そんな時代はもう来ないと思っていたんだけど、再び朝鮮半島統一への道を韓国が進み始めたようだ。
韓国政府 北朝鮮へとつながる鉄道の復旧工事を来年再開へ
2026.08.19 11:57
韓国統一部は19日、国会外交統一委員会の会議で、朝鮮半島の平和交流再開に向けた国際・多国間協力計画「4大平和交流プロジェクト」の準備と世論形成を進めると発表した。このうち、今年下半期の業務計画報告に盛り込んだ京元線韓国側区間(白馬高地〜月井里)の復旧工事再開について、来年の着工を推進する。韓国政府はソウルと北朝鮮の元山を結ぶ同路線の復元を進め、2029年末の完成を目指す。
聯合ニュースより
懲りないなぁ、というのが正直な感想で、接続しようとしているのは京元線と呼ばれるソウルから直通で北朝鮮に結ぶ路線だ。現在はソウルから出発して北朝鮮との国境付近の白馬高地方駅までが接続されている。
圧倒的な片思いと政治的パフォーマンス
鉄道開通の構想
前回の記事を書いた時も、そんな気はしていたんだ。

支那とロシアに声を掛けて、北朝鮮との距離を詰める。
そういえば、文在寅氏(ムン君)も、似たようなことを考えていたのだから、その弟子である李在明氏(ミョンミョン)も似た路線を歩くのは不思議じゃないんだ。不思議じゃないハズなんだけど、この経済状況で北朝鮮に近づく理由が正直良く分からない。
韓国政府はソウルと北朝鮮の元山を結ぶ同路線の復元を進め、2029年末の完成を目指す。
聯合ニュース「韓国政府 北朝鮮へとつながる鉄道の~」より
2029年末ということは、3年後ってことぉ?
路線は違うが、既に開通していた線路を撤去している。
北朝鮮 南北つなぐ東海線鉄道の線路を撤去
2024.06.05 11:07
南北をつなぐ陸路の断絶に乗り出した北朝鮮が、韓国と北朝鮮南東部の景勝地、金剛山をつなぐ東海線鉄道の北側区間の線路を撤去する動きを見せている。韓国国家情報院(国情院)の関係者が5日、明らかにした。
聯合ニュースより

場所は違うのだが、撤去したものを再び建設というのも、無駄な話ではある。
え?聞いていないよ
なお、北朝鮮側がこの話に乗ってきているかと言うと、そんなことはないのである。
韓国、停滞していた北朝鮮への鉄道建設計画を再開へ
2026年8月5日午後2時25分
韓国統一省は水曜日、北朝鮮との冷え込んだ関係にもかかわらず10年間中断されていた鉄道建設計画を再開し、最終的に北朝鮮東部の都市元山まで繋がる可能性のある鉄道区間の建設工事を再開すると発表した。
~~略~~
韓国の李在明大統領は、関係改善の呼びかけを繰り返し拒否してきた北朝鮮との対話を進めることの難しさを認めた。
「まるで反響のない虚空に向かって叫んでいるような気分になるかもしれない」と李氏は記者会見で述べた。「しかし、平和と共存は依然として重要な課題だ。どんなに困難であっても、我々はその政策を追求し続けなければならない。」
朝日新聞より
……正直言って良いだろうか?ちょっとキモい。いや、大分キモい。
そう言えば、日本も地下海底トンネルの工事の話あったっけ。あれも、日本政府は全く知らないという状態なんだけど、韓国側で掘り始めているとか何とか。そういえば、佐賀にも建物があるとか。

これもかなりキモい話ではある。
北朝鮮にちょっと同情してしまった。
道路も遮断
ちなみに、北朝鮮側はかなり徹底していて、鉄道の他に道路も遮断している。
北朝鮮、韓国との道路・鉄道を遮断すると発表
2024年10月9日
北朝鮮は9日から韓国への道路と鉄道を遮断し、両国を「完全に分離」すると発表した。
北朝鮮の朝鮮人民軍は、「南部の国境を永久に遮断し封鎖する」とし、国境地域を要塞化するとした。
また、今回の動きを「戦争を抑制するための自衛的措置」と説明。韓国で戦争を想定した軍事演習が実施され、アメリカの核戦略資産が頻繁に出現することへの対応だとした。
BBCより
もともとほとんど利用されていなかった北朝鮮との道路や線路だが、関係改善の機運が低下することで完全に遮断するに至っている。
【分析】 南北共同連絡事務所の破壊、北朝鮮の狙いとは
2020年6月18日
北朝鮮が16日午後、南北共同連絡事務所を破壊するという脅しを完全に実行し、世界中で警戒が高まっている。
韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は2018年、関係を改善しようと会談を行った。連絡事務所の設置は、この会談後の相次ぐ融和政策の1つだった。
BBCより
過去に何度かあった北朝鮮側のお断りなのだが、2020年には共同連絡事務所を爆破するなどのデモンストレーションをやっているのはご記憶にあると思う。これの理由となったのが体制批判ビラを北朝鮮側に飛ばした事件で、こうした事態は度々ある。鉄道や道路を破壊に至った2024年の話も、ドローンで体制批判ビラを蒔いたことが原因だったらしい。
正直、現時点で北朝鮮側には韓国と手を結ぶメリットがないので、韓国側の片思いに終わる可能性が高い。
まとめ
政治的なパフォーマンスの色合いの強い、北朝鮮へと繋がる鉄道の復旧工事再開のニュースだが、ヤッパリこのタイミングでどうして?という気がする。
実際、韓国メディアですら、今回の工事発表は、韓国国内で「平和を望む革新系(野党側)」と「北朝鮮に強硬な保守系(与党側)」の対立の中で、革新側が自らの存在感と支持層へのアピール(「私たちは対話を諦めない」という姿勢)を示すために持ち出された側面が強いと分析している。
で、これが政治的に意味があるかと言うと、韓国内では意味があって、刺さる所に刺さるのが韓国の凄いところなんだな。


コメント
わぁ……キャバ嬢に妄想恋愛して刺しましたってオッサンみたい!と想うのは山童だけでせうか?
キモ!
んで木霊様の受け売りなるすが、今の経済状況でそれ広告塔に使う?
万一に統一すればとんでもない額の負担がくるの解ってるのに。
これ左右の対決でなく、現実的にやめて欲しい若い世代と、古い妄想を棄てられない老人との世代間闘争になるのでないすかね。
30以下の韓国人にとって、祖父母より前の北朝鮮の親族なんざ他人に過ぎないでしょうから。
韓国は主敵だと北朝鮮に断れてからの韓国左翼の反応が楽しみですね
本件に限らず韓国政府は「自分達はここまで進めてしまった。ここでやめたら無駄になってしまうから云々」と、巻き込みコンコルド効果的な手を使う印象がありますね。
知らんがなと突き放せる事を、日本がして来なかったからかもしれませんが。
ありそう!
で、損切り派と、続行執着派に分かれる気がするのすよ。
その場合、やはり先はどうでも良い(老い先短い)執着派と、「ヘル韓国にさらに財政負担させて未来を奪うのかよ?」ちう若者の世代間闘争に発展してくのでは?
儒教影響強のK国ゆえ、そこに若者がマイノリティな事もあって、序盤は若い世代や現役世代が押されると想う。
で、強行突破されるが、それがさらなる対立と分断を煽り、やがて若者世代に背を向けられ、慌てて反故にする。そういう絵図を見てますが如何ですかねぇ?