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KF-21の追加発注は決まるもミサイル不足が指摘される

韓国空軍
この記事は約13分で読めます。

最近は話題にしていなかったKF‑21だが、動きが出てきたので整理しておく。

戦力化1年控えたKF-21、「空対空・空対艦・空対地」攻撃力は何点だろうか [イ・ヒョンホのミリタリー!トーク]

入力 2025.09.30.午前6時02分 修正 2025.09.30.午前6時37分

防衛事業庁は先月6月、韓国航空宇宙産業(KAI)・ハンファエアロスペースと国産超音速戦闘機KF-21「ボラメ」20機の供給及び後続軍需支援など総額2兆3900億ウォン規模の契約を締結した。これにより、防衛事業庁とKAIは2024年6月にKF-21 20機に対する最初の量産優先契約を締結したのに続き、今回、残りの20機に対する契約を締結することで、計40機に対する契約を完了した。

NAVERより

先月末に報じられた、新たなニュースだ。それによれば、最初に20機の契約があったのだけれど、予定通り追加で20機、合計40機のKF-21戦闘機の製造が契約されたことになる。

本日はそれに纏わる記事である。

  • KF-21戦闘機の発注数が追加で20機、合計で20機となる契約を完了
  • KF-21戦闘機Block1は対空攻撃能力しかないが、肝心の空対空ミサイルが足りない。
  • 対地攻撃を備えるBlock2は2027年上半期に前倒しで計画されたようだが、どちらかというと空対空ミサイルの開発を急ぐべきでは?
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寧ろミサイル開発を急いでは?

製造機数

この20機だとか40機だとかいう話は、以前にもこのブログで取り上げているので、先ずはそのリンクを紹介しておく。

これは前韓国大統領のユンユンが、KF-21戦闘機の事業妥当性テストの結果を受けて、「未だ未完成っぽいから、半分だけにしようぜ」と決定したことが影響している。

ただ、製造を任されている韓国航空宇宙産業(KAI)が、「そりゃねーよ、量産効果出ないからやってられない」と文句を言ったので、「じゃあ、追加で20機発注する約束をするから、完成させてよね」という話になった。

でも実際の所、ジェット戦闘機は職人が手作りするので、一括で40機発注されても20機づつ2回に分けた発注されてもさほど変わらない。

武装がナイ問題

一方で、この時にも言及したのだが、KF-21戦闘機は、武装が決定していないという問題を抱えている。

以下がKF-21戦闘機が装備する予定の兵装である。

  • 長距離空対空ミサイル「METEOR」:欧州製、射程距離100km以上
  • 短距離空対空ミサイル「IRIS-T」:ドイツ製、射程距離25km程度
  • 空対地ミサイル「タウルス」:ドイツ製(韓国国内で製造予定)、射程距離500km以上

もともとKF-21戦闘機は、初期型に対地攻撃能力をサポートしない予定であった。これは戦闘機としては珍しくない話なので別に良いのだが、対艦攻撃能力も保有していなかったのは半島国家の韓国空軍としてはちょっと問題だろう。

アメリカ製のハープーンAGM-84Fを搭載出来れば良かったんだけど、アメリカが許可してくれていないんだよね。

それじゃあ使えないね、という話になっても不思議ではない。

装備充実を急げ

そんなわけで、見切り発車的に当面の生産分(1号機〜20号機)は空対空戦を主眼にしたBlock 1 構成で、発注されたのだが。

現在量産が進行中のKF-21は、空対空(空中戦)戦闘用ブロック1機種として、最初の生産分20機は2027年までに、追加生産分20機は2028年までに納入を完了する計画である。

国産超音速戦闘機の実戦配備という意味で、KF-21に対する国民の期待感はこれまで以上に高い。では、2026年から開始され初期戦力化されるKF-21の武装能力はどうか。結論から言えば、空中目標のみを攻撃できるレベルに過ぎない。

NAVER「戦力化1年控えたKF-21~」より

しかし、実戦配備なされる前に追加発注が決定!

