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気候変動と降雨対策

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報道
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少し古い記事ではあるが、触れておく価値があるなと思って取り上げておく。

日本上空の「大気の川」、水蒸気量が40年で8%増…「今年も豪雨に警戒が必要」

2026/06/18 05:00

日本列島上空に大量の水蒸気が流れ込んで豪雨をもたらす「大気の川」の流量が1981年以降に約8%増加したと、筑波大などの研究チームが発表した。地球温暖化で上空の水蒸気量は増えており、大気の川による影響は今後も強まる見通しだという。論文が科学誌に掲載された。

讀賣新聞より

大気中の水蒸気が増えれば、当然、降雨量も増えるのである。温暖化が降雨量の増加理由かどうか、因果関係は怪しいと思っているが、平均気温が高くなっているのは現実なんだよね。

そして、平均気温が高くなれば、飽和水蒸気量は上がってしまう。

「地球温暖化」で何でも説明しようとするのは止めない?そんなことより、どう対策していくかを考えることが大切だろうに。

温暖化のせいにしないで対策を

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「大気の川」の正体

ここで出てくる「大気の川」という言葉は、湿度に着目した表現であって、昔から使われている大気圧の差に着目した「前線に沿って湿った空気が流れ込んでくる」という意味と大きくは変わらない。

大気の川は、大気中の水蒸気が2000キロ・メートル以上にわたって帯状に流れる現象。広い範囲に豪雨をもたらすのが特徴で、2020年には、熊本県を中心に九州5県で死者・行方不明者が81人に上った豪雨災害を引き起こした。

讀賣新聞「日本上空の「大気の川」~」より

別に、新しい現象ではないのだ。

ただ、ここに「大量の水蒸気」という言葉と結びつくと、「以前とは違う」ってことになる。でも、大気の川が特別って話ではないんだよ。

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何というか、上空にある水分量が問題だって解説してくれれば良いのだが。

チームは1981~2022年の42年間の気象データを分析。日本の南に太平洋高気圧が張り出すと、高気圧を 迂回うかい するように水蒸気が集まることで、大気の川が発生することが分かった。大気の川として流れる水蒸気量は、この間に8・3%増加していた。最大で毎秒40万トンに達し、世界最大の流量を誇るアマゾン川の2倍以上に相当した。

讀賣新聞「日本上空の「大気の川」~」より

当然、水分量が増えるので、雨として落ちてくる時は豪雨になりがちである。

豪雨に備えよう

で、これに関して、マスコミも分かってはいると思うのだけれど、日本経済新聞がまたしょーもない社説を出していたので紹介しておこう。

[社説]予断なく集中豪雨に備えよう

2026年9月4日 19:00

台風24号の接近で秋雨前線が活発になることから、線状降水帯による集中豪雨への警戒が呼びかけられている。8月以降、千葉県や北陸3県、青森県で発生し、河川氾濫や土砂災害、排水が追い付かず水が地上にあふれ出す「内水氾濫」による被害をもたらした。

今後も低緯度を流れる偏東風やエルニーニョ現象などの影響で台風が発生しやすい状況が続く。日本近海の海水温が高く、台風は強い勢力を維持して前線に大量の水蒸気を供給する。もはや全国どこでもかつてない豪雨の可能性があると認識し、予断を持たず備える必要がある。

日本経済新聞より

根性論かよっ!と思わずつっこんでしまったが、「予断を持たず備える必要がある」って、やっておくべきこととして紹介しているのが、以下の項目。

  • 気象庁のサイト「キキクル」を確認
  • 自治体による避難情報にも留意
  • 自治体のハザードマップであらかじめ確認しておく
  • 水没の危険を伴う冠水部への車での進入や、状況が分かりにくい夜間の移動は避けてほしい
  • 水没リスクのある道路や建物の排水機能を点検し、危険時の早期閉鎖につなげたい

