あーあ。
立公、衆院選「高いレベルで連携」 解散見据え党首会談
2026年01月12日18時21分
立憲民主党の野田佳彦、公明党の斉藤鉄夫両代表は12日、東京都内のホテルで会談した。高市早苗首相が23日召集予定の通常国会冒頭の衆院解散を検討していることを受け、次期衆院選に向けて「より高いレベルで連携」することを確認。今後、幹部間で具体的な協力の在り方を検討する。
時事通信より
予想された展開ではある。だが、冷静に見て、これは双方にとってデメリットの方が大きい連携ではないか。
選挙がある前提での思惑
動揺する自民党議員
時事通信は、高市政権に対して本気で「倒閣」を狙っているのかと思うほど、露骨なネガティブキャンペーンを張っている。
衆院選、カギ握る公明票 与党、候補調整の機運乏しく
2026年01月11日07時06分配信
次期衆院選は、公明党が連立離脱に伴い自民党との選挙協力を「白紙」としてから初めて行われる。各選挙区で1万~2万票といわれる「公明票」が勝敗のカギを握る可能性があり、自民は支援継続を期待し、立憲民主党も熱い視線を送る。一方、日本維新の会は自民との候補者調整に否定的で、60選挙区程度で与党同士が激突する可能性がある。
時事通信より
時事通信の姿勢はともかくとして、冒頭のニュースは公明党の苦しみの表れであろう。
ハッキリ言って、公明党は野党に「解脱」してから、急速に影響力を落としている。
(注:「解脱」とは、俗世間の束縛・迷い・苦しみからぬけ出し、悟りを開くこと。ここでは、与党にしがみつく姿勢から解き放たれたという意味で使っている)
カリスマ性の乏しい斉藤氏を党首に据えざるを得なかったこと自体、公明党内部の苦境を物語っている。加えて支持母体の高齢化が進み、選挙動員力も確実に落ちている。
自民はこれまで「比例代表は公明に」と訴える代わりに、選挙区で手厚いサポートを受けてきた。公明が立民支持に回れば、選挙基盤の弱い議員を中心に大きな影響を受ける。
時事通信「衆院選、カギ握る公明票~」より
時事通信の指摘は強ち間違ってはいないのだが、では公明党が与党に残っていたと仮定した場合に、選挙基板の弱い議員が次の選挙で勝てたのか?というと、それはない。
だいたい、他責思考の弱い自民議員なら、落選して貰った方が良いよ。
「立憲共産党」の悪夢
一方で、公明党が敵に回り、かつ立憲民主党と手を組む――となれば、自民党の弱小議員が動揺するのも無理はない。
だが、立憲民主党にとってこの連携は、実は相当リスキーだ。
過去に「立憲共産党」と揶揄されてかなり票数を減らした悪夢があるので、そこを上手くやらないとというトラウマはある。
立憲・小川幹事長「『立憲共産党』のレッテル、ある種の誹謗中傷」
2024年10月2日 19時42分
「立憲共産党」というレッテルを貼りたがる方々がいるが、立憲共産党という政党はこの世に存在しない。
この言葉を悪意なく、意図なく、故意なく使っている人に、私は会ったことがない。
朝日新聞より
朝日新聞は、元幹事長の小川氏の言説を垂れ流し、「誹謗中傷だ」などと言ったが、これは逆効果であった。
自民党・麻生太郎氏「立憲共産党の内閣にするのか」 立民を批判
2025年7月17日 22:30
自民党の麻生太郎最高顧問は17日、岐阜県大垣市で開かれた集会で、立憲民主党が政権の枠組みを示していないと批判した。「立民は共産党と組んで『立憲共産党』の内閣にするのか。国民民主党や参政党は乗らないだろう。どうやって内閣をつくるのか全然分からず、あまりにも無責任だ」と述べた。
日本経済新聞より
自民党の重鎮・麻生氏が指摘した通りのことを、多くの国民が感じたからである。何しろ、立憲民主党と日本共産党はあまりにも掲げる方向性が違う。「どうやって歩調を合わせるのか」は、誰もが気になるところである。
では、公明党と手が組めるのか?というと、これも似たような構図なんだよね。
公明党の苦悩
一方の公明党だが、方向性の違う立憲民主党と「手を組まざるを得ない」というのは、実は「自ら弱体化が顕著」だと吐露したも同然である。
何しろ、方向性がまるで違う。
ただ、公明関係者は「地方組織が弱い立民と共闘しても、比例票は増えない」と慎重姿勢。ある重鎮は「誰を応援するか、うちはフリーハンドだ」と語った。公明は前回、小選挙区に11人を擁立したが4勝と惨敗。小選挙区からの撤退論が上がっており、今月中旬にも党内で協議する予定だ。
時事通信「衆院選、カギ握る公明票~」より