今年の5月には最終組み立てに着手したというニュースが報道され、来年の下半期には空軍に引き渡される予定だとスケジュールが発表されている。

韓国初の国産超音速戦闘機 量産1号機の最終組み立て開始=来年引き渡し

2025.05.20 11:00

韓国防衛事業庁は20日、南部・慶尚南道泗川市にある韓国航空宇宙産業(KAI)で韓国初の国産超音速戦闘機「KF21」の量産1号機の最終組み立て着手行事を開催したと発表した。

聯合ニュースより

追加発注は、その空軍引き渡しと性能評価を待っても良かったと思うんだけどね。

空対空ミサイルが足らない

というわけで、2026年後半には戦力化されたKF-21戦闘機がお目見えするだろうと思われるのだが、この期に及んで空対空ミサイルの不足が指摘されている。

したがって、装備される武装は空対空ミサイルのみである。まず、ドイツの防衛企業ディール(Diehl)社が製造した「IRIS-T」短距離空対空ミサイルがある。赤外線映像誘導ミサイルで「AIM-2000」という名称で呼ばれる。射程が25km程度と攻撃範囲が短いという欠点がある。

~~略~~

しかし問題がある。ミティアーの導入数量が限定的という点だ。

例えば100発が導入されれば、KF-21の初期量産分20機に1機あたり4発を装備するため、空対空武装での出撃可能回数は1.25回となる。文字通り最低限の空対空武装である。ここに20機の追加量産が始まり、2028年にはKF-21保有数は40機に増えるが、ミサイルは100発で1機当たり2.5発に過ぎない。1回出撃4発武装の基準すら満たせず、戦力化されることになる。

NAVER「戦力化1年控えたKF-21~」より

どうやら、短距離用の「IRIS-T」は問題ないようなのだが、長距離用の「METEOR」は数量限定導入だという話になっているらしいのだ。

仮に100発で初期量産20機に充当すると、1機当たりで4発を配備できる計算になり、実戦の出撃回数を考えると極めて心許ない配備数だ。40機体制に拡大しても1機当たり2.5発にしかならない。短距離空対空ミサイルの方が十分確保されているかは不明だが、何とも心許ない話である。

ちょっと意味が分からないのだが、どうしてミーティアはライセンス生産がなされないのだろうか。

DAPA、国産KF-21戦闘機用メテオミサイル購入契約を締結

2024年11月1日 15時59分

韓国の国家兵器調達庁は金曜日、現在生産中の韓国の新型KF-21戦闘機向けにメテオ空対空ミサイルを購入する契約を締結したと発表した。

防衛事業庁(DAPA)の関係者によると、DAPAは水曜日、ミサイル製造会社でフランスに拠点を置く欧州の防衛企業MBDAと契約を締結した。

同当局者は、契約の詳細については明らかにしなかったものの、メテオミサイル100発は計画通りKF-21戦闘機の第一生産段階に間に合うように供給されるだろうと述べた。

聯合ニュースより

流石に100発程度ではとても足りないよね。

自国開発の予定

どうやら、ミーティアがライセンス生産されない背景には、自国開発を決定したことと関係がありそうだ。因果関係は逆で、ライセンス生産が許可されなかったから自国開発に踏み切ったということかもしれないが。

韓国は、当初の海外調達にもかかわらず、KF-21戦闘機用の空中発射兵器を国産で開発することを発表した

2025年9月17日

韓国は、開発中の韓国航空宇宙産業(KAI)KF-21戦闘機用の空中発射兵器の国産開発に関する立場を明確にした。

防衛事業庁(DAPA)によると、韓国政府は戦闘機用に一連の空中発射兵器を開発するが、当初は海外で調達した兵器でジェット機を武装する予定だという。

~~略~~

防衛事業庁は、KF-21用の短距離および長距離空対空ミサイルの開発に既に予算が割り当てられていると付け加えた。韓国がKF-21用の超音速対艦ミサイルの国産開発を断念したとの最近の報道を否定している。

flight globalより

ほほう。

韓国が新たな短距離空対空ミサイルプロジェクトを開始

2025年1月3日

韓国政府は、新たな短距離空対空ミサイル開発の可能性に関する実現性調査を完了し、ミサイル開発を開始する計画を承認した。

暫定的に短距離空対空ミサイルII(SRAAM-II)と指定されているこのプログラムは、当初2023年12月に発表され、推定プロジェクト費用は5,919億ウォン(4億244万米ドル)とされていた。

JANESより

余程、アメリカを怒らせたのか、別に理由があるのかは分からないが、とにかく、韓国にはKF-21用に兵器を売らないというのがアメリカ側の現在のスタンスである。

これ、輸出を目論むKF-21戦闘機にとっては深刻な問題で、マルチロールと位置づけられながら、実際は空対空での運用しかできない状況だということになる。

そこで、韓国政府は自国開発に乗り出したということなんだけど、韓国って自国開発した空対空ミサイルなんて持っていたっけ?何でもかんでも自国開発するのがK-STYLEなんだけど、開発するのに技術移転を強請るのもK-STYLEなんだよね。

