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国民民主党が突きつける首相にとって大切なこと

政治
この記事は約4分で読めます。

国民民主党が、色々注文を付けている感じだね。

国民民主・玉木代表、自民党新総裁に「年収の壁」是正要求

2025年9月15日 21:15

国民民主党の玉木雄一郎代表は15日、自民党の次期総裁に対し、党が掲げる所得税の「年収の壁」の178万円への引き上げと、ガソリン税の暫定税率廃止を改めて要求した。水戸市で記者団に「実現してくれる人が総裁になった場合はわれわれも協力したい。どれだけ熱意を持って実現する方針なのかを総裁選中に見極めたい」と述べた。

日本経済新聞より

玉木氏の言動に関して、以前はもう少し肯定的に見ていたのだけれど、注目が集まって以降、アラも目立つ。が、これに関しては僕自身も思うところはある。

とはいえ、こういった動きができるのはそれなりに票を積み上げた結果があるからだ。一方、自民党の党勢が弱まっているのは、それだけ発信力が低下しているからである。

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首相に求められるものはシンプル

約束は守れ

玉木氏はさておき、国民民主党と言えば榛葉氏である。

榛葉氏会見、自民総裁候補巡る質問相次ぐ「野党の三流幹事長」謙遜も「約束守る人」を要望

2025/9/12 19:23

国民民主党の榛葉賀津也幹事長が12日に行った記者会見では、自民党の臨時総裁選(22日告示、10月4日投開票)を巡り、小泉進次郎農林水産相ら有力候補に対する評価を尋ねる質問が相次いだ。榛葉氏は「野党の三流幹事長が『あの人はいい、ダメ』なんて言えない」と述べつつも、自民総裁にふさわしい資質について「約束を守ること」と注文を付けた。

産経新聞より

正直、これに尽きる。この点に関しては完全に同意するところで、結局のところのらりくらりと「やるべきこと」を先延ばしにする人物ではなく、国民との約束を誠実に履行し、野党との決め事も誠実に履行してくれる人に首相になって欲しいと思う。

ただ、榛葉氏は「約束を守りきれるか…」とも疑問視した。安倍晋三、菅義偉の両元首相、吉田博美元参院幹事長らの名前を挙げ、「必ず約束は守ってくれた。仲間や役所に突き上げられても、約束を守る。それが私の知る自民党だ。最近は違うね」と苦言を呈した。

産経新聞「榛葉氏会見、自民総裁候補巡る質問相次ぐ~」より

やはり、約束を誠実に守れる人が、国民からの支持も高いわけよ。

年収の壁問題

年収の壁の話に関して、当ブログでは過去にこのように言及している。

いわゆる「年収の壁」は単なる基準値で、経済状況に応じて変動してしかるべきものだ。それを何年も変えていないのだから、さっさと変更すればよろしい。

img

それだけの話である。

ガソリン暫定税率の話

あとは、ガソリン暫定税率の話かな。

これも、社会構造が変化してきたのだから変えるべき話なんだけど、それ以前の問題として「いつまで暫定なんだ」というのが問題。

炭素税の議論や走行距離課税などもあるようだが、先ずは暫定税率を止めることが先決。炭素税や走行距離課税は別途議論すべき話で、暫定税率分の税収が下がったから代わりに別の税制を設定しようというのはそもそも間違いである。

正当な理由なく取り過ぎているのだから、とるなと。それだけの話である。

シンプルでわかりやすい制度設計にしてくれ。

正直、国民民主党の言い分が大切であるとは思っていない。だが、彼らの主張には理がある。そして、理解しやすい話だ。

国民に寄り添う政治を目指すのであれば、党内の理屈はともかくとして、国民の声を聴き、約束したことは守る。即座に実行し、実行できない理由があるのなら問題提示をしたうえで、解決までのロードマップを示す。

そんなに難しいことだろうか?

まとめ

というわけで、特に纏めることもないのだが、とにかく次の首相に求めることは、誠実に政策を実行して欲しいということで、約束したならしっかりとその約束を果たして欲しいということだ。

自民党総裁選挙が行われることになって、多分今週中には出馬表明が出揃うだろうと予想されている。

ただ、もはや自民党総裁になったら首相になれる時代ではなく、過半数を取り戻さねば首班指名での争いになる。野党がまとまる気配はないのだが、まとまれば首班指名を勝ち取れるだけの「力」になった。つまり、嫌でも野党と連携できる総裁を選ぶ必要があるのだ。

そしてどこと手を組むのか?を考えると、国民民主党と日本維新の会が候補に挙がってくる。その他はちょっと考えられない。そういう意味でも、しっかりした、実現可能な政策議論を重ねて欲しい。

何処かの誰かさんは、総裁選挙で掲げた項目を首相になったら撤回しちゃった。そんな恥知らずに政治家を続けて欲しくはないんだよね。もちろん、より良い政策を掲げるならそれでも理解できたけれども、そうではなかった。

コメント

  1. 七面鳥 より:

    こんにちは。

    石破氏は、番記者レベルでも言った言わないの話になりがちとか、恨み節が数日前にネットニュースで流れてたと思います。

    有言実行、これだけでいいんですけどねぇ……

    ※その意味で、ドゥテルテ氏とトランプ氏はかなり評価高い。何言うか分からない部分はありますが。行った事やれば良いってもんでもないのはこの人達が反面教師かと。
    ※低評価は「トラストミー」「腹案」の鳩ぽっぽと、「僕は詳しいんだ!」の空き缶が二大巨頭でしょうか……

    • 木霊 木霊 より:

      こんにちは。

      僕自身もドゥテルテ氏やトランプ氏の評価は同じ意味で高いです。人格的にはクソヤロー(失礼)ですけどね。
      ハトと管は、このブログでは敬称の対象ですらありません。石破氏はギリギリセーフかな……。個人的な評価は「石破政権」としては最悪とまではいっていないのですよね。赤澤氏への評価もそこそこ高かった(今投げ出されると、駄々下がりですが)ので、もっとしっかりやれるところまでやって欲しいと願っています。石破自民党総裁としての評価は最低ですが。

  2. 砂漠の男 より:

    「人権」という魔法ワードにヨワイ民民が、今後さらに議席を増やせるのかどうか。
    リベラル左派に転向した自民党に対抗するために、ベターな選択肢として中道保守に選ばれ議席を増やしたのが民民ですが、LGBTにも(選択敵)夫婦別姓制度にも賛成の民民は、すでにケチがついており、そろそろ頭打ちと見ています。

    他方で、自民党は総裁選の最中ですが、立候補者たちを観ていると、特定勢力間の利権争いそのままで、国民不在の権力闘争にしか見えません。Z工作員小鷹の高市潰しがあからさま過ぎて草生える。

    • 木霊 木霊 より:

      国民民主党の弱点は、まさに「ジンケンガー」ですよね。
      LGBTの方はそこまで深入りしていない印象ですが、夫婦別姓はまあアカンですわ。

      自民党総裁選に関しては、全員が出馬表明を終えてから少し整理したいと思っていますが、コバホークは戦略的にやっているとはいえ、かなりゲスいところに出てきてますね。
      コバホークの取り巻きがそうさせているという側面もあるわけですが、個人的には様子見する立場ですね。
      国民不在の権力闘争というのは、まさにその通りですが……、まだ全員登場していませんから。