党内でも批判の声が挙がっている通り、立憲民主と組んだところでデメリットの方が多いのではないかというのが、本音だろう。
立憲民主党は、日本共産党との親和性が高い政党であり、公明党とは支持層も選挙戦術も競合する。
得票数がどんどん減っている「老舗政党」 公明党と共産党「衰え」の要因とは 「このままでは参院選は…」
2025年6月26日 21時44分
7月20日投開票の参院選を控え、「老舗政党」の公明、共産両党が集票力の落ち込みに苦しんでいる。昨年10月の衆院選や今月22日の東京都議選の得票数をみると、両党とも前回に比べ2割前後減らした。支持者の高齢化などによる組織力の低下に加え、有権者に新鮮さを感じさせる「新興勢力」の台頭も影響しているとの見方がある。
東京新聞より
アジビラを引用するのは業腹だが、この記事に関する分析としては正しいと思う。
さておき、公明、共産は両者とも似た戦略で選挙戦を戦う、犬猿の仲の政党である。
にもかかわらず、立憲民主が仲立ちをして手を結べるのか?というと、そんな都合のいい話にはならないわけで。
似た戦略をとるからこと、同族嫌悪のようなことになっている。それ故、選挙協力はあり得ないというのが実情である。共通するのは反自民の旗だけで、ある意味、支那と韓国の立ち位置に似た話になっている。
故に、立憲民主は公明にも共産にも近づく戦略は、3党にとっても極めて危険な戦略と言えるだろう。
お互いの思惑
そもそも、立憲民主にとって公明には「自民に近い立ち位置」で居て貰うのは都合が悪い。選挙戦略的には公明党を自民党から引き剥がしたい、選挙協力なんかさせるわけにはいかない、というのが本音である。自分たちにとって、公明の沈没は寧ろメリットが大きいのだ。
一方で公明にとって、何処の党とも選挙協力なしに戦うのは無理がある。もはや政党規模を維持することも難しい状況で、状況に一石を投じることこそ必要な段階なのである。長年、与党への影響力を行使してきた自負はあるものの、そこから解脱したために、立ち位置の確立に苦慮している。可能であれば、立憲民主から票を取り込みたいと考えているのに、それも難しい。だったら、敵対しないだけマシだと判断した可能性が高い。
とまあ、政治的にはそうなのだけれど、彼らの支持者が同じ意見だとは限らないのが難しいところ。
無理を押せば3党仲良く沈む。その可能性は高いだろう。
不気味な第三局だが、彼らも苦しい
今のところ、自民党に近い日本維新の会や国民民主は割と有利な立ち位置にあるが、彼らは彼らなりの苦しみがある。が、上手いこと立ち回れば票数を拡大する可能性の高い2党であることは間違いない。
一方で、れいわ、参政、日本保守は何れも泥船に乗った状態。彼らの主張に見るべきところはないので、敢えて分析はしない。前回の選挙では異彩を放ったのは事実だけれど、支持者の熱狂に応えられたかというと、どうにもそんな感じではないからね。
特に、高市政権の登場は、彼らにとっては脅威になっていて、自民党に支持層を引き剥がされる可能性すらある。
というわけで、選挙戦略としては「前回と同じ」とすると痛い目をみるだろう。お互いに選挙協力出来る間柄でもないしね。
まとめ
実際のところ、ここまで盛り上がってしまうと選挙モードへの突入を回避ということは難しくて、何処かのタイミングで選挙をやるのは確実だろう。

麻生氏は否定して見せているので、本当に冒頭解散をやるかは怪しいと思っているし、「政策より政局」のレッテルを貼られると高市政権は厳しい。やらないなら明確に否定すべきなんだけど……、戦略的に状況を利用して敵味方の識別をしている可能性もあるので、なんとも。
いずれにせよ、興味深く見守るしかないんだけどね。
追記1:通常国会の召集は23日
おっと、通常国会の開催日時が決定した模様。
通常国会23日召集を伝達 与党、日程提案せず
2026年01月13日12時15分配信
木原稔官房長官は13日午前、衆参両院の議院運営委員会理事会にそれぞれ出席し、通常国会を23日に召集すると伝達した。高市早苗首相(自民党総裁)は国会冒頭での衆院解散を検討している。実際に解散すれば、2026年度予算案の審議は衆院選後の特別国会に持ち越され、今年度内成立は困難になるとみられている。
時事通信より
官房長官の木原氏、日程調整などをする気がないという態度だったので、「いよいよ解散か?」と臭わせる展開である。
でも、ブラフじゃないかな。ここまで露骨にやるか?
