ラブルは避け難いものだ。だからこそ、次に繋げていってほしい。
H3ロケットの失敗原因、衛星台座の大破と特定 JAXAが報告 6月にも打ち上げ再開へ
2026/4/13 18:53
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は13日、主力大型ロケット「H3」8号機の打ち上げ失敗原因は、衛星を第2段機体に結合する台座の大破だったと特定し、今後の対策と併せて文部科学省の有識者会議に報告した。会議では原因分析と対策は妥当と認められ、6号機が6月に打ち上げられる見通しが強まった。
産経新聞より
「8号機のデータには満足している!」と、言うことで。
原因の究明は大切
原因判明
先ずは、失敗したときの記事へのリンクを。
H3ロケット8号機の失敗原因については、すでに一定の報道があり、2月の時点でもある程度の推測がなされていた。
打上げ失敗の「H3ロケット8号機」 事故の”特異さ”が明らかに
2026年2月13日 08:40
準天頂衛星「みちびき」5号機を搭載したH3ロケット8号機の打上げ失敗から約1カ月。1月20日に文部科学省ではJAXAからの調査状況を報告する調査・安全小委員会が開催されました。
Impress Watchより
問題が発生したのは、衛星フェアリング分離シーケンスの時。

このトラブルは、衛星を固定する台座(衛星搭載構造)の一部が破損したことで発生した。
第1段機体の飛行中、衛星フェアリング分離直後に、何らかの要因で衛星を固定する衛星搭載構造(「衛星搭載アダプタ:PSS」と「衛星分離部:PAF」の組み合わせ)の一部が損傷し破壊されてしまいます。衛星搭載構造の一部が付いたままの状態で衛星はロケットから脱落してしまいました。
Impress Watch「打上げ失敗の「H3ロケット8号機」~」より
そして、その原因は製作過程にあったとされる。
JAXAによると、アルミ材の両面に炭素繊維シートを貼ったパネル4枚を、接着用テープに高熱を加えて接合し台座を作った際、熱で複数の隙間が生じ台座の強度が下がった。打ち上げ後、衛星カバー分離時の衝撃で衛星の重さを支えきれなくなり台座が大破。直下の第2段エンジンの燃料パイプを傷つけ、飛行を続けられなくなった。
産経新聞「H3ロケットの失敗原因~」より
判明してしまえば、「そういうこともあるかな」とは思うのだけれど、意外に作っている最中には気が付かないモノで。
対策は
というわけで、6月に打ち上げる予定になっている6号機に関しては、簡易補修にて対応するようだ。
今後はパネルの接合を非加熱のボルト止めに変え、隙間の発生を防ぐ。ただ、次の6号機は、打ち上げ時期が迫っていることからボルト止め方式の台座の製造を待たず、既に完成している台座の隙間を樹脂で固めることで、十分な強度に補修して使うとした。
産経新聞「H3ロケットの失敗原因~」より
この6号機はH3-30S形態と呼ばれる最小構成パターンで、一番打ち上げ費用がお安いロケットである。
これで成功できれば、約50億円で太陽同期軌道に4tの衛星を打ち上げが可能となる。これまで1基も打ち上げていないタイプなので、期待は高い。
だけど、本当に期待しているのは準天頂衛星システム7号機を打ち上げる予定の9号機の打ち上げなんだけどね。今年の2月に打ち上げ予定だったけど、延期されている。早めに打ち上げられると、良いのだけれど。
まとめ
宇宙開発には失敗はつきものなので、原因をしっかり追求できたら、次に進んで欲しいと思う。今回は、台座の製造手順に問題があってその原因までしっかり特定できている。そして、その対策もハッキリした。
これを受けて、着実に前へ進んでいって欲しい。



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