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支那製EVは薄利多売の世界に突入?

中華人民共和国ニュース
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売れているけれど、利益は出ないのか。

中国自動車市場、過去最高の売上を記録、しかし利益は壁にぶつかる

2026年1月29日 午前3時30分 (GMT+8)

中国自動車業界の利益率は2025年12月に1.8%と過去最低を記録し、通年平均もわずか4.1%に落ち込んだ。この低下は、世界最大の自動車市場における堅調な販売にもかかわらず、激しい価格競争と原材料費の高騰がもたらした影響を浮き彫りにしている。

Caixinより

まあ、価格競争で大変だもんね。

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蠱毒な世界

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EVメーカーの苦境

過去にもそんな話を書いたな、そういえば。

で、流石に支那の指導部も「不味いな」と思って、方針転換しろという話になっていたと思う。

中国はまもなく新たな五カ年計画を発表する。これまで中国が世界にどのような変化をもたらしてきたのか、見てみよう。

2025年10月20日

中国のトップ指導者たちは今週北京に集まり、今後10年間の残りの期間における国の主要な目標と願望を決定する。

~~略~~

これは、中国の5カ年計画が最近、習近平主席によって2017年に正式に導入された「質の高い発展」に注目するようになった理由を説明しているのかもしれない。

これは、テクノロジー分野におけるアメリカの優位性に挑戦し、中国をこの分野の最前線に立たせることを意味します。

BBCより

「質の高い発展」は2017年からの方針を転換するもので、安かろう悪かろうは止めるという意味だね。

利益率1.2%

だが、利益率が1.2%にまで低下してしまうと、「かろうじて赤字じゃない」というレベルで、新たな車の開発も難しかろう。

この劇的な縮小の背景には、複数の方面から打撃を受けているセクターがある。上流の原材料、特に炭酸リチウムは年間で価格が倍増し、バッテリーと製造コストを直接的に押し上げた。同時に、激しい市場競争により自動車メーカーはこれらのコストを消費者に完全に転嫁することができず、ほとんどのメーカーが打撃を自ら吸収せざるを得なくなった。特に、中国政府の「内向き化」対策は鉄鋼や非鉄金属といった上流セクターの利益回復に貢献した一方で、自動車製造業の回復は著しく遅れている。

Gasgooより

材料原価が高くなっているのに、EVは安く作らないと売れないというジレンマみたいだね。

恐ろしいのこうした利益率の低いEVから利益を生み出すために、部品をコストダウンして安全マージンを削ってしまう企業が結構多いことなんだ。

まとめ

EVブームは世界でも鈍化しつつあり、売れないEVを作り続ける体力の無い企業から淘汰されるのだろう。

ただ、ここまで利益率が減ってしまうと、全滅というパターンもあり得るかも?アフターサービスなども期待できない領域に差し掛かっていると思うんだけど、どうするんだろう。

コメント

  1. 砂漠の男 より:

    記事のいう「利益率」が、販売利益率か営業利益率かで、まったくその意味は異なってきます。
    それが販売利益率なら、ビジネスとしてはもうオワコンで、斜陽産業です。
    立て直しするなら、テコ入れにかなりのカネと新しい戦略が必要に。
    個人的には、支那の技術では安全なLiイオン二次電池製造はムリだろうとみています。

    • 木霊 木霊 より:

      売上高営業利益率(Operating Profit Margin)でしたね。
      斜陽産業と言うよりはもう商売として立ちゆかないレベル、……なんですが支那の場合はちょっと良く分かりません。
      恐らくは補助金である程度カバーしていたハズですから。ところが、コレも去年の四中全会で打ち切りが決定。
      立て直しができるかどうかもちょっと怪しいと考えています。
      タイトルには控えめに「多売薄利」と書いたのですが、実は利益そのものはほぼ出ていない状況みたいです。