Block2計画前倒し

そんな中で、こんなニュースが。

韓国、ステルス任務のために内部兵器を搭載したKF-21戦闘機を強化

2025年8月18日

韓国航空宇宙産業(KAI)は、KF-21の進化版であるKF-21EXを発表しました。この新しいバージョンは、ステルス能力を高めるために内部兵器コンパートメントを搭載しています。

carroemotosより

相変わらずのネーミングセンスだな。どうしてBlock 1に続くBlock 2相当の機体が、KF-21EXという型式になるのか意味不明である。アメリカに倣うなら、概ねAから順にナンバリングされるものだが、韓国ではそうではないようだ。

さておき、「概念図」はいいのだが、これだけの空洞をボディの下に設けるというのはもはや設計変更と言うよりも1から図面引き直しレベルだと思うんだけど、大丈夫なのかな。

それでも幸いなのは、KF -21の空対地能力を追加したKF -21ブロック2の実戦配置が計画より早くなるという点だ。当初、空対地(地上目標物攻撃)武装を2028年末に一括搭載しようとしたが、2027年上半期から段階的に搭載して一部武装は1年半以上が短縮される見通しだ。空対地能力が早期確保されるのだ。

NAVER「戦力化1年控えたKF-21~」より

「2027年上半期から段階的に搭載」という意味が良く分からないスケジュールなんだけど、機体の詳細設計は終えているということなのだろうか。

ウェポンベイの設計・開閉機構、空力・重心調整、冷却・配線・配管の再設計など、やるべきことは山積みだからだ。

第5世代級プラットフォームだ!

というわけで、意欲的な開発が続けられているKF-21戦闘機なのだが、それにしても、第4世代といってみたり、第4.5世代だと言ってみたり、第5世代級だと言ってみたり、忙しいなぁ。

専門家らは「国産超音速戦闘機KF -21は第5世代級プラットフォームという評価を受けるほど独自技術でうまく作っても、本当の攻撃力を左右する空対空はもちろん、空対艦、空対地ミサイル武装能力は50点をやや越えるほどと非常に憂慮すべき状況」と指摘した。

NAVER「戦力化1年控えたKF-21~」より

そもそも戦闘機の世代って、割と言った者勝ちのところがあるんだけど、それでもアメリカが開発した戦闘機を中心に世代が決定される傾向になっている。

で、簡単にまとめると以下のように整理されるわけだ。

  • 第4世代:高機動・柔軟運用・限定的ステルス・外部搭載兵装
  • 第5世代:ステルス重視・センサー融合・内部兵装・スーパークルーズ・高電力負荷対応

で、KF-21戦闘機は第4世代と第5世代の間くらいに位置するという話(一部、第5世代要素を取り込んでいる)なんだけど、そもそも第4世代と第5世代では設計思想が異なるんだよ。

それを同じ機体で実現しようという所に無理があるんだよね。まあ、できるっていうんだからやって貰うしかないんだけど、それよりはミサイル開発を前倒しした方が良いような気はするよ。

追記

さて、コメント頂いた話で、そういえばどうして手に入れたんだろうと疑問に思ったので、少し調べてみた。そう、FBW(フライ・バイ・ワイヤ)技術の話である。

FBWは、パイロットの操縦操作を、従来の機械的なケーブルやロッドではなく、電気信号によって舵面(制御翼)に伝える仕組みで、近代の戦闘機では主流になっている。

当然、KF-21戦闘機もFBWを搭載している。

KAI、KF-21戦闘機量産型初号機の最終組立を開始

2025年5月20日 17:20 公開

韓国航空宇宙産業(KAI)は20日、韓国型戦闘機KF-21の量産初号機の最終組立を開始したと発表した。

~~略~~

KF-21開発プロジェクトは、空軍で長年運用されてきたF-4およびF-5戦闘機の後継機となる先進的なジェット戦闘機です。国産化率65%を目標に開発が進められており、国内のパートナー企業600社以上が参加しています。KF-21の主要制御装置であるミッション・フライト・コントロール・コンピュータは自社開発され、AESAレーダーを含む主要な航空電子機器制御システムも国産化されています。

