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政府、防衛装備工場の国有化の検討を本格化

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安全保障
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このニュースをみて、「我々の税金が無駄に使われる」「軍靴の足音ガー」というポストをつけていて、なかなか香ばしいなぁ、と。

政府、防衛装備工場の国有化検討 有事の増産見据え、「骨太の方針」に明記へ

2026年06月26日20時35分配信

政府が防衛装備品生産工場の国有化を検討する方針を経済財政運営と改革の基本指針「骨太の方針」に明記する方向で調整していることが26日、分かった。有事の際の増産を見据えて生産能力を確保するのが狙いで、国が施設を所有して民間に運営を委託する方式を想定している。

時事通信より

どうして、脊髄反射しちゃうんだろうね。

ちょっと真面目に考えたら、積極的に検討すべき事項だろうに。だって、ウクライナと同じ目には会いたくないでしょう?どうして、日本はそういう事態に巻き込まれないって、信じているんだろう。

準備は平和なうちに

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工廠をつくれ

このブログでは工廠を作れって、散々書いてきた。

工廠の復活は実現するか
工廠とは、軍隊直属の軍需工場の事である。かつては、日本国内にも幾つか存在したのだけれど。軍事産業に「助成金」…防衛産業強化法案が審議入り 製造施設国有化規定で「軍管理工場の復活」懸念も2023年4月7日 22時44分岸田政権が進める防衛力の…
【工廠を作れ】防衛省が呉の製鉄所跡地を取得へ
これは面白い。あまり盛り上がっていないニュースらしいんだけど、目にとまったので紹介しておきたい。防衛省 広島 呉の製鉄所跡地 “複合防衛拠点に” 市と協議へ2024年3月5日 12時24分広島県呉市にある日本製鉄の製鉄所の跡地利用をめぐり、…

ハッキリ言って、平時で儲からないのが兵器産業である。有事になってしまえば消耗品が使われることで儲けに繋がる場合もあるが、基本的には厳しい仕様を求められる割に数は出ないし、トラブルが起これば面倒な対応を迫られる。

映画やドラマだと、悪徳兵器産業が争いを起こして巨額の儲けを出すみたいな展開になるんだけど……、確かに兵器の単価が高いから儲けが出そうに見えるけど、実際には製造コストが高いだけだから。

ただ、バンバン最新兵器をつくれば強いかと言うと、そういうことでもないんだよね。

弾薬などの装備品の安定供給を実現するため、国が関与して製造能力を強化する。防衛生産基盤強化法改正案の来年の通常国会への提出も視野に入れる。

時事通信「政府、防衛装備工場の国有化検討~」より

取りあえずは、弾薬や装備品をターゲットにする方針で話が進んでいる。この話は、突然始めた話でもなくって、既にこんな話は出ていた。

政府・与党、弾薬生産で軍需工場の国有化を検討
仕事するなぁ、高市政権は。政府・与党、弾薬生産で軍需工場の国有化を検討 防衛産業再編も視野2026年1月21日 18時30分政府・与党は、有事に自衛隊が長期間戦い続けるために必要な弾薬の安定供給を図るため、軍需工場を国有化して民間企業に委託…

必要性は明らかなので、どうするかを議論するって話になってきているのは、好ましい。

何故必要なのか

逆説的な話だが、何故、工廠、つまり国営工場を作るのか?といえば、民間では凡そ儲けが期待できないからである。

税金の無駄遣いという指摘はもちろん受けるだろうが、これでもまだ兵器の供給を続けるという意味では合理的だと言える。大切な技術の承継という意味でも、作り続けることの出来る環境の維持というのは、極めて大切なのである。

<社説>防衛装備品工場の国有化 平和国家の名に値しない

2026年06月27日 04:00

政府が弾薬など防衛装備品の生産工場の国有化に向けた法案を、来年の通常国会に提出する方向で調整に入った。有事の際に弾薬やミサイルを確保するため、軍需工場を国有化し、運営を民間企業に委託する案が有力とされる。

