しょーもな。
高市首相「聖域」に介入か 参院幹事長交代、政権火種に
2026年09月16日07時03分
自民党の石井準一参院幹事長(68)が近く行われる党参院人事で交代する見通しとなった。人事権者は松山政司参院議員会長だが、確執があった高市早苗首相(党総裁)の意向が働いたとの見方が党内では大勢だ。「聖域」とされてきた参院人事に首相が手を突っ込んだ形で、与党の過半数割れが続く参院の国会運営に響く可能性がある。
時事通信より
憶測で記事書くのは、止めた方が良いのでは。
本件は、自民党の参院幹事長が石井準一氏から青木一彦氏に交代することになった事案なのだけれど、時事通信のこの記事は少し異彩を放っていた。
確か、これに後追いの形で毎日も似たような論調で報じていたっけ。
事実ベースで確認する
参院自民党の人事権は誰に
今回の話で重要なのは、この人事権は誰が持っているのか?という点だ。これは記事にも言及されていて、参院議員会長の松山政司氏が人事権を持っている。
そして、早速否定されている。
【速報】高市首相は自民党の参院幹事長交代について「参院の人事権は私にはない」と述べた
2026年09月16日10時54分
高市首相は自民党の参院幹事長交代について「参院の人事権は私にはない」と述べた。
時事通信より
つまり、事実として、人事の判断をしたのは松山氏であって高市氏が直接関与した証拠は何もない。
その話は、時事通信も記事にしている。
自民、石井参院幹事長交代へ 総務会長に梶山氏―高市首相、16日に役員人事
2026年09月15日19時02分
自民党の松山政司参院議員会長は15日、石井準一参院幹事長(68)に対し、交代させる方針を伝えた。党関係者が明らかにした。
時事通信より
ここで、確認できる事実だけを並べると、
- 高市首相が石井氏の仕事に不満を持っていた
- 松山氏が石井氏に交代を伝えた
- 石井氏の後任として青木氏が就任する
これだけの話だ。
後任人事と高市氏の不満
どの記事でも触れているのは、高市氏が石井氏の仕事に不満を持っていたという点だ。
先の特別国会で、首相は2026年度予算の3月末までの成立を求めたが、参院自民側は野党との協調を重視し、4月にずれ込んだ。審議日程を組んだ石井氏に対し、首相が不満を持っていたとされる。
時事通信「自民、石井参院幹事長交代へ~」より
石井氏の後任は青木一彦氏で、現在3期目のそれなりに要職を歴任してきた人材である。参院議院運営委員長も勤めていたことから、石井氏の路線から大きく外れた人事ということでもなさそうである。
そういえば、ちょっと前にはこんな記事もあったな。
高市首相、人事は「感覚で選ばずファクト」 有村治子氏が語る判断基準と「政治の宿命」
2026/9/10 18:48
自民党の有村治子総務会長は、9日配信のフジテレビ報道のYouTubeチャンネル「ニュース延長戦はじめます。」に出演。16、17両日実施予定の内閣改造・自民党役員人事に関し、高市早苗首相(党総裁)が所属する衆参両院議員を対象に政府や党の希望役職を尋ねたアンケートの回答を「全部読み込んでいる」と述べ、首相の人事は「感覚的に選んでおらず、ファクトがある」と語った。
「公約をやり抜く」が力の源泉
首相が政調会長だった当時、「この人はどういう発言の持ち主か」「この政策についてどういう考え方なのか」と議員について調べるよう求められた経験も紹介。「なぜこの人を選んだか」を説明できる材料を集めているとして、「サイエンスを持っている」と評した。
産経新聞より
このあたりの話を踏まえると、高市氏側から石井氏では問題があるから、交代して欲しいという要望が出た可能性はあるだろう。
だが、そのことは「「聖域」とされてきた参院人事に首相が手を突っ込んだ形」であることを意味しないのではないか。
単純に「アイツは使えない」という烙印を押されただけなのでは。
まとめ
「野党と話せる人材」と、「野党と交渉出来る人材」は、同じようで違う。今回の人事、野党を軽視したという論評にも繋がっているようだが、そうではあるまい。
野党との交渉が必要だったからこそ、石井氏ではなく青木氏に交代したというのが、実情で、実際に人事権を行使したのは参院議員会長だったことは報道からも確認できる。
冒頭の時事通信の論調が、やや的外れな感は否めないな。


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