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KF-21戦闘機は戦闘用適合判定突破

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韓国空軍
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お、待っていました。

韓国型次世代戦闘機「KF-21」、戦力化の最終関門突破…戦闘用適合判定で検証完了

2026.05.07 14:02

韓国防衛事業庁は、韓国型次世代戦闘機KF-21(ポラメ)事業が戦闘用適合判定を獲得したと7日、明らかにした。体系開発に着手してから11年で最終関門を越え、独自の技術で領空を防衛する新しい時代を開いたという評価が出ている。

中央日報より

思ったよりも早かった印象だけど、韓国型次世代戦闘機KF-21はとうとう戦闘用適合判定で合格したとのこと。空対空能力も獲得したということになるようだ。

……あれ?戦力化が遅れるっていう噂は??

合格して戦闘能力は確認されたはずだが

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合格判定

暫定の適合判定が出たのが、2023年のこと。

韓国空軍のKF-21の暫定戦闘用適合判定により量産開始へ
待ってました。韓国初の国産超音速戦闘機 来年から量産へ=「暫定戦闘用適合」判定2023.05.16 16:31韓国の防衛事業庁は16日、初の国産超音速戦闘機、KF21(通称「ポラメ=若鷹」)が「暫定戦闘用適合」判定を受けたと発表した。202…

それから3年で適合判定で合格をもぎ取ったのだから、素直に凄いとは思う。

防衛事業庁によると、KF-21事業はこの日、国防部から戦闘用適合判定を受けた。基本性能と空対空能力を含め、KF-21ブロックIに対する検証が完了したことを意味する。

防衛事業庁は2021年5月から今年2月まで、約5年間にわたり多様な地上試験を通じてKF-21の耐久性と構造的な健全性などを検証した。KF-21は1600回余りの飛行で1件の事故も発生せず、空中給油や武装発射試験など1万3000件余りの試験条件も通過したと防衛事業庁は説明した。空軍の作戦運用性能(ROC)を充足し、実際の戦場で任務を遂行できる技術水準を確保した。

中央日報「韓国型次世代戦闘機「KF-21」~」より

しかし、空対空能力の獲得に成功したという判断であれば、戦力化も急ぎたいところだね。

韓国航空宇宙産業(KAI)のKF-21は、誘導ミサイルIRIS-Tの初発射に成功し、初期の空対空能力を実証した。

2024年5月17日

2024年5月17日 – ディール・ディフェンス社製の短距離空対空ミサイル「IRIS-T」(AIM-2000)が、韓国航空宇宙工業(KAI)が開発中の第4.5世代国産戦闘機「KF-21」から誘導ミサイルとして初めて発射された。この発射試験は、韓国にとって最も重要な戦闘機開発計画における新たな重要な節目となる。

EDR ONLINEより

記事にし忘れたIRIS-Tの発射試験の話もついでなので紹介しておくが、飛行中の分離だけでなく標的ドローンへの攻撃を成功させたとのこと。

この記事では、「KF-21の卓越した性能を示したニダ」と喜んでいるが、肝心の短距離空対空ミサイルIRIS-Tは2026年の後半に納入されるような話だったと記憶している。確か、軽戦闘機FA-50にも統合するという話があったので、それなりの数を揃えるのだろうとは思う。

ミーティアも導入

また、KF-21には中距離空対空ミサイルMeteorを装備する話であった。こちらに関しては空中分離までしか把握していなかったのだが、恐らくは成功したのだろう。

韓国、KF-21戦闘機に搭載するミーティアミサイルの契約を締結

2024年11月3日

韓国防衛事業庁(DAPA)は、欧州のミサイルメーカーであるMBDA社と、ミーティア空対空ミサイルの供給契約を締結した。この契約は、韓国が新たに開発したKF-21戦闘機に最新鋭の兵器を搭載し、同国の防空能力を強化することを目的としている。

Defence-industryより

ただ、このニュースでは購入したのは100発だけらしいんだよね。

IRIS-Tもそうなんだけど、恐らくは自前で開発したミサイルを搭載していく計画なんだろう。最低限の数を揃えて、後はコピー製品を使えるようにする気なんだろう。

【韓国】KF-21戦闘機用に国産ミサイル6種開発へ
以前、KF-21戦闘機には搭載する兵器がないよね、という話を書いたわけだが。韓国、KF-21戦闘機に国産6種ミサイル搭載へ…地上・空中・海上の標的対応、電子戦能力も視野2025年10月27日 12:30韓国が開発中の国産4.5世代戦闘機「K…

それが成功するかどうかは不明だが、志を高く持つことは大切である。

それにしても、合格判定は早かったな。

悲報!KF-21戦闘機の戦力化が4年遅れる公算
ええー、ガッカリだよ。KF-21 電力化完了 2036年で4年遅れる入力2026-04-27 07:00 修正2026-04-28 17:06政府が韓国型超音速戦闘機KF-21「ボラメ」の戦力化完了時点を4年ほど遅らせる案を推進していること…

このニュースがもしかして影響していて、予算獲得のために急いだのでは?と邪推してしまったくらい早い。

1件の事故も発生せず

ただ、気になる部分もある。

KF-21は1600回余りの飛行で1件の事故も発生せず、空中給油や武装発射試験など1万3000件余りの試験条件も通過したと防衛事業庁は説明した。

中央日報「韓国型次世代戦闘機「KF-21」~」より

1件の事故も発生せず、トラブルらしいトラブルも報道されなかった。

無事に、1,600回あまりの飛行テストを消化したことは、本当に誇るべき話なのか、やや疑問に思える。戦闘機のテストは、ただ飛ぶだけでなく、ドッグファイトができるだけの限界機動を求められることがある。

高仰角でのストール(失速)からの回復試験や、最大G(加速度)をかけた状態でのミサイル発射など、機体構造やシステムに過度な負荷がかかる「危険な領域」のテストを十分に消化したのか?という点には甚だ疑問の残るテスト結果なのだ。

まとめ

初の戦闘機の実戦配備となり、これから20機のKF-21戦闘機が次々と製造されていくはずなのだが、安全面には十分に配慮すべきだと思う。KF-21戦闘機は試作機すらなしで、いきなりテスト機が6機できあがり、テストが完了しないうちから量産に入っちゃった。

ちょっと急ぎすぎてはいないのか?という不安な面はあるものの、しかし短期間で戦力化できたことは、韓国の技術力の高さを示すものだろう。……多分大丈夫だよね。

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