開発期間は合計10年6ヶ月。KAIは来年後半に最初の量産機を納入する予定で、その後空軍が機体に導入する。

Chosun.Bizより

へー、自社開発ねぇ。ミッション・フライト・コントロール・コンピュータにはFBWのプログラムが搭載されていると、そう考えて良い。

韓国の戦闘機開発事業(KFX事業)は現在10年目に入り、最終段階にある。同事業は、政府(防衛事業庁)とKAIがシステム開発契約を正式に締結した2015年12月に正式化された。国家プロジェクトとして決定された開発事業だが、4.5世代超音速戦闘機を国内で開発するのは容易ではなかった。KAIが主体となり、国際共同研究開発の形をとっているが、米国が核心技術の移転を拒否したため、当初から困難を極めた。KAIは、米国ロッキード・マーティンから技術移転を受け、T-50とFA-50の生産・輸出の経験を積んでいた。しかし、独自の超音速戦闘機を開発するとなると話は別だ。T-50とFA-50機は、米国が1960年代に開発したF-16をベースに設計・製造された。さらに、中核装備は米国製の部品やシステムで構成されているため、輸出に際しては米国政府の承認を得た上でロッキード・マーティン社と契約を結ぶことも可能だ。

政府は当初、米国製ステルス戦闘機F-35Aの輸入に代えて、韓国型戦闘機の開発に必要な技術を米国から移転する計画だった。米国政府は包括的な技術移転は承認したが、ロッキード・マーティン社の中核技術移転申請は却下した。結局、アクティブ電子走査位相配列(AESA)レーダーなど主要な航空電子機器の技術移転は認められなかった。レーダーなど、戦闘機の性能を左右する装備の生産技術を導入する計画だったため、これは事業の進捗に大きな変動要因となった。

~~略~~

2000年代初頭からT-50の国産化を準備する中で得られたKAIの機体製造技術はKF-21に導入され、航空電子機器は機械式レーダーなど基礎から国産技術を積み重ねた結果、AESAレーダーの89%国産化に成功した。 KAIの関係者は「外国の技術を導入すれば時間と費用が短縮されるのは事実だ」としながらも、「国内で開発すれば費用と時間はかかるが、最終的には技術が残る」と付け加えた。

毎日経済より

実のコトロ、KF-21戦闘機の開発をやっているKAIは、ロッキード・マーティン社が開発したT-50、FA-50を生産している。これがF-16ベースで設計製造されたことは有名だが、T-50の設計もロッキード・マーティン社なのである。

そして、F-16はFBWプログラムを積んだ戦闘機なので、FA-50への改造をするにあたってはFBWプログラムを触れる技術は必須。

KF-21戦闘機の技術は、おそらくベースはこれを流用している可能性が高い。ただし、ロジックはともかくKF-21戦闘機の制御は形状が違うが故に専用に最適化されているハズ。だから、自国開発と言っても過言ではない程度には仕上がっていると思う。

……尤もこれ、輸出できる技術なの?という点に関してはかなり疑問はある。案外、T-50高等練習機輸出にもワークシェアが設定されているので、KF-21戦闘機もそういう部分が残されている可能性は、ある。韓国の「自国開発」はそういう意味で怪しいからなあ。

コメント

  1. 匿名 より:

    そりゃ自国でその武器に対応できるレベルのブツがあるなら、量産効果とかその辺の兼ね合いでライセンス供与って名目で開発費用ペイ出来るけど 机上の図面(僕の作ったミサイル)しかないのにライセンス生産させてくれって言っても 安定のパクる未来しか見えませんw

    でもまあ 開発のスピード感だけは羨ましいもんですなあ 日本ももう少しスピード感持ってくれれば…

    そもそも自国開発(パクリ含む)で製造って名品兵器の鮫シリーズと同じ未来しかみえませんなw

    • 木霊 木霊 より:

      開発速度は前のめり過ぎて危なっかしいとはいえ、羨ましいと思いますよ。
      そこは本当に。
      このブログでK9自走砲やK2戦車などの面白ネタも書いてきましたが、アレだけ輸出できる実績を見せ、一部は輸出を完了しているところには素直に関心しております。

      KF-21戦闘機も計画に随分と時間はかかりましたが、いざ始まったら早い早い。ちょっと心配になるレベルですね。

  2. 七面鳥 より:

    こんにちは。

    ・40機……人のこと言えたギリじゃ無いけど、少ないですよね……
    ※F-2のラインを閉めた石破は絶許。

    ・空対空戦闘特化、は良いのだけれど、肝心のレーダ性能はどうなのだろう……
    「仮想敵」のそらじのAWACS&F-15Jを抜ける想定なのだろうか?
    ※北相手にはオーバースペック過ぎる。北がSu-57でも買えば話し違うけど。

    ・KF-21EX:そもそも、21の時点で数字トバしてますから……というか、その前は50だったですよね?どっから来た数字なんだか。
    想像図のウェポンベイ、F-22やATD-Xみたいな「インテークから上に曲げてウェポンベイ避けると同時にRCS下げるダクト」のはずですが、曲げるにしても余裕なさ過ぎに見えますね。もうちょっとこう、手心というか。
    ※現状の半埋め込み式の位置のまま、コンフォーマル兵装的なカバー付けるのが現実的だと思います。

    • 木霊 木霊 より:

      こんにちは。

      まあ、初期ロットで空対空攻撃しかできませんから、増やしてもという気はしていますよ。
      ※F2ラインを潰した石破は(以下略

      レーダー性能は、AESAが優秀とは評価されていましたから、優秀なのでは?でも、ご指摘の通りデータ連携あってこその性能なんですけど、その辺りはクローズアップされていません。
      これからなのかもしれませんね。

      KF-21が21の時点でというのは、書こうと思いましたが、それはアメリカでもやらかしたので良いのかなと。
      F22の次にYF-23があってそれ以降欠番続きでF-35ですから。X-32はありましたが、アレは惜しいことをしましたね。その次がトランプ氏の都合でF-47とかになっていますし、韓国に対してもそこに目くじらを立てても、と。まあ、1番目の国産開発機がKF-21になったところでお察しなんです。

      Block2は、ウエポンベイを用意する話になっていますから、期待大ですね!でも、もはや違う戦闘機なのでは?と思ってしまいますけれど。

      • 七面鳥 より:

        >アメリカでもやらかした

        センチュリーシリーズの頃は、F-100に百番を与えるため、ミサイルにもFナンバー付けて整合取ってましたが、あの頃のものすごい開発パワーはアメリカにはもうないですからね……

        ※中国にはある。それが怖い。

  3. BOOK より:

    こんにちは 滅多とレスできずスミマセン
    KF21 まだ前途不明だけど もし上手く仕上がって価格もそこそこなら
    「最も設計が新しい第4世代 (西側) 戦闘機」即ち「サプライチェーンの不安が少ない」は あるかもですね。

    ウクライナの無人機戦争ぶり等で 第5,6世代,ステルス本当に有用必要か? の情勢です

    が 米欧日の開発メインストリームは5世代以降。
    第4世代 F15,16は 1970年代、タイフーン,ラファール,グリペン,スパホ 90年代 インド テジャスはこれからの割に基本設計は古い(初飛行2001年)
    みんな 基本設計20年以上前で、ある時 ○○特殊ベアリングのメーカーが倒産した!
    等 あるある サプライチェーン問題に陥りそうです

    が こうした問題が一番少なそうな第4世代機として KF21 意外と健闘するかも?

    わーくにも GCAP(F-3)大切ですが、F-2.5 ? 国産エンジン、アビオ考えても良いのでは? >高市さん!

    • 木霊 木霊 より:

      おー、お久しぶりであります。
      KF-21に関して、ネガティブな部分もあれどやっぱり仕上がって欲しいと思います。
      第5世代機なんて背伸びせずに、確実に飛べる第4世代機を仕上げれば良いのになーと、常々。
      ご指摘の通り、西側に縛られない割と簡単に手に入れられる戦闘機の立場を手に入れられますし。
      そういう意味でもトルコのカーンにも凄く期待しているんですよね。

      翻って我が国ですが……、未だにF2戦闘機をもう一度作りませんか?と思うのです。設計はさほど新しくない、されど、確実な対艦番長です。
      コストを下げられれば、まだまだ需要はあると思うんですよね。XF9-1も出来上がっているのですから、仕上げるところまでいって、確実に飛ぶやつを。
      F-35Aは凄いけれど、結局それって使えるんですか?って部分が未だ不安に。サプライチェーンの問題はかなり重い、枷の多い戦闘機です。
      F-3戦闘機は、僚機ドローンと一緒に作戦出来るところを目指すのは良いんですが、F-35Aの抱える供給電力問題が非常に重くて、やれること増やすと、ね。
      司令塔ならB-747とか飛ばせば良いんですよ。駄目かなぁ。

  4. 砂漠の男 より:

    木霊さんブログの軍事スレは、詳しい人が多いから読んでいて面白いです。

    みなさんも知る軍事に明るい某学者が言うには、「KF-21用に米国がミサイルもリンクも与えないのは、KF-21が韓国の野心にほかならないから」で、「将来米軍に向けられないようにするため」だとか。

    米国の狙いは韓国の軍事力抑止なんですかね?

