朗報があったよ。
JAMSTEC、南鳥島周辺のレアアース泥採掘について一報 採掘は2日で終了
2026年02月03日 13時04分 公開
海洋開発研究機構(JAMSTEC)は2月2日、探査船「ちきゅう」による南鳥島周辺海域でのレアアースを含む泥の採取について現状を報告した。採掘は同日中に終了したとみられる。
IT media NEWS より
レアアースの試掘をして、泥が採取できることを確認したとのこと。
先は長いが光は見えた
試掘開始
先ずは前の報道を。
海洋資源開発をして、南鳥島付近のレアアースの試掘を始めるという話であったが、2月始めから試掘が出来る準備が整った。

で、試掘をしたというのが冒頭のニュースである。
南鳥島沖の水深6000mの海の底から、泥を採取した。端的に言えばたったそれだけの話なのだが、しかし、「それだけ」と言いつつ、水深6000mともなると水圧もものすごいことになる。単純に泥を採取するだけでもそんなに簡単には出来ない。
探査船「ちきゅう」より
前回も軽く紹介したが、探査船「ちきゅう」という日本ではこのクラスの船はたったの1隻という、貴重な船を使って海底まで揚泥管を下ろし、閉鎖型循環方式の採鉱機でレアアース泥を採取。

JAMSTECが保有するこの船には、海底にまでパイプを伸ばす機能が備えられている。

今回の作業によって、レアアースを含んだ泥を船上に引き上げることに成功したというのが、冒頭のニュースであり、詳しい分析は2月半ば頃に港に帰ってきてから、ということになる。
これまでは水深2400mの海底から泥を引き上げることには成功していたが、水深6000mの海底からは今回が初めて。
本格的な試掘は来年
で、スケジュール的には本格的な試掘は来年ということになっている。
探査船「ちきゅう」がレアアース含む泥の試掘成功、国産化へ前進…28年3月までに採算性報告
2026/02/02 05:00
~~略~~
今回の成功を受けて、27年2月には1日最大350トンの泥を引き揚げる本格的な試掘を行う計画だ。28年3月までに採鉱コストを踏まえた採算性を報告書にまとめる。
讀賣新聞より
1日最大350tとはまた大きく出たが、本当にこんな事ができるのかどうかをテストするという話なのだから、過度な期待は禁物である。
ただし、実現すれば、350t☓365日なので、概ね年間12万tのレアアース泥が採掘可能ということになる。この先に精錬があるのでどの程度のレアアースが手に入るのかは不明だが、泥の2%がレアアースだと仮定すると、240kgか。支那での年間生産量が24万t程度なので、規模としてはまだ心細い。が、そのあたりを含めて今後の課題とするしかなさそうだ。
開発を続けることが大切だが
そういう意味で、希望の光ではあるんだけど、後押しするのが大切だ。
こちらの記事で触れているんだけど、重要な調査をやっているのだから、これを機会に中継基地などの整備が必要だと思っている。
現状、沖ノ鳥島に在駐する職員数は僅か。
調査継続するにしても、補給の拠点にもならないのは問題である。更に、こういった調査を妨害してくる相手に対して牽制できるような体制を整えるのが大切。
大型の船舶が停泊できるような港湾設備の整備や、防衛関連施設の整備を含めて、もっと具体的に進めていく必要がある。
まとめ
残念ながら、レアアース採掘が直ぐにも可能になるよ!というニュースではないのだが、それでも一筋の希望が見えたよという話であった。
そして、その後押しに関しては政策に組み込んでやっていくべきである。調査拠点の整備は必須だし、防衛する上でもそれに使える施設が必要となる。
また、別途、レアアースの確保は別の方法も模索しなければならない現状ではあるんだけど、オーストラリアからの輸入やインドネシアなどでのレアアース探しも進んでいるので、過度に心配する必要はないと思う。





コメント
このニュースは朗報ですね
手札ができる事が志那に制約を受ける事がないですからね
朗報と言えば朗報なのですが、これまで以上にしっかりと開発予算を付けねばならず、リターンのない開発になるリスクも覚悟する必要があるとは思っています。
こんにちは。
準備に準備を重ね、その上での成功である事を忘れてはいけないですよね。
「成功!」だけだと、いとも簡単なように思われてしまう。
その結果、ちょっとでも不具合が起こると「何やってんだ!」の大合唱になる。
原子力然り、ロケット然り。
それで「科学」が萎縮してしまったのが今の日本。
そのあたりの懸念も含め、国にはドカンと予算付けて、とにかく今は採算度外視で技術の確立を進めてほしいものです。
こんにちは。
失敗の上に積み上げられるのが成功です。その道を諦めた時に失敗が確定するという意味では、諦めずにチャレンジしたいところです。
ただ、それが理解されない世の中だというのは、なかなか悲しいことですね。
失敗を許さない教育こそが、失敗だったと僕は思いますが。
どうもー
陸上レアアースと比較して採算割れは確実なので補助金つけてでも継続しないといけないですね
多国間協議ではレアアースを購入する際の最低金額を設定してそれ以下では売らない予定だとか