こんな社説でお金とっているんだから、困ったものである。

そういえば、別の記事でも「地球温暖化が悪」みたいな記事を書いていたね。

日本に豪雨招く「大気の川」、南極では氷を守る 地球の水循環探るカギ – 日本経済新聞
大量の水蒸気が大気中を川のように流れる「大気の川」と呼ばれる現象の研究が進んでいる。日本で極端な雨を増やす原因として負のイメージが強いが、南極では降雪量を増やし氷床の減少を補っている可能性もあるようだ。【この記事でわかること】・大気の川とは…

なんというか、事実と推測原因をごっちゃにした暴論に見えるんだよね。純粋な気象現象を追求してくのであれば、「平均気温の上昇に伴って、日本上空に滞留する水蒸気の量が増えるので、時間あたりの降雨量も増える」という話で十分だと思う。

さておき、確かに自分の住んでいる地域のハザードマップを確認しておくことは大切である。ちなみに、自分でハザードマップを確認はしたが、数年前に確認した時には作成時が20年前だったのでげんなりした記憶があったが、令和8年版が公開されていたので、少し安心。ただ、内容はあまり大きな変化はないね。

それ以外にも、万が一の時の避難場所を共有していくことなども重要ではあると思うのだ。

ただ、多分このハザードマップは過去の水害情報を反映したものであって、実際にこれ以上の事態を予測したわけではないので、あくまで参考程度にしかならないというところが厄介である。

古いインフラでは耐えられない

そんなわけで、自分たちである程度備えることはもはや避けられないと思うのだが、しかし、インフラの更新ということもまた必要となる。

その昔「コンクリートから人へ」という意味不明なスローガンで国政を握った政党があったが、それはもう酷いものであった。

「想定外の豪雨」対策は下水道拡張でいいのか?都市での“雨の受け止め方”を考える

2026年8月31日

猛烈な雨による都市の浸水が続いている。8月13日の千葉県、22日の東京都内などでは、短時間に記録的な大雨が降り、道路や住宅地が冠水した。マンホールから水が噴き上がり、アンダーパスなどで車が立ち往生するケースもあった。

~~略~~

排水機能をどこまで強くするかと同時に、受け止めきれない雨を、街や流域のどこで受け止めるかを考える必要がある。

Wedge ONLINEより

短時間で何ミリの雨が降るのかを予測して、それに合わせて設備を更新するということは、ある程度はやっておく必要はあると思う。

既に古い基準で作ってあって追いつかない問題と、老朽化していて機能しないことがあるという問題は別。更に、古い都市設計思想ではもはや追いつかないという現実がある。

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ただこのWedgeONILEの記事の思想は、スポンジシティ構想と同じなんだよなぁ。

支那発「Sponge City」構想は世界に広まる
地盤沈下の話を書いて、支那皇帝の習近平氏が如何にも治水に失敗したかのような記事になっているが、事実その通りなのではあるが、支那が何も対策を打たなかったという意味ではない。中国の「スポンジ都市」も吸収しきれず-異常な豪雨で洪水被害2023年8…

でも知られているようにこの「滞水」という考えだけでは失敗して、世界各地で「ダメだった」という報告が聞かれている。まあこれも、「ダメだった」ということではなくて、想定よりも増えてしまったので、「貯める」「染み込ませる」が逆効果になった。

処理能力を超えればボトルネックとなり、場合によっては逆流によって被害を拡大させる事案も確認されているからね。

まとめ

新しい用語を出してきて、あたかも「温暖化が原因だから」「二酸化炭素排出量を抑えよう」という意見誘導をしようとしている気がする。

そして、個人での対策を行うことも確かに重要なんだけど、結局は国や地方自治体における治水対策の重要性を論じる必要性があるとは思っている。また、支那で失敗したようなスポンジシティ構想というのは、安易な話で、結局はどの用な水路設計をしていくか、或いはダメージコントロールするならどの部分が被害担当になるのかということを考えていかねばならないだろう。

正直、近年の豪雨は精神論や個人の対策だけでなんとかなるレベルではないのである。

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