追記2:日本共産党は一体何を言っているんだ?
なお、共産は非常に困惑している模様。
自民裏金議員 反省皆無
2026年1月13日
自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件に関与したとして、同党が2024年2月に公表した当時の衆参両院の裏金議員・党選挙区支部長85人のうち4割超に当たる39人の国会議員関係政治団体が同年にパーティーを開き、総額7億7262万円の収入を得ていたことが本紙の調べでわかりました。同年2月末からは裏金議員に弁明を求め真相究明する政治倫理審査会(政倫審)が国会で開始。裏金づくりの舞台となったパーティーを反省することもなく、平然と開き続けていた形です。
しんぶん赤旗より
ここまで嘘を並べると、いっそ清々しい。
新宿区の管理職50人超が「しんぶん赤旗」購読解約、12月に 共産区議の勧誘断れずか
2026/1/11 16:50
東京都新宿区の多数の管理職が共産党区議からの勧誘を断れず、党機関紙「しんぶん赤旗」を購読していた問題で、赤旗の購読継続を望まない50人以上の管理職が、区のサポートを受けて購読契約を解除したことが区への取材で分かった。さらに、区が庁舎内での政党機関紙の勧誘や購読料の集金を行わないよう、区議会に要請したことも判明した。
産経新聞より
そもそも「しんぶん赤旗」の不祥事というか、日本共産党の不祥事が明らかになったばかりである。この「購読強要」は教員の世界でも役所の中でも有名な話。
にもかかわらず、「政治資金」云々をどの口が言うのかと思うと、失笑せざるを得ない。
これをいつまででも擦りたいのが日本共産党のあり方で、他に武器がないという悲しい。だから、若者に刺さらないんだよね。
追記3:支持母体のカルト教団に
立憲民主党はマジらしいぞ。
「創価学会の責任者へ協力要請を」立民・安住氏、衆院選見据え通達「かつてない短期決戦」
2026/1/13 16:30
立憲民主党の安住淳幹事長は13日、高市早苗首相が23日召集の通常国会冒頭で衆院解散に踏み切るとの見方が広がっていることを踏まえ、都道府県連代表や選挙責任者あてに、公明党や同党の支持母体である創価学会の責任者に衆院選での協力を要請するよう文書で通達した。立民は公明が野党に転じた後、「中道」路線を軸に選挙協力するよう秋波を送り続けてきた。
産経新聞より
節操がねぇな。
衆院の各選挙区には1~2万票の公明・創価学会票があるとされ、公明の連立離脱後の票の行方が注目されている。
産経新聞より
前回の自民党の選挙戦は痛いが、この「1~2万票」あると言われていた票が得られなかったことが多かったので、多くの候補者が落選した。
これが、意図的に裏切っていたのか、もはやそんな集票能力がなかったのかは不明だが、いずれせよもはや自民党にとっては信頼ならない相手と言えるだろう。じゃあ、立憲民主党ならOKかというと、無理なんじゃないかな?と言うのが個人的感想である。



コメント
創価と立正佼成会って宗教的な対立プラス自分が中道だと勘違いして共産党を毛嫌いしてる政党が上手く行く訳が無いんじゃ…
まあ自分的にはゴミが纏まってくれて片付けるのが楽になるってメリットは有りますけど(笑)
基本何やってもメディアが批判的な報道をしてて発足直後は国民の信任を受けて無いから選挙しろって言ってたくせに、解散総選挙って話が出てからは予算成立前に無責任だの時期が悪いって叩いてますしねぇ。
別に自称中立と宣う偏った報道するなら放送法改正して自由報道しても結構だがそれに伴う電波料金を徴収すれば良いんじゃないのかと思いますけどね。
そういえば、立憲民主党の支持してましたね、立正佼成会は。
日本国内のメディアでは、旧統一教会を諸悪の根源のように叩いていたし、韓国もその方針を採るようですが、様々な宗教が政党に群がっていますから、政教分離を訴えるのも違うし、ただの勢力争いくらいにしか映らないのですよね。尤も、統一教会がやっていたことを毛頭支持も擁護もできないわけですが、それとこれとは話が違うのでありまして。
どうやら本格的に選挙に突入の予感ですが、これから更に報道も過熱しそうですね。
NHKを解体するという政党があれば、そこに投じるかどうか迷うくらいには、最近はNHKの評価が下がっています。え?NHK党?あそこは党首が……。