やったね!韓国ちゃん、多連装ロケット「天舞」が売れたよ!
韓国の多連装ロケット「天舞」、ノルウェーに初納入…米国のハイマースを退け「10億ドル受注」
2026.01.30 07:03
ノルウェーが次世代の長距離砲兵戦力として、韓国の多連装ロケット「K239 天舞(チョンム)」を選定した。29日(現地時間)、ロイター通信によると、ノルウェー国防省はこの日、190億クローネ(約3050億円)規模の次世代長距離精密火力システム(LRPFS)事業の最終事業者として、ハンファエアロスペース(ハンファ)を選定したと発表した。
中央日報より
とはいえ、実は多連装ロケット「天舞」は、他の国にも売れている優秀な兵器なのである。あ、今回はお笑いの要素はかなり薄い。
採用の決め手は価格と納期
堂々の採用
というわけで久しぶりのお笑い韓国軍シリーズ(陸軍編)である。うち、多連装ロケットについて説明している記事はこちら。
自称、「アメリカ製のM270MLRSより高性能」な兵器らしいのだが、別にそのことに異を唱える積りはない。性能評価軸も様々だから。

今回の選定では以下の競合を押さえての勝利だったので、その意味は大きいだろう。
- アメリカ製多連装ロケットM142「HIMARS」
- イスラエル製多目的ロケット発射システム「PLUS」
- 韓国製多連装ロケットシステム「Chunmoo(天舞)」
色々政治的な事情はあるんだろうけれど、それでも勝ち取った意義は大きいだろうと思うよ。
納期と制約
韓国兵器がノルウェーで採用された理由は、K9自走砲の販売実績があったからという理由もある。
競合の少なかったK9自走砲に比べ、「天舞」の競合は、上に挙げた2つが非常に強力なライバルではあった。ただし、アメリカ製の「HIMARS」は、最新のミサイルの提供を拒んだことと、アメリカの兵器製造能力が低下していて、調達に不安があったことがあって選択肢から外され、イスラエル製「PULS」に関しては、政治的理由もあって忌避されてしまった。
そういう点では、K9自走砲の時もそうだったが確実に短納期に対応してきた韓国兵器は、その点で信頼が高く、価格も比較的低かったとされている。
ロイターは「韓国の武器システムは、最大500キロに達する射程拡張性など、地上配備型の長距離砲兵システムに対するノルウェーのすべての要求事項を満たした」とし、「納入時期も(競合他社と比べて)最も早かった」と伝えた。
中央日報「韓国の多連装ロケット「天舞」~」より
ロシアの脅威を間近に感じるノルウェーにとって、すぐに調達できる兵器が最も優れた兵器であったという意味である。
ウクライナ戦争以降、NATO諸国が相次いで多連装ロケットの確保に力を入れる中、納期を順守し、価格競争力に優れた韓国製武器が高い評価を受けていると、政府は説明している。
中央日報「韓国の多連装ロケット「天舞」~」より
良くも悪くも、欲しい時に手に入らない兵器は、兵器の選択肢にすべきではないのだ。
不安な点もある
ただし、開発中に紆余曲折があったのは事実で、それがきちんと解消されているのか?に関しては、良く分からない。もちろん輸出されているのだから、問題にならない程度には解消されているハズだ。
[単独]「次期多連装ロケット(天舞)の不発率の高い」とアメリカは承認を拒否
2015.07.03 04:40
北朝鮮の主要な電力を打撃するために前方と西北島嶼に配置する次期多連装ロケット弾(天舞)が半分武器に転落する立場だ。米国の技術を持ち込み、天舞で発射する「無誘導ロケット」を開発中だが、不発率が基準を超過して米側が承認を拒否したからである。これにより、2兆8,000億ウォンを投入した大型事業が漂流するという懸念が出ている。
リンク切れ
アメリカの技術を持ち込んで開発された多連装ロケット「天舞」だが、不発率の高さや命中精度の問題で随分苦しんだらしい。これに類する問題は2020年頃まで報道で確認できた。
「HIMARS」もそうなのだが、多弾頭タイプのロケット弾は、特定高度に達するとキャニスターが小爆発によって分解し、中の多数の子爆弾を地上にばら撒く。この子爆弾の出来が悪いと不発弾となって想定された威力を発揮できないのである。
また、アメリカの技術を流用していることもあって、ポーランドに輸出しているのでほぼ問題ないとは思うがライセンス問題もついて回る不安ではある。
あと一つ、不安な面は韓国の兵器生産能力だろうか。
韓国防衛大手 ポーランドと多連装ロケットの輸出契約=6千億円超
2025.12.30 10:19
韓国防衛大手のハンファエアロスペースは30日、ポーランドと射程80キロ級の多連装ロケットシステム「天舞」を供給する5兆6000億ウォン(約6100億円)規模の契約を締結したと発表した。ハンファエアロスペースとポーランドの天舞の輸出契約は3回目となる。
聯合ニュースより
ポーランドへの輸出が高調らしく、3回目の輸出決定が年末に報じられていた。しかし、ノルウェーにもまとまった数の輸出が行われるという。
単純にそれだけの供給力があるのかは、やや不安な面が残る。
まとめ
若干不安な面があるものの、ヨーロッパでの評判は悪くないのが韓国製の多連装ロケットシステム「天舞」である。
輸出が高調そうで何よりである。素直に羨ましいと思う。
これに関しては日本としても見習いたいところ。直ぐに「死の商人」というフレーズが飛び出しがちな日本だが、兵器は戦場で使われてナンボである。実戦経験のない兵器など、「本当に役に立つのか」という話になる。また、大量生産できる体制にならないと兵器そのものの価格引き下げにも繋がらない。輸出できる兵器はそれだけで性能証明に繋がるが、海外の運用実績が更にブラッシュアップの機会となる。日本の防衛のためにもそれは必要なことなのである。




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