月1日 20:59
中国とロシアが主導する上海協力機構(SCO)の首脳会議は1日に署名した共同宣言に「第2次大戦の結果に関する記憶の保存を支持し、歴史の改ざんに反対する」と明記した。日本を念頭に置いたとみられる。
日本経済新聞より
上海協力機構(SCO)はまだ継続している組織なのかと、ちょっと呆れてしまったのだけれど、その中身もかなり酷いものであることが改めて明らかになったね。
固定すべき記憶とは?
ナラティブの上に成り立つ歴史
彼らの言う「歴史」とは、ヒストリー(歴史)のことではなく、ナラティブ(物語)なのだろうとは思う。しかしそれを共同宣言で出すのかね。
過去にも似たような話をして、遠藤氏に突っ込みを入れられていた。
歴史を改ざんしているのは中国共産党 中露首脳会談内容と共同声明を糺す
2025/5/11(日) 9:56
反ファシスト戦勝80周年記念祭典に出席するためモスクワを訪問した習近平国家主席は5月8日、プーチン大統領と会談し共同声明を発表した。その中で日本が第二次世界大戦に関して「歴史改ざんをしている」と非難しているが、歴史を改ざんしているのは中国共産党だ。日中戦争中、毛沢東は国民党軍を率いる蒋介石を打倒するため、日本軍と共謀すべく日本の在外公館に中共スパイを派遣したことは、今では知らない人は少ないのではないだろうか。
Yahoo!ニュースより
遠藤氏の指摘はかなり的を射たものではあるが、解説が必要なので一読頂くとして、異論の出にくい有名なものを取りあえず整理しておこう。
ロシアによる「歴史書き換え」疑惑に関しては以下の通り。
- ウクライナ侵攻の正当化:ロシアは「ウクライナは歴史的にロシアの一部であり、現在の政権はネオナチである」という独自の歴史観を展開し、軍事侵攻を正当化
- 北方領土問題と終戦間際の侵略:ロシアは北方領土について「第2次大戦の結果として正当に獲得した」と主張するが、日本側からは「日ソ中立条約を一方的に破棄し、ポツダム宣言受諾後に不法占拠した」歴史を無視していると批判されている。実際に、ロシア側の主張を採用すると、整合しないのだ。
支那による「歴史書き換え」疑惑に関しては以下の通り。
- 共産党の戦績の誇張:「抗日戦争を勝利に導いたのは共産党である」と国内で教育しているが、実際の前線の主力は蒋介石率いる国民党軍だった
- 領土問題の歴史的根拠の主張:台湾や南シナ海、尖閣諸島(中国名:釣魚島)について、中国は「古来より中国の領土である」と主張しているが、そんな事実はない。
そもそも、第2次大戦の結果に関する記憶の保存というなら、ロシアも支那も存在していなかったんだが、そこはどうするんだろうか?ロシアはソ連の政党後継者であるという立場、支那は国民党軍はそもそも支那の軍隊だったという立場であり、清国の正当後継者である以上、その資産は全て受け継ぐべきだという立場を主張はしている。
破綻する主張
ただし、ロシアの「正当後継者」の主張は受け入れるにせよ、ならば、日ソ共同宣言の効果は完全に引き継がねば整合性がとれないわけで。
日ソ共同宣言から60年の現実
2016年10月19日 3:30
日本とソ連(当時)が共同宣言に調印してから、今日でちょうど60年となった。同宣言によって戦争状態が終了し、両国は国交を回復した。しかし、北方領土問題は解決せず、いまだに平和条約を結べていないのが現実だ。
~~略~~
その共同宣言の有効性を、ロシア首脳で初めて公式に認めたのがプーチン大統領だ。2001年、イルクーツクでの日ロ首脳会談では声明で、平和条約の交渉プロセスの出発点となる基本的な法的文書と明記した。大統領は日ソの両議会が同宣言を批准したことを重視し、ソ連の継承国として「履行義務がある」と言及している。
日本経済新聞より
プーチン氏は耄碌して自分の発言を都合良く忘れている可能性があるが、歯舞、色丹の2島を「どのような条件で引き渡すかは明記していない」と言及したものの、「履行義務がある」とは明言したのだから、せめて交渉くらいはすべきである。
支那に至っては、日支事変の当事者は中華民国で、カイロ宣言やポツダム宣言も台湾が参加しているのだから、話にならない。
抗日戦争の主役を主張されても、条約を締結した相手は中華民国なのだから、出てくる幕じゃないのである。
まとめ
上海協力機構(SCO)の首脳会談では、ビシケク宣言(2026年9月1日)を採択したようなのだけれど、何とも締まらない内容だったようで。
歴史改竄に反対する前に、己の行為を顧みた方が良い。


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