~~略~~

武器・弾薬製造による経済浮揚を国策として検討するのでは、平和国家の名に値しない。武器の生産と戦争は切っても切れない関係にある。利益を追求していくならば、他国の紛争を激化させる危険性もはらむ。日本が他国へ売った武器が戦場で使われることを国民の大多数、特に地上戦を経験した県民は望まない。

琉球新報より

お花畑全開の社説を書いているが、平和を守るために兵器が必要だというロジックには、どうして至らないんだろう。

大体、準備ができる期間なんて平和であるうちしか出来ない。準備が戦争を呼び込むというおかしな理屈を掲げるが、真っ先にやられるのは準備していない国、というのが現実である。

背景にあるのはロシアによるウクライナ侵攻などの戦争長期化だ。この戦争で顕在化した「新しい戦い方」に対処するため継戦能力の向上を目指している。

琉球新報「<社説>防衛装備品工場の国有化~」より

まさにウクライナで起こった現実から、目を背けるのは止めたほうが良い。

まとめ

少々愚痴めいた内容になってしまったが、日本もようやく防衛生産基盤の重要性を真剣に考える段階に入ったと言えるのではないか。

いや、周辺環境によって、前に進まざるを得なくなってしまったとも言える。

現実を直視したくない人も居るようだけれど、好むと好まざると、備えなければならないのである。

コメント

  1. 山童 より:

    007とかサイボーグ009とか仮面ライダーのショッカーとかの悪影響なんすよ。「巨大兵器メーカーが戦争を企んでる」的な。石ノ森章太郎の功罪は大きい! 
    冷戦終結後、世界の兵器売買取引量は激増したけれど、それはAK47やAKMなど、旧ワルシャワ条約機構軍の「余り物」をアフリカなどに輸出したものです。流通させたのも「エリア88」のマッコイ爺さんみたいな個人武器商人たちで、配給元は食い詰めた元軍人や元軍人のマフィアたち。
    大型の兵器にしても、熟練パイロットを雇って中東に密輸してた。それはいつ空中分解すっか判らん程度の航空機たったからすよ。

    木霊様が仰るように兵器メーカーなんて実は儲からない!
    世界最大の兵器メーカーはボーイングすけど、主力商品は747旅客&貨物機で、兵器分野は売上の8%足らず。
    「売上」っすよ。「粗利」じゃない!
    兵器産業は産業別に観ると、ようやく20位に入るか入らないか!
    それも、大手の空母や原潜から、
    民兵の使う中古アサルトライフルの小口取引まで全て入れてですよ!
    それくらい市場は小さい!
    1位はスーパーマーケットでウォルマートとかああいうの。あとは原油に穀物、金融&銀行、医薬品、建設……
    当たり前だけど「日常の生活必需」な産業ほど市場は大きく、「非日常な武器屋」など市場規模は小さい!

    だって「全て国単位の市場」であり、
    それは「税金で支払われる」のですから。国の予算を超える発注などあり得ない訳で、資本主義において、兵器産業が政府や国連を動かすような闇の勢力とかになれようはずもない!

    んで、そのような産業として観た時、
    国防用の最低限の需要に即応できる体制を維持するには、工場を関連分野とともにコンビナート化するとか、 
    工厰を建設して合理化するしかない。

    その方が兵器の単価も、メンテナンス料金も下げる事ができる!

    税金の節約になるのに!

    どーして、こう政治家と大企業が、戦争で一儲けを企んでる的な話にいくかねぇ? 
    仮面ライダーや007の見すぎでない?

    • 山童 より:

      009の地底王国ヨミ編とか、仮面ライダーやは子供の頃にワクワクした。
      けど、いま読むと変な平和主義臭がプンプンするんですよね。

    • 木霊 木霊 より:

      勧善懲悪もののノリで映画を作るのは、わかり易さで優れていますから、功罪は問うても仕方がありません。
      せめて、今の作品ではおかしな描写をしないようにして欲しいです。
      そういえば、イデオンもアレな感じでしたから。

      ともあれ、必要なものを必要と訴えるところから始めないとダメでしょうね。