    • 七面鳥 より:

      横合いから失礼します。

      >米国の狙いは韓国の軍事力抑止

      またぞろ、ミョンミョンが「戦時統制権」について言い出しましたから、あながち間違ってないかもしれません。

      ※戦時統制権の韓国への付与=在韓米軍の撤退、と分かってるのだろうか?>ミョンミョン
       分かっててやってると思いたい(左翼しぐさとして)けど、分かってない可能性も……

      • 砂漠の男 より:

        ご意見をありがとうございます。

        楽韓さんのところで、押し出し感の強いニュースが紹介されていました。
        米陸軍長官「在韓米軍、北朝鮮・中国の脅威すべてに対応すべき」(東亜日報10/3)
        https://www.donga.com/jp/article/all/20251003/5884636/1

        ミョンミョンや共に民主党が軍事を理解しているようにはみえませんが、
        米国と南鮮が水面下で激しく軍事権の主導権争いをしていますね。
        で、南鮮の要求は到底米国の受け入れられるレベルではないのでしょう。

  5. 匿名 より:

    すみません。
    ここで書く事では無いかと思うのですが、KF-21でずっと疑問に感じていたことがあるのです。

    機体のFBWのプログラムって、どこから入手したんでしょうか。

    米国が譲渡する筈もなく、独自開発したとの話も聞かないので、ずっと疑問に感じているのです。

    • BOOK より:

      仰るFBWってFly-by-Wireのことでしょうか?違ってたら以下のシッタカごめんなさいm(..)m

      推定ですが、さすがにオリジナルと思いますよ。
       
      理由 
       広義のFBW:操縦桿等は単なるセンサで舵を動かすのは電動アクチュエーター。と言うのは新しい目の航空機は殆どそうです。
       また、今時の戦闘機はCCV(運動能力向上機)設計…..要するに細かな修正舵を入れないと墜落するような不安定な機体にして機動性を上げる…..になってます。

      しかしこれじゃまともに操縦できないから、操縦桿と舵の間にコンピューターが介在して機体を安定させている。のにFBWを使う。
       戦闘機のFBWプログラムが特別視されるのは、この修正舵を担うからですね。
       
      ここまででお解りと思いますが、
       ・FBWプログラム自体は21世紀現在大したモノではない
       ・FBWプログラムに組み込まれた修正舵制御・データこそが重要
       ・しかし修正舵の制御・データは、機体制御とセット
       
       すなわち戦闘機のFBWプログラムは機体設計や「シミュレーション・風洞実験」とセットで、で得られた機体のクセのデータこそが宝

       F16やF35のFBWプログラムをKF21に積んでも、まともに飛べば奇跡。すなわちKF-21のFBWプログラムは、共同開発のハナシを聞かないなら逆にオリジナルと思います。

      p.s.朧げな記憶ですが元米軍パイロットのコンサルタント?がKF-21を操縦して
       「操縦しやすい」という感想だったそうです。

       ならば理由は2通り考えられて
      ①CCV設計が甘くて機体が安定(運動性はショボイ)
      ②FBWプログラムが非常に優秀
      、、、どっちだろう?(笑)

    • 木霊 木霊 より:

      その疑問は当然だと思います。
      しかし、FBWプログラムはT-50の開発やFA-50の開発にも用いられていて、恐らくはロッキード・マーティン社経由で韓国に輸入されたものがベースの自社開発だと思います。

      これに関しては追記させていただきます。

      • 匿名 より:

        返信と追記、ありがとうございます。
        今はコンピュータ上で設計出来るから、FBWプログラムそのものは用意出来るんですな。
        何せ、各国のような実験機をついぞ目にしてないので、気になってしまって。
        語弊があるかもしれませんが、基礎的な実験機や試験機をすっ飛ばして完成品がよく登場するお国なので……。